海事の書籍紹介

流体力学と流体抵抗の理論

鈴木和夫 著

水や空気という流体の流れの現象を扱う流体力学、その応用である流体抵抗。この二つを盛り込んだ、初学者も技術者も使えるテキスト。 【まえがき】より  流体力学は水や空気と言う流体の流れの現象、すなわち流体の運動を扱う学問ですが、その重要な使命の1つに、流体機械、自動車、航空機、船舶といった流体に関係する物体に加わる流体を推定し、かつそれらのデザインに応用するということがあげられると思います。本書はそのタイトルに「流体力学と流体抵抗の理論」と銘打っていますように、単に流体力学について紹介するだけではなく、一様な速度で前進している物体……

英和対訳 国連海洋法条約[正訳]

外務省経済局海洋課 監修

海洋に関する新しい国際法秩序として発行した国連海洋法条約と実施協定及び第三次国連海洋法会議最終議定書を英和対訳で収録したもの。 (海事図書)

五訂版 航海学 【下巻】

辻 稔 著

天文概説から船位の決定に至る天文航法のすべてを理論と実際面から体系的に解説。海技試験問題例も多数収録しテキストに最適。1〜3級向。 【五訂版発行にあたって】  近年の航海学の進歩はめまぐるしく、天文航海学の分野においても同様です。かつて、天測による船位の算出は航海士にとって必携の技術でしたが、GPS等の普及により実務では六分儀を持つ機会も少なくなってきています。しかし、海技士を目指す人たちにとってその学習は必要不可欠なものであり、避けて通ることはできません。今回の改訂では、例題に卓上計算機での計算方法を具体的に示しました。また……

図解 ロープワーク大全−使いたい結びがすぐわかる−

前島一義 著

 普段、特に意識されることは少ないですが、「結び」が必要な場面は意外と多いものです。日常生活においても古新聞・雑誌を束ねたり、靴ひもを結んだり、ダンボール箱にひもをかけたりと、枚挙に暇がありません。しかし、結び方が自己流であったり、状況に適した結びでなかったりなどして、緩んでしまったり、二度と解くことができなくなってしまうことも多くあります。  本書は基礎的なものから応用に至る約350通りの結び方を「この場面に適している結びは何か」がすぐわかるよう、用途別に分類しています。家庭で便利な結び方から、アウトドア、釣り、装飾、緊急時に使え……

コンテナ船の話

渡辺逸郎 著

今から40年ほど前、初めて海上コンテナ輸送が開始されたときは、海運に一大変革をもたらすものとして、驚きと期待をもって迎えられたことを記憶している方も少なくないでしょう。今日ではこの輸送システムはすっかり定着し、コンテナ船も初期の数百個積みから今や1万個積みにまで大型化してきています。ここに至るまでにはさまざまな輸送方式の船が登場しましたが、主流はほぼ一貫してセル構造のフルコンテナ船でした。 本書は、このコンテナ専用船に的を絞って、発展の系譜をたどったものです。 コンテナ輸送開始の頃からしばらくの間は関連書籍も数多く出版されましたが、最……

航海英語のABC

平田寛満 著

水産高校での教職20年余の経験を生かし、航海英語を基礎から解説。航海英語の教科書、2級・3級海技士受験者の参考書として最適。 【目次】第1章 文 1. 主部と述部 2. 主語と述語動詞 3. 文の要素と修飾語 第2章 文の5型 1. 第1文型S+V(主語)+(述語) 2. 第2文型S+V+C(主語)+(述語動詞)+(補語) 3. 第3文型S+V+O(主語)+(述語動詞)+(目的語) 4. 第4文型S+V+O+O'(主語)+(述語動詞)+(間接目的語)+(直接目的語) 5. 第5文型S+V+O+C(主語)+(述語動詞)+(目的……

最新 港湾運送事業法及び関係法令

国土交通省港湾局港湾経済課 監修

港運関係者の業務に必要な法令を収録。平成26年9月に改正・施行された港湾運送事業法・港湾労働法を完全収録。平成26年9月1日現在。 【はしがき】より  四面を海で囲まれた我が国において、港湾は、海上輸送と陸上輸送の結節点として、我が国の産業の国際紛争力を支えるとともに、国民生活の質の向上に貢献するという重要な役割を担ってきました。  近年、経済活動・社会活動のグローバル化がますます進展する中、我が国の産業活動と国民生活を支える港湾も、ハード・ソフト一体となった施策を実施することにより、基幹航路の維持・拡大を図り、国際競争力を……

航海応用力学の基礎(3訂版)

和田 忠 著

基礎から復原性・喫水・船の動揺・流体等に関して過去の海技試験出題例を参考にわかりやすく解説。2・3級海技士(航海)向。 【3訂版発行にあたって】  3訂版発行にあたり、物理量の表現として原則的に国際単位系(SI)を用いることとした。  国際単位系はメートル系の新しい形態であり、国際的に合意され、明確であり、使いやすい単位の集合として構築されたものである。現在、測定単位の世界的統一性を確保するために、国際度量衝局・国際度量衝総会によって国際単位系の普及が進められている。したがって、海上実務に関わるさまざまな事柄の国際単位系に……

機関計算問題の解き方

大西崇博 著

船舶職員として船舶に乗り組むためには海技士国家試験に合格して海技士の資格を得る必要があります。本書はその海技士試験のための受験対策書です。対象は1・2・3級海技士の機関。筆記試験のなかでも難しく、ちょっとした不注意で得点を失うことの多い「機関その3」に出題される計算問題を扱っています。 過去10年間の試験で実際に出題された問題から107問を例題として収録。機関長としての経験も豊富な海技試験官OBである著者が、模範解答をあげて解説しています。各問題は分野別に章立てて配列されているので、自分の弱点の確認とその克服のために、効率よく学習で……

造船技術の進展−世界を制した専用船−

吉識恒夫 著

わが国造船業は、1956年に建造量世界一を達成して以来、約半世紀にわたって世界をリードし、現在もトップグループを維持し続けています。このように日本が長期間にわたり世界を牽引する立場にある大規模産業は非常に稀です。景気変動・新興国の台頭などを経て未曾有の船舶建造ラッシュに沸く昨今、日本における海事産業の重要性が再認識されつつあります。そのような折、わが国造船技術の発展過程を豊富な事例で解説した書籍を発行しました。 本書は,幕末維新期から現在まで、わが国が造船大国として成長・成熟していく過程を時系列であらわす一方、ポイントとなる新技術の開……
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