成山堂書店の書籍紹介

電車のはなし−誕生から最新技術まで− 交通ブックス118

宮田道一・守谷之男 共著

第35回 交通図書賞『技術部門』受賞 交通図書賞とは、財団法人交通協力会が交通に関する優秀な図書を選定し、広くこれを推奨することにより、交通知識の普及と交通従事者の教養の向上に資する目的で、昭和50年から制定、実施しているものです。 【まえがき】より 私たちにとって、鉄道は一番身近な公共交通機関の一つといえます。とくに日本の鉄道は、ほぼ時刻表どおりに運行され、世界でも類を見ない正確さを誇っており、通勤・通学などの面でも今やなくてはならないものとなっています。鉄道はその名のとおり、「鉄の道」、すなわり、鉄のレールを敷き、その上……

詳説 舶用蒸気タービン【下巻】(3訂版)−SIと重力単位系併記−

古川 守・杉田英昭 共著

蒸気タービン及び付属装置の構造、運転、保守、開放及び検査等について詳細に解説。LNG船用蒸気タービンプラントの章と演習問題を追加した改訂版。 【3訂版発行に当たって】 本書が1984年(昭和59年)に発行されて今年で35年, 2訂版が2009年(平成21年)に発行されてからも10年になります。最初に本書改訂版が発行された2002年(平成14年)は,舶用蒸気タービンがLNG タンクから漏れ出すボイル・オフ・ガスBOGを有効活用でき,またそれを有効に処理できる最も適した主機関として,LNG船に独占的に採用されていた時代でした。 ……

五級海技士(機関)筆記試験 問題と解答(収録・2014年4月〜2018年2月)

機関技術研究会 編

本書に記載されている内容に誤りがありました。読者の皆様に深くお詫び申し上げますとともに、 以下の正誤表をご確認ください。 【正誤表】 海技試験受験対策に最適の過去問題集です。五級機関海技試験を受けるならこの1冊。2014年4月から2018年2月までの間に行われた定期試験の問題とその模範解答を、免状別にまとめています。 【はしがき】より 試験問題の解答は、論文や報告と違って、限られた時間とスペース内に書く能力が要求されます。題意をしっかりくみ取って、箇条書きにするなど、要領よく簡潔にまとめなければなりません。特に計算……

海に由来する英語事典

ピーター D.ジーンズ 著/飯島幸人・丹羽隆子 共訳

英語の文書を翻訳する際に困ったことはありませんか? イギリスと日本はともに海に囲まれた島国ですが、中国の古い文献に多大な影響を受けた日本語には、海や船員の言葉を語源とする用語はほとんどありません。しかし、かつて七つの海を制覇したイギリスの用語には、船内で使われていた言葉が多く日常語として使われています。一例を挙げると“Sling your hook”(錨を吊って出港)が「こっそりと逃げ出す」となり、新聞記事では「内閣からでていくべき」という意味で使われたこともあるといいます。 多くの民族の大移動が起こり、交流が盛んに行われてきた欧州……

地球温暖化予測の最前線−科学的知見とその背景・意義−

近藤洋輝

地球温暖化のことを知るなら、まず予測についての理解が欠かせません。将来の気候の予測は誰がたて、国際社会はそれについてどのような対策を取るのか。2007年に発表されたIPCC第四次評価報告書を中心に解説。日本が果たしている国際的役割や今後の展望についても触れています。 目次 第1章 地球温暖化問題の発端 1.1 異常気象(極端現象)と地球温暖化 1.2 検証された大気中二酸化炭素濃度の増加傾向 1.3 海洋観測による検証 1.4 地球寒冷化説 1.5 モデルによる地球温暖化の可能性示唆と反響 第2章 コンピュータ……

四・五・六級 航海読本(2訂版)

及川 実 著

過去に出題された海技国家試験を徹底分析。出題傾向に沿って重点解説。法令改正に伴い、内容を改めた改訂版。 【まえがき】より 船舶職員(船長や航海士など)を志す方々にとって,海技士の免許の取得は必須であり,そのためには海技士国家試験(以下「海技試験」という。)に合格しなければなりません。 海技試験の勉強をするうえで先ず把握しておかなければならないのが,学科試験の試験科目と試験の出題範囲です。海技士(航海)の資格における試験科目には「航海に関する科目」,「運用に関する科目」,「法規に関する科目」及び「英語に関する科目(六級海技士……

ヒートアイランドと都市緑化 気象ブックス029

山口隆子 著

本書は、日本の首都であり、最大の都市である東京を舞台に気象環境の実態、みどりによる環境改善効果、そしてみどり以外の様々な技術も含めた都市環境改善手法について、東京都の環境局職員として現役で活躍する著者が観測経験に基づきわかりやすくまとめたものです。  第1章では、東京におけるヒートアイランドの現状・原因・影響・行政による取組を紹介、第2章では、ヒートアイランド対策の柱である都市緑化とその効果について気象学の観点から解説、第3章では、その他の対策メニューについて紹介しています。  市区町村などの行政レベルのものから、自宅でもできる簡……

機関科一・二・三級 口述試験の突破【4訂版】

坪 平八郎 著

海技試験における口述試験に対して完璧な受験に備えられるよう詳細かつ系統的に構成した対策本。内容を改めた改訂版。 【はしがき】 船舶に技術革新がもたらされて50余年が経過した。 その間に船舶運航上必要な装備,機器が改良開発されただけでなく, SOLAS(海上における人命の安全のための国際条約),船舶運航の場である海洋環境に対する規制としてのMARPOL(海洋汚染防止に関する国際条約),ついで船員の海技資格に関する制度としてのSTCW(船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約)等の国際条約が相次いで発効し,ついには……

国際物流のクレーム実務−NVOCCはいかに対処するか―

佐藤達朗 著

クレームへの対応力の差がNVOCCの良否を決める!よくある事柄から共同海損、特殊ケースまでを実務的に解説。関係条約・規則も収録。 【はじめに】より  2007年7月27日にコンテナ船“WAN HAI 307号”とバルクキャリアー“ALPHA ACTION”号の衝突事件が発生した。その後、“WAN HAN 307号”の船主が共同海損を宣言し、共同海損として処理することとなった。  このような大きな共同海損事件は、年に何度となく発生するような種類の事件ではなく、2〜3年に一度発生するようなものである。したがって、日本国内……

商船設計の基礎知識【改訂版】

造船テキスト研究会 著

基本用語から法規にいたる概要、基本計画、船殻・船体艤装設計について、設計の実務者がわかりやすくまとめた入門書。 【まえがき】より  本書は昭和59年9月に初版を出版し、また平成7年に改訂した「商船設計の概要」の全面改訂版である。改訂に当たっては、新しい技術の進歩や関連する規則を取り入れて見直しを行ったほか、一層分かりやすい記述や各編の整合性にも充分な配慮を心掛けた。また書名もこの機会に「商船設計の基礎知識」に改めることにした。  本書の意図するところは、これから商船の設計を勉強しようと思っておられる学生や技術者に、実際に役立……
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