水産の書籍紹介
磯焼け対策シリーズ1 海藻を食べる魚たち−生態から利用まで−
藤田大介・野田幹雄・桑原久実 編著
近年、高度経済成長期から現在にかけて失われてしまった『豊かな海』を取り戻そうという動きが、官民問わず幅広い分野で活発化しています。その中で藻場は豊かな海の象徴的な存在の一つとして位置づけられ、全国各地で再生に向けた取り組みが行われています。しかしながら、思うような成果が上がらない、あるいは衰退に歯止めがかからないといった状況も見受けられます。その原因の一つとして最近注目されるようになっているのが、アイゴ・ブダイ・ニザダイなどの植食性魚類です。
本書は、これら植食性魚類による藻場の被害状況をまとめ、魚の生態、漁獲法、利用(食べ方)などを……
水産・海洋ライブラリ2 食品のレオロジー
磯 直道・水野治夫・小川廣男 共著
「レオロジーとは何か?」から食品製造工程の役割、消費者の官能評価まで、その理論と実践を様々な食品を例に多くの図表を用いて解説。
【目次】
第1章 弾性
1.1 フックの法則
1.2 実用弾性率
1.3 弾性と温度
第2章 粘性
2.1 ニュートンの法則
2.2 粘性率
2.3 粘性と温度
2.4 溶液の粘度
2.5 異常粘性
第3章 粘弾性
3.1 マックスウエル弾性
3.2 フォークト粘弾性
3.3 多要素模型
3.4 粘弾性と温度
3.5 熱レオロジー的単純性
3.6 動的粘弾性
3.7 非……
うなぎを増やす【二訂版】 ベルソーブックス010
廣瀬慶二 著
ニホンウナギが国際自然保護連合(IUCN)によって「レッドリスト」の絶滅危惧種に指定された。復活する術はあるのか?
いまだに謎につつまれているウナギの生態から資源管理、養殖に必要な環境や増やし方など、ウナギを深く知り、長く愛してほしい。
【二訂版について】
本書の改訂版を出版しておよそ10年が経過し、その間に日本のうなぎ消費量は大きく減少している。これはシラスウナギの漁獲量減少と深く関係している。ヨーロッパウナギがワシントン条約の対象になり輸出に制限ができたことにもよる。また、今年(2014年)6月国際自然保護連合(IUCN)が……
魚の心をさぐる−魚の心理と行動− ベルソーブックス026
益田玲爾 著
魚は何を思い、何を感じて行動しているのか?
群れをつくるしくみは?学習能力は?
さまざまな疑問の解明に新たなアプローチで挑む!
【はじめに】より
ハワイの研究所に勤めていた頃、はわい大学動物学部の大学院生と話をする機会があった。サンゴ礁魚類の行動生態学でもうすぐ学位を取るというカート君は、筆者の話を聴き終えてひと言、「あんたのやっている研究は、行動学というよりはむしろ心理学だね」。彼の言葉が、それまで自分のなかでモヤモヤと立ちこめていた霧を晴らしてくれたように思う。
「そうだ、Fish Psychologyと称してみ……
鯨と海のものがたり−地球最大の動物賛歌−【増補版】
奈須敬二 著
鯨に魅せられた故奈須博士の名著に、捕鯨問題に詳しい水産ジャーナリスト梅崎義人氏による「政治に利用された鯨」を増補しての復刊。
【目次】
1.鯨とは
鯨地球にあらわれる
鯨海へうつる
鯨のからだ
2.鯨のなかま
ひげ鯨と歯鯨
セミクジラとホッキョククジラ
コククジラ
シロナガスクジラ
ナガスクジラ
イワシクジラ
ニタリクジラ
ザトウクジラ
ミンククジラ
マッコウクジラ
3.鯨の由来
鯨の語源
イサナの語源
4.海とは
地球の誕生
海の誕生
海のすがた
生命の誕生
5.鯨と海の流れ
……
なぜ、魚は健康にいいと言われるのか?
鈴木たね子 著
「魚の健康効果」を徹底研究!
「魚介類に特徴的にある脂肪酸、EPAは心筋梗塞や脳梗塞を防ぐ」「魚をよく食べる人は長生きである」など、魚が人間の身体に与える健康効果は、広く語られている。しかし、どんな魚を、どのようにして食べればよいか、あるいは、数多く語られる健康効果の根拠を科学的に、わかりやすく、丁寧に解説した書籍は皆無に等しい。「日本で初の「魚の健康効果をわかりやすく説いた書籍」の登場です。
【巻頭付録 魚を食べて健康になる】
・干した魚のタンパク質の栄養価は鮮魚に同じ
魚に期待したい健康効果は、干物で代用できる
塩……
海洋深層水利用学−基礎から応用・実践まで−
藤田大介・高橋正征 編著
地球上最大の水資源である海洋深層水。その基礎知識から製品への利用、資源としての価値や役割まで、海洋深層水のすべてがわかる入門書。 【目次】
【目次】
第1章 海洋深層水とは
1.1 海洋深層水とその利用の歴史
1.2 海洋深層水の形成の仕組み
1.3 日本列島周辺の海洋深層水
1.4 海洋深層水の性質と資源価値
1.5 海洋深層水資源の利用地域と水域 第2章 海洋深層水の取水と放水
2.1 海洋深層水の取水
2.2 海洋深層水の放水
2.3 取水に伴う諸問題
第3章 海洋深層水による海洋生物の増養殖
3.1 海……
水産・海洋ライブラリ3 水族育成論−増養殖の基礎と応用−【2訂版】
隆島史夫 著
海水産・淡水産の有用水産動植物延べ42種を例に、それらの生物学的な基礎知識から増養殖・栽培漁業の応用技術までをわかりやすく解説。
【目次】
基礎編
第1章 生殖
1.1 生殖腺の構造と発達
1.1.1 雌
1.1.2 雌
1.2 成熟の内分泌支配
1.2.1 雌
1.2.2 雄
1.3 産卵行動の内分泌支配
1.4 ホルモンによる成熟のコントロール
1.4.1 利用可能なホルモン物質の種類
1.4.2 投与上の注意
1.5 性周期とそのコントロール
1.5.1 生殖周期
1.5.2 周年採……
最新のサケ学 ベルソーブックス011
帰山雅秀 著
サケとマスはどう違うのか。サケはどうして故郷の川へ帰ってくるのか。サケの小型化・高齢化現象とは何か。
サケによって維持される自然環境とは。「海からの贈り物」サケの不思議と魅力のすべて。
【はじめに】
日本人とサケは、古くは縄文時代から深いつながりを持ってきたと言われている。サケが生まれた川に帰ってくることは江戸時代の『和漢三才図会』(1712年)という書物にみることができる。このようになじみみの深いサケであるのに、どういうわけかその生物学に関しては、これまで十分な内容を記載されたものがなかった。
サケはどうして故郷の川に帰ってくるの……
魚のウロコのはなし ベルソーブックス027
吉冨友恭 著
ウロコを調べる!食べる!利用する!薄いウロコだって、奥が深い。一読すれば思わず目から鱗の、
今までにない「ウロコの専門書」がついに完成!
【はじめに】より
「鱗」と聞くと、みなさんは何を想像するだろう。魚の料理で鱗を取るのに苦労したこと、魚を食べて歯の隙間に鱗が挟まったこと、他にも、鯉のぼりの模様を思い浮かべる人もいるのでは・・・。筆者には魚屋の大きなまな板や床についた鱗が洗い流されていく光景が目に浮かぶ。幼少の頃に親しんだ大阪の黒門市場で毎日のように見ていたせいかもしれない。
鱗は多くの人にとって身近なもののはず。水産大……



