成山堂書店の書籍紹介
沿岸漁業の歴史 ベルソーブックス029
山口 徹 著
	房総、三浦、瀬戸内など、沿岸で暮らす人々はどのような漁業を営んできたのだろうか。
自然の中で様々な技術をあみ出してきた漁民たち。彼らの生活を振り返り、漁業の変遷を辿る。
【はじめに】より
私が漁業と漁村の歴史に関心を持つようになったのは、それほど古いことではない。つい20年ほど前、わが国の漁業史研究に先駆的な役割を果たしてきた渋沢敬三が創立した日本常民文化研究所の再建に携わってからのことである。その研究を継承するために、まずは漁業・漁村を知ろうと思い、調査に入ったのが千葉県の房総半島や九十九里浜の漁村であり、かつお一本釣りで……	
	
	
	英和 海事大辞典
逆井保冶 編
	収録語数約23,000語。帆船時代からの海事全般を網羅し、1000余枚の説明図を付した本格的大辞典。特に帆船用語の充実ぶりは類書を圧倒する。
【まえがき】より
海事用語と簡単に言ってもその範囲は広く、航海・運用・機関・電気・電子・自動制御・造船・海象・気象・法規・保険・運輸・荷役等をはじめとして、他の多くの学問の分野に関連しています。それに加えて古語もあり新語も次々に生まれてまいります。したがって海事用語を統合するには、それぞれの専門分野の多数の学者の協力をまたねばなりませんが、船舶運航者の日常の職務に、船員教育に携わる方々の記憶の……	
	
	
	海上交通三法の解説 【改訂版】
巻幡竹夫・有山昭二 共著
	海上衝突予防法・海上交通安全法・港則法を逐条的に解説。重要条文の記憶法、理解と確認のための練習問題を収録し、海技国家試験(1〜3級航海)受験者、船長・航海士が海上交通法規を正しくマスター出来るテキスト。
【はしがき】より
   この度、海上衝突予防法、海上交通安全法及び港則法の解説書である「明解 航海法規」の新訂版ともいえる「海上交通三法の解説」を執筆いたしました。
   本書は、巻幡竹夫先生の労作「明解 航海法規」の明解な解説を基盤とし、その後約10年間の関係法令の改正及び国家試験の傾向の変化に対応するとともに、重要条文、……	
	
	
	港湾荷役のQ&A(改訂増補版)
(社)港湾荷役機械システム協会 編
	港湾・船舶・荷役・貨物から法令まで、多岐にわたる港湾業務の基礎知識を図や写真を織り交ぜ、港湾業Q&Aでわかりやすく解説。好評の初版100問から120問へ、また、港湾に多大な影響を与えた東日本大震災や昨今の技術開発を受け大幅改定。現場でも、より役に立つ「改訂増補版」です。
【はじめに】より
社団法人港湾荷役機械システム協会は、本年創立50周年を迎えましたが、その源は、昭和31年に設立された港湾荷役機械化協会にあります。当時の港湾荷役の状況がどのようなものであったかを機関誌『港湾荷役』の創刊号に探ってみました。雑貨については港内に……	
	
	
	旗と船舶通信 【6訂版】
三谷末治・古藤泰美 共著
	豊富な図解をまじえ、手旗や信号灯による信号旗旒信号、無線電話を中心に、系統だてて解説。ヨット・ボート関係者に好適。
目次
				第1章 序論
				1.信号の歴史
				2.国際信号書と日本船舶信号法の沿革
				3.用語解説
				
				第2章 国内船舶信号
				1.日本船舶信号法
				2.手旗信号法
				3.信号灯
				4.発光信号灯
				5.旗りゅう信号
				6.音響信号法
				7.無線電信と無線電話
				第3章 国際船舶信号
				1.概説……	
	
	
	詳説 舶用蒸気タービン 【上巻】−SIと重力単位系併記−【4訂版】
古川 守・杉田英昭 共著
	熱及び蒸気の性質について基礎から解説し、蒸気タービンの性能までを平易な記述で説明。
【4訂版発行に当たって】
本書が1984 年(昭和59 年)に発行されて今年で35年,3訂版が2007年(平成19年)に発行されてからも12年になります。最初に本書改訂版が発行された1996年(平成8年)は,舶用蒸気タービンがLNGタンクから漏れ出すボイル・オフ・ガスBOGを有効活用でき,またそれを有効に処理できる最も適した主機関として,LNG船に独占的に採用されていた時代でした。
しかし,2010年頃から燃料価格が高騰し,主機関の燃料消費率……	
	
	
	現代物流概論 【2訂版】
國領英雄 編著
	サプライチェーン、サードパーティ・ロジスティクスなど最新の動向をとらえ、企業物流を中心に現代の物流を広く解説。学生・実務者向。
目次
第1章 物流とはなにか
1-1 物流とは
 (1)モノの流れ
 (2)物流の意義
 (3)物流の経済的性格
1-2 物流の役割
 (1)経済活動と物流
 (2)経済生活と物流
 (3)商流と物流
1-3 物流は誰のものか−物流の視点−
 (1)物流過程と物流主体
 (2)誰が物流を担っているか
第2章 物流の生成と発展
2-1 流通活動の発生と物流の諸活動
 (1……	
	
	
	実践 鉄道RAMS−鉄道ビジネスの新しいシステム評価法−
溝口正仁・佐藤芳彦 監修 日本鉄道車輌工業会RAMS懇話会 編
	【まえがき】より
  〔社会資本の信頼性と安全性確保の重要性〕
 近年、科学技術の革新と社会構造の複雑化が進展するなかで、社会資本といわれる大型プラント、原子力発電設備、宇宙ロケット、航空機、鉄道車両等はシステムとして複雑かつ高度化するとともに巨大化する傾向がみられる。これら社会資本が事故を起こした場合、極めて深刻な事態を招くことはこれまでの各種事故の実例が示すところである。それらの信頼性と安全性の確保が現代社会の大きな課題となっている。
〔信頼性と安全性の評価法RAMSの発展と適用範囲の拡大〕
 1950年代後半より、信頼性……	
	
	
	海が日本の将来を決める
村田良平 著
	近年、わが国周辺海域を舞台に日本の国運に係わる大きい問題がいくつも発生しています。外国軍艦による領海侵犯、工作船の活動、東シナ海の石油・ガス開発、密漁、海賊問題と大きく報道された事件だけでも枚挙に暇がありません。しかしながら、依然としてわが国には政府として一元的に海洋問題に取り組む組織は無く、国民全体としても海洋国家としては、海に対する意識が低いと言わざるをえない状況が続いています。このよう折、改めてわが国にとっての海の重要性を説き、海との関わり方はどうあるべきなのかを示した本書を発行しました。
著者の村田良平氏は、外務省出身で、駐米……	
	
	
	台風と闘った観測船 気象ブックス013
饒村 曜 著
	日本の台風災害の軽減に多大な貢献をした定点観測船の活躍を中心に描く。苛酷な環境下の興味深いエピソードや貴重な資料を交えて綴る。
【まえがき】より
一九一二年(明治四五年)四月一〇日に北西大西洋で起こったタイタニック号の海難は、一四九〇名が亡くなったことが強調して語られている。しかし、全員が死亡していたかもしれないところを、積んでいた最新機器の無線通信機によって、七一一名が救助されている。このため、無線通信機を積む船が増え、船で観測したデータをすばやく気象台等に送り、逆に気象台等から危険な状態にあう可能性があるかどうかの情報をす……	
	
	
	


	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
					
					
				
					