交通

はじめに

交通図書(物流、鉄道、航空)をご紹介します。

私たちの生活の中で交通は、大昔から人や物の移動手段として重要な地位を占めてきました。交通の発達の歴史が人類発達の歴史であるとも言えます。交通の発達によって人々の交流が深まり、産業が飛躍的に発展しました。今や私たちの生活にとって、鉄道やバス、船舶、航空機といった交通機関は必要欠くべからざるものになっています。身近かな交通機関から専門的な知識まで紹介しています。

身近な交通手段と言えば、電車やバスがあります。遠くへ短時間で行きたい場合は飛行機。大量の荷物を運ぶには船。それぞれがどのような役割を果たし、私達の生活を便利にしてくれているか、様々な視点から本を通じて学ぶことができます。

気軽に学ぶなら『交通ブックスシリーズ』があります。鉄道、船、飛行機の歴史や仕組みを、わかりやすく解説しています。さらに専門的に学びたい方は、大学の教科書などにも使われている書籍も多数ありますので、それらの本で学んでみてください。


交通の書籍紹介

トラック輸送イノベーションが解決する物流危機

兵藤哲朗・根本敏則 編著

2024年4月から導入される時間外労働の上限規制、自動車運転者の労働時間等の改善のための労働時間規制によって輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念される「物流2024年問題」。その解決に向けてさまざまな取組みが検討されるとともに、物流事業者を支える道路施策も議論されています。本書は、その施策の中でも有力な手段となるダブル連結トラックや関連する高速道路SA ・PAなどの道路施策について、調査研究を取りまとめ、物流危機に対する方策や技術適用の可能性、課題などを詳説。今後の物流、道路施策等にヒントを与える1冊となります。 ……

エスカレーターのかがく ー最も身近な交通・輸送手段を知るー

元田良孝、宇佐美誠史 共著

エスカレーターについて、歴史や構造といった基礎的知識から、安全性や輸送特性など、今まで取り上げられてこなかった面に焦点を当て、解説します。 中身を見てみる ②水平部分が3枚の乗降口のエスカレーター ④2人乗りエスカレーターの2列停止利用の自然発生 ⑦勾配16度のエスカレーター 【はじめに】 私たちがエスカレーターに接する機会は極めて多いと思いますが、エスカレーターに関する書籍は少なく、特に交通面を論じたものは皆無といっていい状態です。本書ではエスカレーターの歴史……

北前船の近代史(3訂増補版)−海の豪商たちが遺したもの− 交通ブックス219

中西 聡

今ひそかなブームとなっている北前船。しかし、その名を知られているほどには、これまで実態の解明は十分とはいえなかった。 本書は、北前船主たちの活動実態と、明治期以降の産業化に与えた影響を詳しく調べ、わかりやすく解説した。 3訂増補版では、内容の追加、補章3「慶應義塾と北前船主」を追加した。 中身を見てみる [toc] 【まえがき】 ブームとなった北前船 ソーラン節をはじめ、幾度となく歌の舞台になってきた北の海で、旧き時代に活躍した日本型の木造帆船、それが「北前船」である。この北前船が、21世紀に入って、静かなブ……

「空のみなと」のインフラ学-未来の空港・航空システムを語る-

山縣宣彦・轟朝幸・加藤一誠 編

チャレンジ精神をもって新たな取組みを行っている空港・航空会社、建設会社、コンサルタント、学識経験者、国や地方公共団体の空港担当者が、それぞれの立場と視点から、空港や航空の現場で行っているさまざまな事例・取組みを紹介、未来の空港・航空システムの構築のための話題を提供する。 [toc] 【はじめに】 ここ数年世界では、コロナ禍というパンデミック現象やロシアのウクライナ侵攻という地政学的リスクが増大しました。そして、これによって引き起こされたエネルギー危機、さらに地球温暖化という底流に流れる気候変動への危機意識も高揚し、社会的、経……

鉄道技術との60年ー民鉄技術の活用と世界への貢献ー

曽根 悟 著

『鉄道ピクトリアル』誌への連載(2021年1月号~2022年8月号)をもとに、鉄道技術とともに歩んだ著者が、日本の鉄道の再活性化とともに、民鉄の技術ノウハウを活かした世界の大都市への貢献を提言。 [toc] 【まえがき】 本書は「鉄道技術との60年」と題して鉄道ピクトリアル誌に2021年1月号から2022年8月号まで20回に亘る連載を元にしてはいるが、自叙伝的な内容は大幅に圧縮し、日本の鉄道の再生を願っての提言を書き加えて世に問うものである。 1964 年に世界に先駆けて高速鉄道を誕生させた日本の鉄道は今、世界の動きから完……

現場で役立つ鉄道ビジネス英語

東日本旅客鉄道株式会社 国際事業本部 著

海外で鉄道ビジネスに携わるには、鉄道の技術や経営に関する高度な知識・ノウハウが求められると同時に、国際社会で通用するビジネス言語としての英語に関する知識・ノウハウも 必要となります。本書は、JR 東日本およびそのグループ会社がこれまでの海外ビジネスで蓄積した知識やノウハウを、多くの事例を用いながら丁寧に解説しています。 中身を見てみる [toc] 【はじめに】 本書は、海外での鉄道ビジネスに用いられる英語(以下「鉄道ビジネス英語」)に関する知識やノウハウについて紹介することをねらいとしている。 日本では、整備新……

列車ダイヤのはなし-世界一正確なダイヤと定時運行のしくみ-

富井規雄 著

「電車を見て時計を合わせることも可能」ともいえるほど、世界一の定時性を誇る日本の鉄道。この正確さはどのようにして実現されているのかについて、列車ダイヤの成り立ち、作り方、働く人々について長年運転システムの構築に携わってきた立場から詳細に解説。安全性の向上への貢献、ICカードやスマホとの関係、AIやWithコロナ社会での鉄道のあり方についても記述。さらに50ものコラムを配し、多くの知見を盛り込みました。 [toc] 【まえがき】 世は第三次AI ブームなのだそうである。少なからぬ数の仕事がそのうちAIに取って代わられ,なく……

写真集 叡山電車100年のあゆみ

中田 安治 著

2025年9月27日に、開業100年を迎える叡山電車の写真集。その歴史を、沿線に住み写真を撮り続けていた著者貴重な昭和時代の写真から現在までを振り返る。 【はじめに】 令和7(2025)年9月27日、叡山電車は開業100 年目をむかえます。そもそも叡山電車は、京都の町の北東にそびえたつ比叡山への乗客輸送を目指して、賀茂川と高野川の合流地点、出町柳を起点に平坦線と鋼索線(ケーブル線)の組合せで開業しました。 私は、この電車の開業から10 年後に、この電車の沿線で生まれました。電車の走る音を子守歌のように聞きながら育ち、現在もこ……

進化する羽田空港 交通ブックス313

唯野邦男 著

世界的にも屈指の大空港である「羽田空港」について、歴史や管理・運営、施設、働く人々まであらゆる視点から解説。特に運営に関して、長年携わった著者ならではの知識を元に非常に詳しく解説しています。これまで一般には知りえなかった情報が数多く掲載されており、航空ファンのみならず航空関連企業に務める専門家をも納得させられる内容です。 【はじめに】 あなたは羽田空港を使ったことがありますか。日本で最も多くの航空旅客が利用し、最も大量の航空機が離着陸するこの巨大空港の正式な名前は東京国際空港ですが、ほとんどの人は羽田空港と呼んでいます。ハネダ……

グローバルエアラインの経営と実務 AIRLINE OPERATIONS AND MANAGEMENT

Gerald N.Cook and Bruce G.Billing 共著/上甲哲也 監訳

航空業界について経営的な観点から概説したテキストブック。 経済、オペレーション、ファイナンスなど、経営学の主要分野の基礎理論を適用し、それらを組み合わせて業界を俯瞰しています。また、戦略的なマネジメントではなく、航空業界に特徴的に見られる戦術的なマネジメントに焦点を当てて解説しています。 【監訳者はしがき】 本書は、主に米国や欧州の航空会社を題材として、航空会社の経営理論と実践的な戦術を、豊富な事例を織り交ぜながら解説しています。我が国の航空会社の経営について学びたい、研究したいとお考えの読者には的外れかと言えば、そうではあ……
本を出版したい方へ