成山堂書店の書籍紹介
商用魚介名ハンドブック【3訂版】−学名・和名・英名・その他外国名−
(社)日本水産物貿易協会 編
貿易対象魚介類及び海外種・日本近海種1909種の学名・和名・外国名を産地や毒性等の特記事項を加えて収録。主要魚介は口絵にも掲載。
●魚類、甲殻類、軟体類、水棲無脊椎動物類、海藻類のうち、易の対象となる種に加え、
これら海外種を中心に日本近 海種を含め総計1909種を採録。
●全種を28の章に類別、学名・和名・外国名・産地・毒性等の特記事項を記載。
●学名、和名、外国名の3パターンから引ける索引を掲載。
●新たに「魚介類の名称のガイドラインについて(中間とりまとめ)」を追加
【目次】1.ヤツメウナギ、サメ類2. ……
水産食品デザイン学−新製品と美味しさの創造−
渡邊悦生 編著
カニ棒のような付加価値の高い商品開発や原料を無駄なく利用するための食品加工技術を、伝統食品の知恵から最新の研究まで具体的に解説。
【はしがき】より
本書は3部から構成されております。第1部「魚をデザインする」では、例えば、これまでそのまずさから好まれなかったスケトウダラやクロカジキをいかに食べられるようにしたか、一度にプール一杯分位に獲れたイワシをどう処理するか、魚の油からどうやってマーガリンを作るかなどなどを平易な文章で面白楽しく紹介しております。
第2部「魚の美味しさの追求」では、例えばピチットシートを用いたアジ開き干しの製造……
養殖マグロビジネスの経済分析−フードシステム論によるアプローチ−
小野征一郎 編著
近年急速に市場を拡大した養殖マグロの生産から流通、消費までを解説。養殖ビジネスの実態を分析する。マグロ関係者必携の一冊。
【はしがき】より
本書は、21世紀COEプログラムに採択された「クロマグロ等の魚類養殖産業支援型研究拠点」の流通・経済部門の成果である。研究の出発点が「クロマグロの完全養殖」にあることは言うまでもないが、流通・経済部門が研究に取りかかった2003年度においては、私を含め研究スタッフの全員が、養殖マグロの日本の主産地が奄美大島であることくらいしか知らなかったと思う。もっともこの事態は今もあまり変わっていないのではな……
南極観測船ものがたり−白瀬探検隊から現在まで−
小島敏男 著
わが国の南極観測は、1911〜12年の白瀬探検隊を端緒として、第二次世界大戦後は1956年からほぼ継続的に観測が行われています。オゾンホールの観測や、隕石調査など世界的に注目される研究や報告がなされていますが、これらは人員・物資を滞りなく供給できる船があってはじめて成り立つもので、南極観測船は“影の主役”であると言えます。
本書は、南極観測を支える南極観測船にスポットを当て、白瀬探検隊時代の「開南丸」から「宗谷」「ふじ」「しらせ」まで各船の誕生の経緯から、南氷洋での苦難の航海,救出劇などをまとめたものです。一般に、白瀬隊や「宗谷」……
貝殻・貝の歯・ゴカイの歯 ベルソーブックス008
大越健嗣 著
貝殻は身を守るためにある?。歯はものを噛むためにある?。ホントにそれだけ?貝殻や貝の歯に秘められた様々な役割、ふしぎな現象、有効利用法に目を向けてみよう!
【はじめに】
ちょっと乱暴な言い方だが、生物の体は硬い部分と軟らかい部分でできている。ウイルスなどのきわめて微小な生物を除いて、骨や歯、貝殻、甲羅(甲殻)、サンゴなど、ほとんどの生物は何か硬いものを体のどこかにもっている。それなのに一般の関心は軟らかい部分にかたよっているし、軟らかい部分を研究している人の数もはるかに多い。
たしかに、DNA、RNA、タンパク質、糖、脂質といった軟……
江戸の俳諧にみる魚食文化 ベルソーブックス024
磯 直道 著
時は江戸。後世に名を残した芭蕉や一茶、蕪村など、魚介類を味わいつつ、句に庶民の生活や時の流れを綴っていた。
その多くの俳諧から、魚食にまつわる文化を眺めてみよう。
【目次】
第1章 春
1-1 真鯛(まだい)
1-2 鰊・鯡(にしん)
1-3 鰆(さわら)
1-4 針魚・?(さより)
1-5 白魚(しらうお)
1-6 鮎並(あいなめ)
1-7 鱒(ます)
1-8 諸子魚(もろこ)
1-9 鮠(はや)
1-10 伊勢海老(いせえび)
1-11 鮒(ふな)
1-12 鮑(あわび)
1-13 蛤(はまぐり)
1……
本州四国連絡橋のはなし−長大橋を架ける− 交通ブックス112
藤川寛之
行き来しやすくなった本州四国連絡橋。その建設の裏舞台を覗いてみませんか?世界最長の吊橋「明石海峡大橋」等、壮大なスケールの本四連絡橋を実現させた、世界に誇る日本の最先端技術を詳しく紹介。
【まえがき】より
本四架橋ができる前には、四国の住民にとって「四国が離島である」と実感するときが再々あった。それは、霧や風で船が出航できず毎朝配達されるはずの新聞が届けられないとき、本州に行く際に大きな荷物を持って長い桟橋を渡って連絡橋に乗り換えるときなどであったと思う。
多くの犠牲者を出した紫雲丸の悲惨な事故が契機となって、「早く架橋を実現して……
混乗船のための英語マニュアル
日本郵船(株)海務部 編
船内で明確な指示を出し、円滑なコミュニケーションをはかるため、場面別オーダーの要点、類義語の使い分け等多数例示。好評ポケット判。
【まえがき】より
異文化・異言語を持つ乗組員同士が同一の船に乗船する混乗船では、日常業務を遂行する上で、コミュニケーションがきわめて重要な役割を果たしていることは、疑う余地もありません。最近の混乗船で発生するトラブルの主因として、このコミュニケーション不足が挙げられており、その対策を講ずることが急務との認識に立ち、1992年9月、弊社海務部内関係チームおよび船員研修所等により「混乗船対象実務英語マニュア……
LNG船がわかる本 【新訂版】
糸山直之 著
高熱量・低公害という優れた性質を持つLNG(液化天然ガス)は、近年ますます注目を集め、それに伴い猛烈な勢いでLNG船が建造されています。必然的に、新たにLNG船に携わる人や船舶の絶対数が急増するため、関係者はこれまで以上にLNG船に関する知識をおさえておかなければなりません。
本書は、LNG船の開発を長年手がけてきた著者の知識と経験をもとに、高度な建造・運航技術を必要とするLNG船の概要をわかりやすくまとめたものです。内容は、LNGの物性・特質に触れながら、超低温貨物を輸送するためのタンクがいかに開発され、発展してきたのかを技術的見……