成山堂書店の書籍紹介

砂漠と気候(増補2訂版) 気象ブックス014

篠田雅人 著

水の惑星・地球に拡がる乾いた大地「砂漠」。世界の砂漠を研究する著者が、気候と植生の関係から、その成り立ちに迫る最新の砂漠学入門書。 [toc] 【はじめに】より  地球は水惑星といわれますが、水は均一に分布しているわけでなく、海があれば陸もあり、湿ったところもあれば乾いたところもあります。この水の分配のされかたが、地球の表面に色のパターン(模様)をつけているといえます。そのようすは、1967年世界で初めて撮られた衛星(アメリカの無人宇宙船ドッジ)によるカラー画像にみることができます。当時の人々が、初めて、自分の惑星の色をみた……

航空図のはなし(改訂版) 交通ブックス306

太田 弘 編著

目印のない空を飛行機はどのようにして飛んでいるのか。空の地図「航空図」をわかりやすく解説。旅の楽しみ方が増える楽しい一冊。本書を読めば、今まで退屈だった空の旅も楽しくなり、窓際の席に座りたくなります。 【はじめに】より 空を飛ぶ「地図」って何だろう? 今から100年前、いや70年前の1939年でもいい、人間は1万メートルの上空から地上を眺めることはできなかった。今もこの瞬間、世界の空には何千という航空機が1万メートルの高度でクルージングしている。窓側の人は眼下に広がる大地のパノラマを眺め、多くの人は「地図といっしょだなー」とつぶや……

航空管制のはなし【七訂版】 交通ブックス303

中野秀夫 著

大空を飛ぶ航空機も、他の交通機関同様、さまざまなルールのもとに運航されている。それを巧みに整理して安全を保つことが航空管制官の役目である。本書は「空の交通整理」とも呼ばれる航空管制を、その歴史から現状や問題点、業務内容まで幅広くとりあげた。巻末に用語解説と、パイロットと管制官の交信の実例を収録。 【七訂版発行にあたって】 近年、グローバル化の進展により、世界の航空輸送の需要はますます増加し、国際航空交通量は大きく伸びてきている。ことにアジア地域においては、中国やインド等の経済発展により、その傾向は顕著である。 一方、わが国の国内にお……

四・五・六級 海事法規読本 3訂版

及川 実 著

過去に出題された海技国家試験を徹底分析。出題傾向に沿って重点解説。法令改正に伴い、内容を改めた改訂版。 【3訂版によせて】 本書は,海技士国家試験(海技試験)の試験科目の一つである,「法規に関する科目」について,主に四級,五級及び六級海技士(航海)を目指す方々を対象として「学科試験科目の細目」に合わせて関係法令の要点を整理・編集し,全てをこの一冊に網羅しております。 2訂版の発行以降,関係法令においては種々の改正がありましたが,その中で特に海上交通安全法及び港則法では,台風等の異常気象等に伴う船舶事故の未然防止策の充実・強化……

地球温暖化とさかな【独立行政法人 水産総合研究センター叢書】

独立行政法人 水産総合研究センター 編著

進行する地球温暖化は、海の環境やさかなにどのように影響するのか。イワシ・サンマ・サケなど食卓に上がる身近な魚を中心にわかりやすく解説。

日本の市内電車−1895-1945−

和久田 康雄 著

京都電気鉄道が国内で初めて営業運転を開始してから敗戦を迎えるまで、半世紀にわたる全国の市電車両の変遷を明らかにし、北は旭川から南は那覇まで、車両の消長をたどった貴重な1冊。 ◆「2010年 島秀雄記念優秀著作賞 単行部門」   で受賞しました 「島秀雄祈念優秀著作賞とは?」 島秀雄記念優秀著作賞は、毎年1回、趣味的見地に基づき鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道趣味の発展に寄与することを目的とし、2008年に新設された賞です。 賞の名称は、鉄道友の会初代会長で東海道新幹線の完……

新・中国税関実務マニュアル【改訂増補版】

岩見辰彦 著

中国における税関実務を豊富な書式サンプルを用いて具体的に解説。これから中国進出を考えている企業担当者の実務に役立つ必読書。 改定増補版では全面的に最新の内容にアップデートし、 ●24時間ルール ●化学品の規制 ●バイヤーズコンソリデーション ●非居住在庫管理(VMI) ●加工貿易半製品の保税転売方法 等について、説明を加えました。 【改訂増補版】によせて  最近の中国関係は、政治のみならず経済にも大きな影響を与えており、中国脱出論が叫ばれている。しかし、ここまで深まった経済関係は、簡単に変えられる状況ではなく、また、中国もはや生産……

雪と雷の世界−雨冠の気象の科学2− 気象ブックス028

菊地勝弘 著

気象学の専門家が、私たちにとって身近な気象現象である雪と雷について一般向けに語った本。雲、霧、雨、雪、雷などといった気象現象は,専門的には雲物理学という学問分野に含まれるものですが、著者はこれを一般向けにも分かりやすいように「雨冠の気象学」と呼んでいます。本書を読めば一見全く異なる現象のように見える雪と雷も、実は深いつながりがあることが分かってきます。  雪の話では、結晶の観察から、雪の博士・中谷宇吉郎の人工雪の実験、降雪と交通事故災害、北海道や日本海沿岸、北極・南極といった極地での降雪現象の観測を中心にまとめられています。さらに、……

南極・北極の気象と気候 気象ブックス027

山内 恭 著

海氷域の急減など激しい温暖化の脅威にさらされている北極、オゾンホールの発達する南極、地球温暖化の結果、北極・南極の氷が融けて海面水位が上昇するのではないかと心配されている。地球規模の気候変化の中で、極域がどのように振る舞うのかは、たいへん注目されるところである。地球規模変化が極域には増幅して現れるといわれているとともに、極域は地球規模の気候をかたちづくる要因をもっている。また、極域には過去の地球環境が記録されている。  一方、極域にはさまざまな特異な気象現象があり、気候を特徴づけている。地球の極であるが故の力学的問題、放射場の影響、……

ココが知りたい地球温暖化 気象ブックス026

国立環境研究所地球環境研究センター 編著

テレビや新聞の報道、あるいはインターネットなど、さまざまなメディアで地球温暖化が話題になっています。書店の店頭で見かける温暖化関連の書籍の数も、いまやかなりの数に上っています。  それらの中には「進行する温暖化の危機」といったものがあるかと思えば、「温暖化はウソである」といった調子のものもあります。新しい説が唱えられるたびに、情報が錯綜し、何が本当なのかわからないというのが,大方の人の感想でしょう。温暖化のことを、見聞きする機会は多いものの、正確に理解できているかというと、そうでもないというのが実際のところのようです。  本書は、……
本を出版したい方へ