成山堂書店の書籍紹介
ウルトラクルーザー 自作飛行機で空を飛ぶー部品発注から作り方・申請・乗り 方・整備の仕方までー
藤田恒治
“モデラー”をはじめ、航空について学ぶ学生、飛行機を愛するすべての人に贈る!
製作期間1年、約1,000時間で自分が乗る飛行機を作る。でも、それほど難しくない飛行機作りと操縦術の本。
【著者について】
1943年3月、佐賀県唐津市生まれ。
子供のころから工作、機械いじりが大好きで特に乗り物好き。飛行機は紙飛行機から始まり模型飛行機で遊び、70年代に自作飛行機を知り、いつかは自分も飛行機を作って飛んでみたいと思っていました。80年代に超軽量動力機のキットを組み立て初飛行。2001年にウルトラクルーザーを知り、図面と材料を取り……
客船の時代を拓いた男たち 交通ブックス220
野間 恒 著
船を造り、運航させることに人生を捧げた熱き男たちの物語。
19世紀から20世紀初頭、欧州各国では速くて、大きな大西洋航路定期船を造ることに国威をかけて凌ぎを削っていた。やがて巨大な豪華客船への挑戦が始まる。他方、アメリカは国が持つ世界一の船造りに情熱を燃やす。そして日本では、海運会社の誕生、海外にいくつもの航路を開設し、美しい客船が造られていく。
本書の主人公は、これらの船を造った男たち。ライバル船会社との熾烈な争い、海難事故、戦争など数々の至難を乗り越えながらも船造りに挑み続けた彼らのドラマである。
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【まえが……
現代交通問題 考
衛藤卓也 監修 根本敏則・後藤孝夫・大井尚司 編著
「交通」の研究者や学生はもちろん、公共交通・地方交通、流通に関わる企業人、そして行政や政策に携わる方たちに。種々の交通問題を解決に導くため20人の研究者が、専門知識の一端を提供するものである。
【まえがき】より
交通は、私たちの社会を支えるもっとも基本的で不可欠な基盤のひとつを形成している。人や物の移動という交通現象がすべての国や地域で観察されるわけであるが、その中身・内容は当然のことながら国や地域によって異なっている。
わが国では、人の移動の面で、交通手段や情報技術などのイノベーションによってハイレベルなモビリティ(移動)社会が実……
コンテナ港湾の運営と競争
高度1万メートルから届いた 世界の夕景・夜景
杉江 弘 著
国内・海外各地の夕景・夜景を収めており、美しい写真の他にも、機内から撮影するときの注意点やコツ、元パイロットならではの視点で書かれたコラムなどを収録。
【はじめに】より
この写真集は日本をはじめ世界の空で遭遇した「夕景・夜景」を特集したものです。これまで「夕景・夜景」に限定した写真集を目にした記憶はありませんが、民間航空機の機窓から見た都市や風景それに空港における夕景や夜景に特化した写真集の出版は間違いなく初めての試みと思っています。
一般に「夕景・夜景」といえば情緒あふれる時間帯での景色で、旅の中でも強く印象が残るひとときではない……
火山−噴火のしくみ・災害・身の守り方−
饒村 曜 著
日本は火山国です。火山は大噴火が起これば広範囲にわたって被害をもたらします。しかし、その一方で地球に、そして私たちにさまざまな恵みを与えてくれます。噴火や災害でメディアがにぎやかになった昨今、改めて火山のことを知りませんか?
本書は噴火のしくみ・災害・見の守り方について減災コンサルタントである著者が教える火山のことがわかる一冊です。
【はじめに】より
平成7年1月17日、私は阪神淡路大震災を神戸で経験しました。その後、あっという間に時が過ぎ去ったような気がするし、ゆっくり進んでいるような気もします。日本は地震国であり、……
北極読本ー歴史から自然科学、国際関係までー
南極OB会編集委員会 編
北極の疑問に何でも答える“ 北極ペディア”
北極はどんな場所なのか。南極とはどう違うのか。今、何が起こっているのか。
探検の歴史から、気象、地理、生物、物理観測、北極域に暮らす人々の営みに至るまで、北極の専門家がビジュアルに解説。
北極の温暖化や北極海航路など、いま注目の話題が満載。
【はしがき】より
北極域の自然現象はわが国の自然、とりわけ気候や気象の成り立ちに深いつながりがあることはよく知られている。しかし、それでは「北極域とは全体としてどのような地域か」となると、一般的には十分理解されているとは言い難い。その理由……
風力発電設備と雷ーその影響と対策ー
高田吉治 著
風力発電設備に携わる管理者・設計者・研究者の方へ
雷の性質や種類・季節別分類・多発地域・観測方法と風力発電設備の落雷被害・落雷対策・避雷対策など風力発電設備の事故防止と安全性を高めるために必要な知識を、この1冊で知ることができます。
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【まえがき】より
雷は、気象現象であるとともに電気現象である。
昔から高い地物に対しては、落雷による被害が多いのが常識となっている。材質が導体であろうと絶縁体であろうと、高い地物ほど雷を引き寄せる効果は大きい。
落雷による被害は、高電圧、大電流によるものと、それに付帯して発生す……
港湾政策の新たなパラダイムー欧州港湾との対比ー
篠原正人 著
港湾管理者・港湾研究者、海運・製造等の港湾産業関係者へ
本書では1つの新しい港湾政策を提唱する。
欧州に在住していた著者が、実際に欧州港湾を訪問し、現地の港湾当局者と意見交換をしてきた結果を反映。日本の港湾競争力強化のために、「選択と集中」以外の新しい切り口で港湾政策を提唱する。
【はしがき】より
私は50歳を境目として性質の異なる2つの人生を体験してきた。最初の28年間は海運会社の社員として、そしてその後の15年間は大学教員兼研究者としてである。
2000年9月、私は長年勤めた商船三井を50歳で早期退職し、新たな人生を歩むこ……
鉄道技術者の国鉄改革ー関門トンネルから九州新幹線までー
高津俊司 著
国鉄分割民営化から四半世紀。
当時を知る人びと、鉄道史の研究者、国鉄ファンにとって興味の尽きない記録である。
日本の高度経済成長を支えた国鉄の建設技術集団。
世界初の鉄道用海底ずい道である「関門トンネル」建設にはじまる下関工事事務所の歴史をとおして、国鉄改革の足跡をたどる。
九州の鉄道インフラを担ってきた技術者たちの、改革の痛み、また九州新幹線の灯を消さないための努力。著者の経験と史資料から後世に伝えるべくまとめた一冊。
民営化四半世紀を過ぎた時点での貴重な回想の記録である。
【はじめに】
わが国の最初の鉄道は、18……