成山堂書店の書籍紹介

風力発電設備と雷ーその影響と対策ー

高田吉治 著

風力発電設備に携わる管理者・設計者・研究者の方へ 雷の性質や種類・季節別分類・多発地域・観測方法と風力発電設備の落雷被害・落雷対策・避雷対策など風力発電設備の事故防止と安全性を高めるために必要な知識を、この1冊で知ることができます。 [toc] 【まえがき】より 雷は、気象現象であるとともに電気現象である。 昔から高い地物に対しては、落雷による被害が多いのが常識となっている。材質が導体であろうと絶縁体であろうと、高い地物ほど雷を引き寄せる効果は大きい。 落雷による被害は、高電圧、大電流によるものと、それに付帯して発生す……

港湾政策の新たなパラダイムー欧州港湾との対比ー

篠原正人 著

港湾管理者・港湾研究者、海運・製造等の港湾産業関係者へ 本書では1つの新しい港湾政策を提唱する。 欧州に在住していた著者が、実際に欧州港湾を訪問し、現地の港湾当局者と意見交換をしてきた結果を反映。日本の港湾競争力強化のために、「選択と集中」以外の新しい切り口で港湾政策を提唱する。 【はしがき】より  私は50歳を境目として性質の異なる2つの人生を体験してきた。最初の28年間は海運会社の社員として、そしてその後の15年間は大学教員兼研究者としてである。  2000年9月、私は長年勤めた商船三井を50歳で早期退職し、新たな人生を歩むこ……

鉄道技術者の国鉄改革ー関門トンネルから九州新幹線までー

高津俊司 著

国鉄分割民営化から四半世紀。 当時を知る人びと、鉄道史の研究者、国鉄ファンにとって興味の尽きない記録である。 日本の高度経済成長を支えた国鉄の建設技術集団。 世界初の鉄道用海底ずい道である「関門トンネル」建設にはじまる下関工事事務所の歴史をとおして、国鉄改革の足跡をたどる。 九州の鉄道インフラを担ってきた技術者たちの、改革の痛み、また九州新幹線の灯を消さないための努力。著者の経験と史資料から後世に伝えるべくまとめた一冊。 民営化四半世紀を過ぎた時点での貴重な回想の記録である。 【はじめに】 わが国の最初の鉄道は、18……

海外鉄道プロジェクトー技術輸出の現状と課題ー 交通ブックス126

佐藤芳彦 著

台湾新幹線をはじめとして、現在、日本企業の海外鉄道プロジェクトへの参加が加速しています。とくにアジア圏では、都市交通整備の柱として鉄道需要が高まっており、地下鉄や高速鉄道の建設が数多く計画されています。 一方、日本企業がこれら計画に携わるためには、日本国内とは大きく異なるプロジェクトの実行体制や商慣行、また技術上の課題を乗り越えなければなりません。 本書では、海外における鉄道計画プロジェクトの特徴とその一連の流れについて順を追って解説しています。 【はじめに】より 経済成長のため、閉塞状況にある国内から海外に鉄道を輸出しよ……

原子力砕氷船レーニン

ウラジーミル・ブリノフ 著/黒澤 昭・村野克明 訳

世界史上初の原子力砕氷船「レーニン」の前人未到の航海記。 北極圏での航海を1年中可能にし、氷海で数多くの実績をあげた世界史上初の民生原子力砕氷船「レーニン」。その多大な功績と関係者達の奮闘を、著者であるジャーナリストの綿密な取材と豊富な写真、乗組員たちへのインタビューなどを交えて紹介する。 原子力砕氷船を技術的、経済的、社会的側面から概観した異色の一冊。 【発刊にあたって】  父、黒澤昭は本書の完成を目前にしながら、平成25年5月11日に脳梗塞が元で亡くなった。享年83であった。息子である私は神戸に住み、ある重機械メーカーで造船の仕……

最新 海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律及び関係法令 平成27年8月31日現在収録

国土交通省総合政策局海洋政策課 監修

舶用機器メーカー、船会社、造船会社の方へ 「海洋環境の保全等及び海上災害の防止に関する法律」を中心に、関係省令等39本をコンパクトにまとめた分冊法令。 ●主な改正のポイント ・MARPOL条約附属書?の改正に伴う二酸化炭素放出抑制指標(EEDI)の算定及び「二酸化炭素放出抑制航行手引書(SEEMP)」の義務付け。 ・「2004年の船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約」の締結に伴う関係法令改正。 【監修のことば】より  四面環海である我が国では、海運、漁業、鉱業、レジャーなどさまざまな形で海を……

実践航海術 Practical Navigator

関根 博 監修/株式会社 日本海洋科学 著

海の現場、船に実務、クルーの教育。確実に役立つテキストが欲しい方へ。 船長・航海士のグローバルスタンダード。 海事コンサルタントならではの、豊富な実務経験に基づく知見に、世界の動向をふまえたシンクタンクとしての考察を加えた画期的なテキストです。 ・ポイント1  ISMコード時代のさまざまな航海基準、航法をまとめた、洋上からの最新情報。 ・ポイント2  航海計画に始まり、BTM、ECDIS、ウェザールーティングまで“航海の現場”を横断的に整理。 【まえがき】より  1802年、米国のCapt.Bowditch は、航……

Mathematicaへの誘いー今日から始める基礎と応用ー

中川栄一・勝 明次郎

Mathematica最新バージョン「10.2」を実践的に使いこなすための参考書。第2部のノートブックはお手持ちのパソコンにダウンロードして本書の内容を再現できるので、理解を深めながら学習できます。 最新バージョンMathematica10.2の参考書。 多くの関連書籍を執筆し、Mathematicaを知り尽くした東京商船大学名誉教授(現:東京海洋大学)と開発元のWolfram Research社認定インストラクターによる実践的な内容が特徴。 ・基本と応用の2部構成だから、初心者のステップアップに最適。 ・研究の成果や会議……

設計法を学ぶ 飛行機の安定性と操縦性ー知らないと設計できない改善のための17の方法

片柳亮二 著

本書では、飛行機の安定性と操縦性の設計法について、このような例題を通して改善方法をわかりやすく解説しています。スキルアップを目指す技術者や、これから飛行機の運動を学ぼうとしている人にとって必読の1冊です。 【はじめに】より  著者は長らく飛行機の設計の仕事に携わってきた。専門は飛行機の安定性と操縦性の解析である。これは、飛行機の尾翼や操縦舵面を設計する仕事である。飛行機は主翼により機体重量を支え、エンジンにより抗力と釣り合って飛行するわけであるが、この釣合方法を工夫することによって効率的に長距離を飛べるか(巡航性能)、短い滑走路で……

大江戸線建設物語 地下鉄のつくり方ー計画から開業までー

東京都交通局 監修・大江戸線建設物語編纂委員会 編

地下鉄建設事業のすべてがわかる! 計画から約30年の歳月を経て開業した、地下鉄「大江戸線」は、新宿駅から光が丘駅までの「放射部」14kmと、都庁前駅を起点に周回する「環状部」29kmからなる「6の字形」をした地下鉄です。他の路線との接続運転がない完全に独立した地下鉄で、日本で最も長い、総延長43kmの路線です。 世界に誇る都市・東京の地下をはしる大江戸線は、小断面トンネルやリニアモータ車両の採用などをはじめ、当時の最新・最高の技術・知識を導入、数々の苦難を乗り越え、開業しました。 本書は、大江戸線の計画から事業の完成までを、実際……
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