海事の書籍紹介

新訂 舶用ディーゼル機関教範

岡田博・塚本達郎、佐々木秀次・津田稔・西尾澄人・仁木洋一 共著

船舶用内燃機関の進歩発達は実にめざましく、文字通り日進月歩の発展を見ており、性能の優れた動力源となっていますが、内燃機関は故障を生ずることが比較的多いといわれています。その原因が材料、工作の欠陥によることもありますが、使用上の不適によることも少なくありません。特に中・小型機関を載せる船舶では、故障はその用途上海難につながりますから、機関を取り扱う者としては内燃機関の本質をよく理解して用法に万全を期することが大切です。 本書は、内燃機関の基礎概念,燃料,潤滑油,性能,各部の詳細,軸系,補機,取扱い,故障の原因及び処置等中小型ディーゼル……

英文和文 新訂 航海日誌の書き方

水島 祐人 著

航海日誌の文例を船の動静、環境、作業、漁撈等に分けて英文の組立てを明らかにし、項目ごとに関連の英語語句をまとめたもの。 【はじめに】 本書『新訂 航海日誌の書き方』は,四之宮博先生(故人)の手による『新しい航海日誌の書き方』を一部改訂・増補したものです。 本書は主に,将来船員職を目指す,船員養成機関の学生の方々向けに執筆されています。第1編では,航海日誌の基本的な記載事項や記載ルールを概説し,第2編では,各記載事項の具体例として日英語の様々な例文を掲載しています。初心者の方には,まず第1編で航海日誌の概要を学んで頂きたいです……

航海訓練所シリーズ 読んでわかる三級航海 航海編(2訂版)

独立行政法人 海技教育機構 編著

三級海技士の習得に必要な、航海当直、航法、気象・海象など、航海の全体を網羅し、海技試験対策にも役立つ内容。現役航海士の解説は実務的でわかりやすい一冊。 【はじめに】より  本書は航海学の入門書です。 練習船で学習する内容を基に、航海学の基礎を勉強したい方に最適となるように執筆しました。本書の前身は練習船教科参考資料で、練習船に乗船する実習生のみに販売していたものです。これらの内容が古くなり改訂の必要に迫られているとき、世に出そうという機運になり、内容を全面改訂し出版することにしました。 執筆には航海訓練所練習船の第一線で活……

船体構造 構造編(改訂版) 船舶海洋工学シリーズ6

藤久保 昌彦・吉川孝男・深沢塔一・大沢直樹・鈴木英之 共著

船舶を中心として海洋構造物などにも適用できる船体構造と強度評価に関わる基本的事項をわかりやすくまとめました。 【船舶海洋工学シリーズとは】 船舶海洋技術に関わる科目ごとに、技術者が基本的に学んでおく必要がある事柄を記した基本図書。 公益社団法人 日本船舶海洋工学会能力開発センター教科書編纂委員会 監修 全12巻発行予定。 【まえがき】より  本書は、船の構造設計や強度評価に携わる人たち、また船舶工学を学ぶ学生諸君が、基礎として学んでおくべき船体構造とその強度評価に関わる基本的事項をまとめたものである。船を直接の対象と……

新訂 船員実務英会話

水島祐人 編著

外国人船員との混乗率が高まり英会話は重要な役割を持ちます。船員にとって必須の英会話を実務に沿って学べるよう、ページごとに補足説明を掲載!現状の船舶実務に合わせて「甲板部」「機関部」の2部構成となっています。海の仕事を目指す方々へお役に立つ一冊となることを願っています。 【はじめに】 日本郵船株式会社海務部により編集された旧版『船員実務英会話』は、外航船実務の様々な状況を鮮明にイメージしながら英会話を学習できるテキストです。現在外航船で勤務されている方々のなかには、学生時代に『船員実務英会話』を学び、将来の外航航海へ心躍らせた方……

英和対訳 2021年STCW条約【正訳】 1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約の改正

国土交通省海事局 監修

2010年マニラ改正以降の5回の条約改正(旗国監査制度・ガス燃料船・極域航行船・旅客船についてなど)を反映しています。 「2021年STCW 条約〔正訳〕」発刊にあたって 船舶の運航に従事する船員は,航海士,機関士等,それぞれ船内の職務に応じて所要の教育訓練や資格の保有が国際条約上求められています。こうした船員の訓練・資格に関する国際基準を規定したのが,STCW 条約(1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約; International Convention on Standards of Trai……

機関科四・五級執務一般(3訂版)

海技教育研究会 編

4・5級海技士(機関)に要求される船内安全衛生、法規などの執務一般について、海技試験科目細目に従って分類し、要領よく解説。 【3訂版にあたって】 本書は最初,⼄種機関⻑・⼠の受験参考⽤に「⼄種執務⼀般」として出版された。 1983年に,「1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(STCW条約)」の批准と,船員制度近代化の推進という二つの目的をもって,船員法と船舶職員法が大幅に改正され,海技従事者国家試験(現「海技士国家試験」)の科目細目も大幅に改正され,新しい海技資格制度が始まった。本書も内容を全面……

新訂 図解 船舶・荷役の基礎用語

宮本 榮 編著・一般財団法人 新日本検定協会 改訂

船と港の専門用語がわかる本。 「船舶」と「荷役」に関連のある用語・名称のうち、「これだけ知っていればひとまず十分」と思われる用語および「これを知っていればさらに便利」と思われるやや高度な用語を約1800収録し、分かりやすい説明と多数の図解を取り入れた解説書。 今回の新訂版では法律および各種データを最新のものに改め、用語の説明を時代に合わせて手直ししました。 また、現在では使われていないような用語を一部削除し、新たに用語および図解の追加を行い、より充実させました。 【新訂版発行にあたって】 本書は,宮本榮氏が執筆,編集され……

船舶の転覆と復原性

慎 燦益 著

本書は、「船の復原性」についてはこれまでの普遍的な内容をできるだけ「船の転覆」と結び付けて、「船の安定性・安全性」を確保する観点からまとめており、「船の転覆」については「船の復原性」に関する説明文の行間から読み取るのではなく、できるだけ直接的に言及・記述しています。 【はしがき】 「船の転覆」を防ぎ、人と船の安全性を確保することは、造船学上の最も重要な問題の一つである。 船は水上に浮かぶ構造物のひとつであるから、構造物としての横安定性だけを考えれば、造船学上はすでに一定の成果をもたらしていると言っても過言ではない。 にも拘……

タグボートのしごとーその概要と活躍の姿ー

一般社団法人 日本港湾タグ事業協会 監修・「タグボートのしごと」編集委員会 編著

港には、客船やコンテナ船、原料を運ぶタンカーなど、大型の船が出入りします。その船が、運んできた貨物や石油などを陸揚げするには、港の岸壁や桟橋に着けなければなりません。しかし、狭い港のなかでは、大きな船は自由に動くことができません。また、20万トンもの重さがある船が、港の指定された場所に自力で着岸するのは至難の技です。そこでタグボートの登場です。タグボートは、見た目こそ小さいですが、強力なエンジンを積んでいて、すごく力のある船です。船の推進させるプロペラの向きが、360度旋回するものもあり、方向転換やバックが容易で小回りが効きます。タグ……
本を出版したい方へ