成山堂書店の書籍紹介

機関英語のベスト解釈

西野影四郎 著

海技試験に必要な知識を基礎から解説。構文・熟語・整理編と分け、主機、補機、燃料等の船舶機関構造、取扱いの必要事項を網羅。 【はしがき】より  本書は、機関英語を学びたい人の自習書として編集したものである。  中・高等学校で習った英語が、これら問題解釈の基礎になることはいうまでもないが、技術英語には文を簡潔にする必要性その他から独自の表現もあるので、早くこのような構文に慣れる必要がある。したがって本書では、一般英語から技術英語に入りやすくすることを考慮し、構文編においては、特に学校文法面からこれを配列して説明するようしたもので……

船舶衝突の裁決例と解説

小川洋一 編著

海事三法に関する132件の裁決例を体系的に収録。船員の常務に重点を置き、海難審判における法律の解釈・法的安定性を明示した解説書。 【はしがき】より  本書は、いわゆる海上交通三法(海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法)に関する海難審判の指導的裁決例を簡潔にまとめ、船舶の運航に携わる実務者(船長、航海士)だけでなく、裁決の結果に重大な関心を持つ船舶所有者、傭船者、保険会社等が、これから指導的裁決例を簡便に参照する一助となることを主たる目的としている。そして副次的に、裁決の法的安定性の確保に寄与することも目的としている。当然のこ……

航海学概論(2訂版)

鳥羽商船高専ナビゲーション技術研究会 編

船員の職務や船舶の概要から運航に必要な知識や技術を豊富な図版とともにわかりやすく解説。船乗りをめざす人のための入門書。 新技術の導入、法令改正を反映させた改訂版。 【まえがき】より 我が国は、エネルギー資源をはじめとして国民の生活を支えるさまざまな物資を海外から輸入し、多彩な製品を輸出することで経済発展を遂げている貿易立国です。そして、その輸送のほとんどを担っているのが海運です。貿易量において、海外貿易が占める割合は2004年の統計で見ても金額にして68.1%、重さにして99.7%であり、海運が我が国にとって不可欠な輸送手段であるこ……

機関科一・二・三級執務一般(改訂版)−英語・法規も完全収録−

細井 登・佐藤 勉・須藤信行 共著

機関科一・二・三級の執務一般に関する科目について海技試験科目細目に準拠しわかりやすく解説。英語や法規(口述試験)問題にも対応。 著者からこの本を読まれる方へ(「はしがき」より)  「合格」というゴールをめざす受験勉強とは、「力と技」の習得です。  まず「力」とは基礎学力です。これは、基礎知識の積み重ねを日々精進することによって得ることができます。しかしながら、それだけでは、ややもすると応用力に欠け「合格」というゴールに到達することは困難です。  このため、「技」すなわち受験技術を身につける必要があります。受験技術とは、実際……

超大型浮体構造物の構造設計

(社)日本造船学会海洋工学委員会構造部会 編

超大型浮体構造物(メガフロート)は、全長5?におよぶ海上に浮かぶ大地であり、空港・物流基地・海洋観測基地・発電所等への利用が期待されています。従来の埋立て工法に比べて自然への影響が小さく、工期・耐震性・汎用性などにも優れた点が多いといわれ、平成7年からメガフロート国家プロジェクトがスタートしました。これを契機として構造設計技術は長足の進歩を遂げ、特に流力弾性応答、係留設計、安全性評価などのコア技術について多くの研究成果が得られました。 本書は、超大型浮体構造物を設計する上で核となるこれらの技術を造船初学者にもわかるように平易に解説し……

鉄道連絡船のその後

古川達郎 著

【まえがき】より 昭和63年(1988)、北の津軽海峡に「青函トンネル」が、そして南の備讃瀬戸に「瀬戸大橋」が開通し、鉄道連絡の「青函航路」と「宇高航路」が姿を消した。 『鉄道連絡船』は、もともと、いますぐ橋をかけたり、トンネルをほることのできない川や海などで、“動く橋”として両岸の鉄道を連絡する船であるから、橋などができてしまえば消え去るのが運命である。 ただ、前記両航路がこれまでと運命を異にするのは、自らが起こした「事件」が、当時の社会情勢では夢とさえ思われていたトンネルと橋の実現に向けて世論を大きく一変させたことである。事件とは……

航空管制システム−限界と未来の方向−

園山耕司 著

空域問題や対策の遅れが指摘される気象問題など改善点を示し、航空管制の現状とその将来性を解説。完璧なる航空管制に挑む一冊。 【内容】 航空機の事故について、その多くは管制とパイロットがかかわった事故です。人がミスを起こす可能性は常に存在しています。ミスを起こしにくいようにと航行援助施設や管制システムは日々改善されてきています。では、システムはどう改善されてきているのか、現場の管制官は頭の中でどのような物差しを使って航空交通の流れをさばいているのか・・・・。 本書は、第1部で航空管制システム全体がわかるよう例を挙げながら解説し、第2部で……

流れ星の文化誌 気象ブックス003

渡辺美和・長沢 工 共著

人々の身近な存在でありながら、今まで天文学でしか語られなかった流れ星を、歴史的・文化的視点から観測し、知られざるその素顔に迫る。 【はじめに】より  初めて流れ星が近代科学の対象として観測されたのは、1798年11月のことだ。それから100年たった1899年、日本では現代に通じる流れ星の観測は初めて行われた。  でも、もちろん、それらが初めて流れ星を見た記録ではない。流れ星はそれまでもずっと私たちの頭上に現れていたのである。  流れ星の数が、もっともっと多かったなら、それなりに天文学の発展に違った影響を与えたかもしれないが……

世界の風・日本の風 気象ブックス020

吉野正敏 著

 世界にはさまざまな風が吹いています。ハリケーンもあり、台風もあります。心地よく肌を撫でてゆく春風もあれば、一瞬にして地上の全てを巻き上げる突風もあります。毎日の気象情報では気温、降水量の他に「風力・風向き」が予報されています。  風は気温や降水量に比べれば日々の生活にそれほど深い関わりはないように見えます。ところが、本書によると、風は私たちの生活に無縁なものではありません。日本には「○○風」とか「○○おろし」のように風に地域独特の名前が付いていたり、「風情がある」とか「風雅を好む」などのような風に関する言葉や、風に関する地名が多く……

アオサの利用と環境修復 【改訂版】

能登谷正浩 編著

各地の沿岸で大繁殖し、被害を及ぼすアオサは環境修復や飼料などに優れた性質を持つ。その生態や有効な利用・加工方法などを紹介する。 【目次】 第1章 アオサと大繁殖  1.1 アオサとは  1.2 大繁殖するアオサ類 第2章 種と生育の特徴  2.1 長生  2.2 成熟と繁殖  2.3 光合成と生産力  2.4 栄養塩の吸収 第3章 静穏な海域で栄養繁殖する種  3.1 長崎県大村湾では  3.2 横浜市海の公園では 第4章 水質浄化と環境修復  4.1 二酸化炭素の吸収と地球温暖化抑制への寄与  4.2 養殖場の水質浄化……
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