成山堂書店の書籍紹介
気象予報士の天気学 【2訂版】 気象ブックス008
西本洋相 著
「雨はなぜ降るのか?」を「明日雨が降る」にまで高めたところに気象学のすばらしさがあります。天気予報はどんなプロセスで行われているのか、「天気」の初歩から最新の予報技術までを紹介します。気象予報士試験に新しく加えられた「季節予報」もやさしく解説しています。
【はじめに】より
インターネットを使えば、気象衛星の雲、気象レーダーの雨、アメダスの気温など、いまの気象がすぐわかる。テレビを見ると、雨の予報図、天気の分布予報、気温の変化グラフなど、これからの天気が見やすく加工されている。情報処理技術の発展により、気象情報はずいぶん使いやす……
漁具物理学
海苔の生物学
能登谷正浩 編著
日本の食卓に欠かせないノリ。その安定生産を支える基礎研究は、近年目覚ましい進化と多様化を遂げている。最新の研究事情を網羅した一書。
目次 第1章 分類学
1.1 研究史
1.2 分類学的形質
1.3 生態的特徴
1.4 生育場所
1.5 生育時期
第2章 繁殖様式の多様性と進化
2.1 世代の形態的特徴と生活史
2.2 配偶体世代と進化
2.3 多様な生殖細胞と個体群の維持拡大
2.4 世代交代と核相
2.5 生活史、繁殖様式と進化
第3章 DNA情報から見た野生種および養殖種の系統
3.1 研究の意義
……
ハマの海づくり
海をつくる会 編
2005年11月、第25回全国豊かな海づくり大会が天皇皇后両陛下をお迎えして横浜で開催されました。この大会が大都市で開催されたのは初めてで、今回「海の再生」が大会の基本理念の一つに位置づけられました。今後、基本理念実現の動きが活発化すると考えられますが、横浜市では20年以上前から市民主導で海の再生活動が続けられています。本書は、その中心的存在である海をつくる会と他の市民団体による藻場再生、生物相調査、海底・海浜清掃など様々な活動を収録したものです。
執筆者は、海をつくる会のメンバーを中心に、漁業者、官庁、ゼネコン、大学など様々な立場の……
クジラを追って半世紀−新捕鯨時代への提言−
大隅清治 著
最大の動物であるクジラは保護すべき愛玩動物なのか、それとも優良な動物タンパク源なのだろうか。かつて世界をまたにかけてクジラを追い、激減させた国々が強硬に捕鯨を反対するのは何故なのだろうか。偏った保護活動によって生態バランスが崩れてしまった例はいくつもあるというのに。
本書は、50年以上クジラ研究・調査に携わり、今なお現役の学者である著者の足跡を記したものです。それはそのまま我が国の鯨類研究と国際的な捕鯨問題の歴史になっています。過激な環境団体のニュースが連日世間を賑わせているが、我が国が歩むべき道はどれが正しいのか、国際的な取り決めは……
帆船6000年のあゆみ
Romola & R.C. Anderson 著/松田常美 訳
古代エジプトからの6000年にわたる帆船の歴史を,豊富で多彩な図・写真でわかりやすく解説した名著。待望の翻訳。
【訳者 まえがき】より
本書の翻訳は、1963年版に基づいて行われた。
原則として、地名、人名を除き、訳語はすべて日本語を使うようにした。
しかし、言語綴りが必要なことを考えて、主要な語には*マークをつけ、巻末の用語一覧にまとめ、言語を添えてある。
帆船のマストその他の名称については、神戸商船大学名誉教授杉浦昭典先生のご指導に従い、日本の商船で使用されている名称を使用した。ただし、発音その他にそのま……
魚介類に寄生する生物 ベルソーブックス009
長澤和也 著
寄生虫と聞くと「気持ち悪い」「病害虫」と思ってしまう。しかし、本当にそんなに
悪いヤツらなのだろうか?生の魚を好む日本人にとって、寄生生物は実は想像以上に
身近な存在なのだ。正しい知識を身に付ければ、彼らに対するダーティーなイメージ
もきっと変わるに違いない。
【はじめに】より
私たち日本人は、毎日、多くの新鮮な魚介類を食べており、それにつく寄生生物(寄生虫)にも少なからず関心をもっている。しかし、その実際の姿を知る人はほとんどいない。寄生生物に対して、多くの人は気持ち悪いイメージを勝手につくりあげているのが現実だろう。いったい、……
魚の変態の謎を解く ベルソーブックス025
乾 靖夫 著
いもむしが蝶に、おたまじゃくしが蛙になるように、成長とともに大きく様変わりする生き物たちがいる。
なぜ姿を変えるのか?ヒラメ・ウナギ・サケなど、魚の世界における変態の謎を解明する。
【はじめに】より
科学を志す者にとって、一生のうち幾度かは心が躍るテーマにめぐり合うものである。私にとって“ヒラメの変態とホルモンによるその調節”のテーマは紛れもなくそのひとつであった。
さまざまな昆虫やカエルなどの両生類が変態することはよく知られているが、魚が変態することはあまり知られていない。ところが、本書で紹介するように、ヒラメやウナ……
ミニ新幹線誕生物語 交通ブックス113
ミニ新幹線執筆グループ 著
山形及び秋田から東京までを結ぶミニ新幹線誕生の物語。在来線との直通運転や厳しい自然条件等の試練を乗り越えた技術者達の挑戦記。
【発刊に寄せて】より
80年代後半に入って、整備新幹線計画から外れた山形県では、既存のインフラを活用して、高速鉄道ネットワークに乗り入れようとの機運が盛り上がり、JR東日本とともに新幹線と在来線の直通事業を推進した。この結果、狭軌の在来線を標準軌に改築して、専用車両による直通運転を行うようになった。このようにして生まれた山形新幹線をはじめとする「ミニ新幹線」は、地方の発想で作られたものといえよう。画一……
最新 小型船舶・漁船 安全関係法令 併載:登録・測度に関する法令(令和元年6月1日現在)
国土交通省海事局安全政策課・検査測度課 監修
小型船舶安全規則及び小型漁船安全規則を中心に、関連法規を令和元年6月1日現在で収録。小型漁船、遊漁船、ボート関係者には必備の法令集。
(海事図書)