カテゴリー「水産」図書一覧

音で海を見る ベルソーブックス007

【はじめに】より 日本人は、魚を好物としている。魚を多く食べるから寿命が長いといわれる。しかし、魚を食べるときに、この魚はどこで生まれ、どのように育ち、どのように獲られ、どのようにここまで運ばれたか、と聞かれても、私を含めほとんどの人が答えられないだろう。大根などは、日頃畑などを目にしているので、およその見当がつく。このように、私たちは、魚から非常な恩恵を受けている割には、その知識に乏しい。これはやはり、魚は、海中という私たちには簡単に見えないところで生まれ育つためである。 海の中は陸上と違って、電波はほとんど伝搬できず、音波の方がずっと通りがよい。そこで海中を見て、そこでのドラマを知ろうと思えば、主に水中音波を使うことになる。この本は、水産や海洋に関する音響計測技術について、現在の研究状況を織り交ぜつつ、やさしく解説する。高校生や一般の方々を対象と考え、また大学生の副読本ともなるよう心が……

さしみの科学−おいしさのひみつ− ベルソーブックス023

「さしみ」や「すし」はなぜおいしい? 旬のテクスチャーなど、ナマの魚介類には欠かせない、 おいしさのひみつを科学的に解明する。 【はじめに】より 初めて訪れた土地の食品市場やスーパーマーケットへ行くと、ワクワクする。日本国内でも外国でも同じである。旅行の楽しみは人によってそれぞれと思うが、どうやらこれは私だけではないらしい。 私は調理学を専門にしているので、同じ仲間と外国へ旅行すると、必ずそこのスーパーマーケットへ行く。その地域の人々が、どんなものを食べているか興味津々なのである。外国へ旅行するチャンスがそんなにあるわけではないが、野菜、果物、魚介、肉、ハム、チーズ、パン・ペストリー、菓子、テイクアウト総菜などを見ていると、日本と同じ物を見つけたり、日本では見られない食材の種類の多さに驚いたりする。 とくに魚介類の扱いは日本の常識とはかなり違う。 カルフォルニアのスーパーマーケットでは、……

マグロの科学−その生産から消費まで−

マグロに関する定番書「マグロの生産から消費まで」に、マグロの完全養殖や最新の市場動向など大改訂をもり込み改題。 【目次】 第1章 マグロの種類と生態 第2章 マグロ類の増養殖の現状と将来 第3章 マグロ漁場の海洋環境 第4章 マグロ漁業資源とその漁具・漁法 第5章 マグロ漁業の展開と日かつ連の活動−「98年減船」以降− 第6章 マグロ肉の特性 第7章 マグロの利用・加工 第8章 マグロの冷蔵・冷凍技術 第9章 マグロの需給関係と市場構造……

食の科学−水産食品を中心に−

我々の健康に深くかかわる免疫活性化物質・必須微量元素・コラーゲン・ビタミンC・活性酸素の特徴・働き等を水産食品中心に解説。 【目次】 1 ヒトと動物の免疫機能と活性化物質  1-1 はじめに  1-2 ヒトと哺乳動物の免疫機構  1-3 魚類とエビ類の免疫機構  1-4 免疫活性化物質とは何か  1-5 免疫活性化物質の種類と作用  1-6 免疫活性化物質の正しい摂取法 2 ビタミンCのはなし  2-1 はじめに  2-2 古代から恐れられていた壊血病  2-3 アスコルビン酸化  2-4 ビタミンCの生理作用  2-5 ビタミンCの生合成  2-6 ビタミンCの摂取量  2-7 食品のビタミンC  2-8 食品添加物としてのビタミンC  2-9 ビタミンCの安全性  2-10 おわりに 3 水産脂質の実態  3-1 はじめに  3-2 不飽和脂質の酸化  3-3 脂質劣化の評価  3……

日本の水産業を考える−復興への道−

近年、世界的に水産物の価値が見直される中で、日本の漁業は漁獲量の減少、担い手不足による高齢化、漁村地域の活力低下により衰退を余儀なくされています。水産物自給率が5割を下回り、水産業の立て直しが急務となるいま、水産業は転換期をむかえ、大きく変貌しようとしています。 本書はそうした中、漁業経済研究における各分野の第一人者が「日本水産業の復興」をテーマにそれぞれの専門分野から持論を展開しています。 内容は、資源管理、漁業経営、市場・流通問題、漁村の活性化、諸外国との関係等と多岐にわたっており、その主張には頷かされる点も多くあります。日本の水産業の再生、さらなる発展のために何をすべきなのか。本書はその答えを見つけるのに最適なテキストとなるでしょう。 【目次】 第1部 産業形成と政策転換 第1章 生物生産における人間と自然-形成均衡の世界-  1.1 はじめに  1.2 持続的農村社会への価値目……

水産・海洋ライブラリ1 漁業情報学概論

水産分野でも数々の最先端技術の導入が進んでいる。本書は、最新の漁業情報の現状と利用について学校向け教科参考書としてまとめたもの。 【目次】 第1章 漁業情報  1.1 漁況と海況  1.2 漁業情報とその種類  1.3 漁海況の予測と予報 第2章 漁海況情報事業  2.1 漁海況予報事業の沿革  2.2 漁海況情報事業の現況   2.2.1 漁海況情報作成業務   2.2.2 漁海況情報サービス業務   2.2.3 人工衛星利用水産海洋情報   2.2.4 水産物市場情報 第3章 多獲性魚類の漁況  3.1 イワシ類   3.1.1 分布と回遊   3.1.2 漁期と漁場   3.1.3 漁獲量   3.1.4 近年の漁況   3.1.5 魚価  3.2 サバ類   3.2.1 分布と回遊   3.2.2 漁期と漁場   3.2.3 漁獲量   3.2.4 近年の漁況   3.2……

貝殻・貝の歯・ゴカイの歯 ベルソーブックス008

貝殻は身を守るためにある?。歯はものを噛むためにある?。ホントにそれだけ?貝殻や貝の歯に秘められた様々な役割、ふしぎな現象、有効利用法に目を向けてみよう! 【はじめに】 ちょっと乱暴な言い方だが、生物の体は硬い部分と軟らかい部分でできている。ウイルスなどのきわめて微小な生物を除いて、骨や歯、貝殻、甲羅(甲殻)、サンゴなど、ほとんどの生物は何か硬いものを体のどこかにもっている。それなのに一般の関心は軟らかい部分にかたよっているし、軟らかい部分を研究している人の数もはるかに多い。 たしかに、DNA、RNA、タンパク質、糖、脂質といった軟らかい部分は、生物の生命活動の中心を担っている。これは疑う余地がない。それらの活動を「陰」で支えているのが硬いもの。そんなイメージがある。硬い部分を「硬組織」と呼んでいるが、これにはどうしても二次的なイメージが付きまとうようだ。物理的で機械的なイメージも強い。……

江戸の俳諧にみる魚食文化 ベルソーブックス024

時は江戸。後世に名を残した芭蕉や一茶、蕪村など、魚介類を味わいつつ、句に庶民の生活や時の流れを綴っていた。 その多くの俳諧から、魚食にまつわる文化を眺めてみよう。 【目次】 第1章 春  1-1 真鯛(まだい)  1-2 鰊・鯡(にしん)  1-3 鰆(さわら)  1-4 針魚・?(さより)  1-5 白魚(しらうお)  1-6 鮎並(あいなめ)  1-7 鱒(ます)  1-8 諸子魚(もろこ)  1-9 鮠(はや)  1-10 伊勢海老(いせえび)  1-11 鮒(ふな)  1-12 鮑(あわび)  1-13 蛤(はまぐり)  1-14 浅蜊(あさり)  1-15 蜆(しじみ)  1-16 田螺(たにし)  1-17 海?(ばい) 第2章 夏  2-1 鰹・松魚・堅魚(かつお)  2-2 鱚(きす)  2-3 真鰺(まあじ)  2-4 ?(にべ)  2-5 飛魚(とびうお)  2-6……

まぐろ随談

まぐろ船の漁労長から販売まで何でもやった経験豊富な著者が、まぐろの語源、生態、漁法、買い方、調理、エピソード等を軽妙に語った書。 【まえがき】より まぐろや鮪漁業全般のことを、平易な文体でわかりやすく書いてみようと思い立ちました。幸い私は鮪漁船の船長漁労長を経験し、その後漁業経営や水産加工の道を歩み、さらに今はスーパーマーケットの経営を通じ、まぐろの販売も携わっています。何とかかけそうな気がして、ボツボツ書き溜めた物をまとめたのがこの本です。 平易な文体ということで口語体にしてみました。随談という題名もそこから付けたものです。そもそも言った言葉があるかどうかも知らなかったのですが、随想があり随筆があるのだから随談もあって然るべきだと思って付けた題名です。 私は学者でも流通の専門家でもありませんので、まぐろの生態や中間流通に属する部分は、既刊の著者から知識をお借りしたところがかなりありま……

水産環境の科学

水の構造と物性、海水の光学的性質、潮汐・潮流、海洋拡散、砂浜の生態、物質循環等、環境浄化や水産物の供給として重要な海の働きを解説。 【目次】 1 水の不思議をミクロの目で調べる  1-1 はじめに  1-2 身近に目にする水の不思議  1-3 ミクロにみた水の不思議  1-4 赤外分光法で水の不思議の起源を研究する  1-5 おわりに 2 海中の光  2-1 はじめに  2-2 光の波長と色  2-3 海水の固有の光学的性質  2-4 海水の固有の光学的性質の実測例  2-5 空と海の青い色  2-6 照度と輝度  2-7 照度の測定例  2-8 おわりに 3 リモートセンシングによる潮汐・海流の推定  3-1 はじめに  3-2 海面高度計の測定原理  3-3 海面高度計による潮汐調和定数の推算  3-4 人工衛星からみた日本海の渦と海流  3-5 おわりに 4 小さな大……
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