成山堂書店の書籍紹介

海の科学がわかる本

藤岡換太郎 編著

地球を丸ごと理解できる1冊。海、大気、大陸に関する物理、化学、生物といった幅広い分野の研究成果をわかりやすく紹介。初学者に最適。 【内容】 ここ10年の間に地球温暖化や異常気象といった話題がメディアで飛び交い、私たちの住む環境が大きく変わっていると実感している人も多いと思います。しかし、何が本当で何が嘘なのかを理解している人は少ないでしょう。 私たちは、自分が住む陸地からの目線で物事を捉えようとしますが、地球上の約70%は海なのです。その海のことを知らずに、地球全体を理解できるはずがありません。 本書では、海洋研究開発機構……

観光立国へのアプローチ

山上 徹 著

日本を観光立国へと導くためには、各都市・地域が観光力を高め観光振興を実現し、国内外から多くの人々を集客することが必要である。観光資源の基礎とはなにか、日本の観光立国に対する観光振興策、観光力(五感に訴えかける感情・感動)の必要性を考察。中国(北京・西安)、アフリカ大陸の観光振興についても論じる。 観光業に携わり、地域の魅力、日本の魅力を再確認したい方に最適な1冊です。 目次 第1章 現代の観光形態と観光地へのアプローチ  1.現代観光の定義  2.観光類似用語における相違性  3.観光形態における異質性  4.観光地……

飛行船の歴史と技術 交通ブックス308

牧野光雄 著

飛行船の誕生から現在までの歴史を技術面にスポットあて徹底解説。構造・操縦方法・飛行原理まで知りたいことが何でもわかる充実の1冊。飛行船の歴史を書いた本はこれまでにいくつかあるが、技術面(原理・構造・操縦)まで踏み込んで書かれた本はなく、本書が唯一のものといえる。 ・飛行船の歴史を、技術的・工学的視点からまとめたもの。 ・飛行船の分類、誕生から現在までの歴史とその中で果たしてきた役割を紹介する。 ・空を飛ぶことを目指した先人たちの飛行船開発の努力が生き生きと綴られている。 ・操縦方法や飛行原理、構造などを解説するとともに、省エネ……

フグはフグ毒をつくらない ベルソーブックス036

野口 玉雄 著

陸上養殖のトラフグは無毒になり、海にも陸にもフグ毒をもつ生き物がいることがわかった! フグはなぜフグ毒をもつのか、またもち得るのか?フグ毒研究とフグ利用法の最新の成果がここに。 【はじめに】より フグは昔から日本人に親しまれ、愛されてきた魚である。身に危険が迫ると大きく膨れ上がる、そのユーモラスな姿が私たちの心を捉えているのだろう。しかし、愛嬌だけがフグの人気の源ではない。フグは当たれば死んでしまうことから「鉄砲」と呼ぶこともある。しかし、白身魚の王と言ってもよいほど美味しい。手を出したくとも高価で容易には出せないことも人気……

鉄道工業ビジネス−拡大する世界市場への挑戦−

溝口正仁 監修/(社)日本鉄道車輌工業会 車両工業ビジネス研究会 編

近年、各国で高速鉄道をはじめとした鉄道網整備プロジェクトが進められている。また、CO2排出の少ない交通機関として世界的に需要が高まり、鉄道関連の世界市況は活況を呈し、注目されている。 こうしたなかで、日本の鉄道工業の現状と今後のあり方について、需要構造、各国の市場や鉄道工業の現状、日本を代表する鉄道車両工業などについて、多数の写真・図・資料とともに解説する。 「技術は一流、売り込みは三流」とも表現される日本の鉄道が、熾烈な国際競争においていかに「鉄道ビジネス」に取り組むべきか、その実態をとらえ、展望と課題を考察する。 【まえが……

磯焼け対策シリーズ3 藻場を見守り育てる知恵と技術

藤田大介・村瀬 昇・桑原久実 編著

環境要因による藻場の衰退を扱っている内容。さらに、もっと根本的な問題として、藻場の変動特性、日本沿岸の藻場分布、藻場の成立や衰退を左右させる環境要因等、藻場とそれを構成する藻類について包括的にまとめている。 また、従来主流であったハード主体の藻場造成手法や施肥に対して批判的に検討するなど、従来の藻場造成関連本とは一線を画す内容である。 著者からこの本を読まれる方へ(「まえがき」より)  四方を海に囲まれた日本は、世界で最も海藻の利用が盛んで、海藻に対して造詣の深い国である。古来、食料、藻塩、布糊、漆喰、海藻風呂など様々な形で……

海中技術シリーズ1 海洋底掘削の基礎と応用

(社)日本船舶海洋工学会海中技術研究委員会 編

メキシコ湾石油流出事故はなぜ起こったのか?今後、あのような事故を起こさないためにはどうしたらいのか?この本にはそのヒントが書かれています。海洋底掘削に携わる人は絶対に読んでもらいたい1冊です。

貨物海上保険・貨物賠償クレームのQ&A(改訂版)

小路丸正夫 著

 貨物保険・貨物賠償クレームの実務は、貿易・海運・NVOCC・損保・PIの損害調査・海事法務の担当者、および商社・メーカーの保険担当者の重要な仕事のひとつです。しかしながら、法理論・実務とも精通しなければ対応が難しいとされ、実例をふまえたわかりやすい解説書が求められていました。  本書は、クレーム対応実務の肝を網羅的に整理し、単なるマニュアルではなく、実例から理論を構築して応用力が身につくよう解説しています。2009年に大きく改訂された協会貨物約款(ICC)と旧約款の違いと特徴も随所で触れるなど、最新事情にも対応しています。また、ク……

世界の砕氷船 交通ブックス218

赤井謙一 著

誰もが望んでいた“砕氷船解説書。 「砕氷船とは何か?」に答える類書なき1冊。日本の「しらせ」をはじめ、ロシア、アメリカ、北欧各国の砕氷船運用国のあゆみを豊富な写真とともに解説した。力強く氷を砕いて進む、砕氷船の活躍が凝縮された1冊。 第51次南極観測隊を載せて昨年11月に昭和基地へ向けて出港していた二代目「しらせ」が4月9日に無事帰還しました。「しらせ」のような砕氷船は凍りついた海を、分厚い氷を砕きながら進むことができますが、「氷を砕いて航海する船」と言ってもその設計思想や用途によって実にさまざまなタイプがあるものと感心させら……

海洋気象台と神戸コレクション−歴史を生き抜いた海洋観測資料− 気象ブックス031

饒村 曜 著

幕末動乱期? それは、今日の海洋気象業務の礎が築かれた時代でもあった。  幕末の箱館戦争では、無敵をほこっていた幕府艦隊が自然の猛威の前に、闘わずして敗れ去りました。自然の恐ろしさを知り、海洋観測の必要性を痛感した勝海舟は、船舶からの海上気象観測の報告を義務づけました。 明治期には、中央気象台(現在の気象庁)で行われていました。気象観測データ収集・調査業務は、大正期には神戸海洋気象台にすべての業務が集約され、中央気象台保管の膨大なデータも神戸海洋気象台に集められていました。  関東大震災や神戸空襲など、焼失の危険にさらされなが……
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