成山堂書店の書籍紹介
みんなが知りたいPM2.5の疑問25
日本エアロゾル学会 畠山史郎・三浦和彦 編著
PM2.5とは・・・
よく聞くけどイマイチわからない。
そんな方のために18名の専門家が
25の疑問に正確にわかりやすく解説します。
【内容】
2013年1月、中国・北京が高濃度のPM2.5で覆われる様子がニュース等で繰り返し放映され、日本への影響や健康被害などが懸念された。この時初めて「PM2.5」という言葉が日本の一般市民の間にも浸透していったが、その際、一部のマスコミによる扇情的な報道やそれに伴う過剰な反応、また、日中関係の悪化を背景にした短絡的な中国加害者・日本被害者的な見方も相俟って、「PM2.5」という言葉が……
ここからはじめる制御工学
章菲菲 著/伊藤雅則 監修
これまで専門の技術者がそれぞれの用途のため開発・用いられてきたため、敷居の高かった制御技術の修得。本書ではその敷居を取り払うべく、まず。制御するとはどういうことか、そのためにはどうすればいいか、身近なレベルから理解できる内容とした。筆者の1年間の講義ノートを基に構成した本書を、教室に座って聴講している感じで読み進んでいただきたい。
【まえがき】より
これまで、「制御技術」は、鉄鋼・化学・エネルギーなどのプラントや自動車・家電製品・コンピュータ・電子部品・食品・医薬品などの製造ライン、航空機・船舶・自動車・家電製品などの製品のための……
交通インフラ・ファイナンス 日本交通政策研究会研究双書27
加藤一誠・手塚広一郎 編著
1980年代以降、わが国では国鉄と日本道路公団が民営化された。近年は交通インフラのなかでも、国管理空港の運営の民間委託が進められようとしており、所有形態に関していっそうの議論が求められている。さらに、交通インフラが建設から運営の時代へと変わりつつある。交通インフラの今後の展開を考えるうえで、格付けの手法や考え方を学ぶことも重要である。本書は、交通インフラの所有形態、課金のあり方および資金調達に関する研究をひとつにまとめている。わが国の交通インフラの未来を見据えた1冊。
【まえがき】より
第二次大戦後、わが国の道路事情はワトキン……
南極海に生きる動物プランクトンー地球環境の変動を探るー極地研ライブラリー
福地光男・谷村篤・高橋邦夫 共著
小さくて大きい、プランクトンの世界をみてみよう。
南極海にすむ動物プランクトンの多様な生存戦略と、
そこから見えてくる地球環境の将来を徹底解明。
流氷の妖精、クリオネに存亡の危機?
地球温暖化が南極海にもたらす影響とは?
【はじめに】より
本書は国立極地研究所からの情報発信活動の1つとして、「極地研ライブラリー」シリーズの一冊として出版される。本シリーズの主な読者は高校生ないし大学初年級を対象とし、一般の方々にも、南極や北極のサイエンスを分かりやすく紹介するものである。
今回は、「プランクトン」を話題に取り上げ、……
南極観測隊のしごとー観測隊員の選考から暮らしまでー極地研ライブラリー
国立極地研究所南極観測センター 編
南極観測隊員の選考から出発,基地での「衣・食・住」といった暮らしまでをわかりやすく解説!南極観測の計画がどのように企画され,観測隊が組織され,現場での観測実施に至っているのか,その過程を生々しく描く。
【はじめに】
丹沢山塊越しの富士山が美しい立川市の一角に,国立極地研究所がある。主屋の研究棟には,極地の科学に関するさまざまな研究施設が整備され,研究が進められている。また,その敷地内には「南極・北極科学館」があり,南極観測の成果や歴史が紹介されている。科学館の西側には,一五頭のカラフト犬のブロンズ群像と白瀬探検隊の記念碑のある……
マグロの資源と生物学 水産総合研究センター叢書
独立行政法人 水産総合研究センター 編著
太平洋と大西洋のクロマグロは別の種だった!
マグロが食べられなくなるって本当か?
主要マグロ6種について、分類・生物から資源状況・管理・
資源評価・環境問題・漁業・養殖と畜養まで資源と生物全容を網羅する。
マグロの関する最新の情報を掲載
太平洋クロマグロと大西洋クロマグロの違いとは?
⇒携帯分類学と遺伝学的分類を記述
注目されるマグロ資源管理と資源評価方法
⇒種類・海域別に詳細に解説
⇒CITES・IUCN、混獲とエコラベル
外洋における行動・回遊を明らかにする
⇒アーカイバルタグ、ポップアップタグで衛星から追……
国際関係と国際法【改訂版】
澤 喜司郎
複雑化する国際社会の現実を理解するため、平和および安全の維持、すなわち国際的な安全保障と
一国平和主義的な日本の安全保障の現状と問題点について、国際法の観点から解説を試みる。
【はじめに】より
政党は大きく保守系とリベラル系に分けられ、日本では保守系はタカ派、リベラル系はハト派と呼ばれ、言葉から受けるイメージではタカ派は武力的あるいは好戦的、ハト派は平和的あるいは友好的と受けとめられています。世界一の民主主義国家を自認する米国では、共和党が保守系、民主党がリベラル系ですが、米国が関与した世界的規模での戦争を見ると、第一次……
日本の港湾政策―歴史と背景―
黒田勝彦 編著 奥田剛章・木俣順 共著
日本の港湾をもっと元気に!
近世から現代に至るまで日本の経済発展を支えてきた港湾。明治・大正・昭和・平成を通して港湾政策が
目指してきたものとは?日本の港湾政策の変遷を知ることで世界の中の日本がわかり、これからの日本の
港湾の方向性も見えてきます。
【目次】
第1章 近代国家成立期及び工業育成期の港湾政策
第1節 開国前夜の国際情勢と港湾整備
1・1 対明・南蛮貿易と津湊
1・2 徳川鎖国政策と湊
1・3 国内物資輸送と津湊政策
1・4 列強進出と開港
第2節 開国と港湾・海運政策
2・1 政体整備と港湾管理
2・2 西……
船舶で躍進する新高張力鋼―TMCP鋼の実用展開―
北田博重・福井 努 共著
日本の造船界、学会、船級協会ほかが技術を結集して開発してきたTMCP鋼と呼ばれる高性能の鋼材について、
安全性確保の検討・評価を船級規則からの視点でまとめた一冊!船会社、造船所、製鉄所、船級協会の若手技
術者や船舶の設計、施工、材料の開発実務者の方にオススメです。
【まえがき】より
日本の造船業は、高度成長期の1960年代中頃には新造船の建造量で全ヨーロッパを抜き、世界の建造量の約50%を占めるまでに成長した。その後2度の造船不況に見舞われたが、1990年以降のグローバルな経済発展に伴う船舶需要拡大により日本の建造量は右肩上がりで……
なるほど納得!パワーエンジニアリング【応用編】エネルギー資源・パワープラントを知り尽くす
杉田英昭
マリンエンジニア必読のバイブル!
マリンエンジニアがぜひ身に付けてもらいたい学問の中に、パワーエンジニアリングというエネルギー問題を扱う分野があります。本書は、長年教育現場で培ってきた経験を活かしながら、パワーエンジニアリングの基礎から応用までを懇切丁寧に解説した今までに類をみない体系的な力作。
本書は2分冊構成を採用し、基礎編では初学者にとって必須な工業熱力学を中心に様々な教育的配慮が施されているのが大きな特長となっています。例題、演習問題、詳解、重要語、テクニカルターム、科学史の話題など初学者のみならず教鞭をとる先生方にとっても利……