海事の書籍紹介
機関計算問題の解き方
大西崇博 著
船舶職員として船舶に乗り組むためには海技士国家試験に合格して海技士の資格を得る必要があります。本書はその海技士試験のための受験対策書です。対象は1・2・3級海技士の機関。筆記試験のなかでも難しく、ちょっとした不注意で得点を失うことの多い「機関その3」に出題される計算問題を扱っています。
過去10年間の試験で実際に出題された問題から107問を例題として収録。機関長としての経験も豊富な海技試験官OBである著者が、模範解答をあげて解説しています。各問題は分野別に章立てて配列されているので、自分の弱点の確認とその克服のために、効率よく学習で……
コンテナ船の話
渡辺逸郎 著
今から40年ほど前、初めて海上コンテナ輸送が開始されたときは、海運に一大変革をもたらすものとして、驚きと期待をもって迎えられたことを記憶している方も少なくないでしょう。今日ではこの輸送システムはすっかり定着し、コンテナ船も初期の数百個積みから今や1万個積みにまで大型化してきています。ここに至るまでにはさまざまな輸送方式の船が登場しましたが、主流はほぼ一貫してセル構造のフルコンテナ船でした。
本書は、このコンテナ専用船に的を絞って、発展の系譜をたどったものです。
コンテナ輸送開始の頃からしばらくの間は関連書籍も数多く出版されましたが、最……
最新 港湾運送事業法及び関係法令
国土交通省港湾局港湾経済課 監修
港運関係者の業務に必要な法令を収録。平成26年9月に改正・施行された港湾運送事業法・港湾労働法を完全収録。平成26年9月1日現在。
【はしがき】より
四面を海で囲まれた我が国において、港湾は、海上輸送と陸上輸送の結節点として、我が国の産業の国際紛争力を支えるとともに、国民生活の質の向上に貢献するという重要な役割を担ってきました。
近年、経済活動・社会活動のグローバル化がますます進展する中、我が国の産業活動と国民生活を支える港湾も、ハード・ソフト一体となった施策を実施することにより、基幹航路の維持・拡大を図り、国際競争力を……
船舶売買契約書の解説(改訂版)
吉丸 昇 著
「船舶売買契約」のバイブル!
基礎知識、トラブル防止策など契約上のノウハウを満載。
「これだけは、知っておきたい」という情報が詳説されている、関連業務に携わる方、担当部署には、必携の本です。
船舶売買契約の基礎知識と取引の過程で予測されるトラブルの防止策など、契約上のノウハウを詳説。契約の条文にそって問題を掘り下げながら、「例題」も交えてわかりやすく逐条解説する。
今回の改訂版では、昨今の船舶売買に関する国際ルースの改定について、新たに公表された「SALEFORM2012」の主旨を踏まえながら「NIPPONSALE1999……
海事一般がわかる本(改訂版)
山崎祐介 著
船員を目指す人は必読の一冊!
航海・運用・海事法規・安全の基礎全般を図・写真を用いてわかりやすく解説する。船員をめざす学生および船舶運航に携わるすべての人の入門書。
【まえがき】
本書『海事一般がわかる本』は,船舶職員を目指す方々をはじめ,船舶の運航に関わるすべての方々が,最低限知っておくべき「海事」の知識を網羅して,簡潔にまとめたものである。幸いなことに,海事関係の学校の教科書を中心に,多くの方々に利用していていただいてきたが,初版発行以来,12年を経過した今般,操船,海事法規などを中心に改訂を行った。
地球上には……
機関算法のABC−SI単位による計算−
折目耕一・升田政和 共著
4・5級海技士を目指す人へ基本的な算法を、豊富な例題でわかりやすく解説。SI単位系もわかりやすく解説。
【はしがき】より
ご存知のとおり、単位が従来の重力単位系からSI(国際単位系)へと移行し、海技試験問題における単位も、過渡期のSI、重力単位系の併記を経て、いずれは完全にSI単位になると考えられます。
長年にわたり多大のご評価をいただいて(故)折目耕一氏著『受験生の為の機関術算法』は多くの海技試験受験者に貢献してきましたが、単位系の移行は海技試験における状況も変化させました。海技試験の現状を踏まえ、全面的に改訂を行うことと……
造船技術の進展−世界を制した専用船−
吉識恒夫 著
わが国造船業は、1956年に建造量世界一を達成して以来、約半世紀にわたって世界をリードし、現在もトップグループを維持し続けています。このように日本が長期間にわたり世界を牽引する立場にある大規模産業は非常に稀です。景気変動・新興国の台頭などを経て未曾有の船舶建造ラッシュに沸く昨今、日本における海事産業の重要性が再認識されつつあります。そのような折、わが国造船技術の発展過程を豊富な事例で解説した書籍を発行しました。
本書は,幕末維新期から現在まで、わが国が造船大国として成長・成熟していく過程を時系列であらわす一方、ポイントとなる新技術の開……
航海英語のABC
平田寛満 著
水産高校での教職20年余の経験を生かし、航海英語を基礎から解説。航海英語の教科書、2級・3級海技士受験者の参考書として最適。
【目次】第1章 文 1. 主部と述部 2. 主語と述語動詞 3. 文の要素と修飾語
第2章 文の5型 1. 第1文型S+V(主語)+(述語) 2. 第2文型S+V+C(主語)+(述語動詞)+(補語) 3. 第3文型S+V+O(主語)+(述語動詞)+(目的語) 4. 第4文型S+V+O+O'(主語)+(述語動詞)+(間接目的語)+(直接目的語) 5. 第5文型S+V+O+C(主語)+(述語動詞)+(目的……
海上交通三法の解説 【改訂版】
巻幡竹夫・有山昭二 共著
海上衝突予防法・海上交通安全法・港則法を逐条的に解説。重要条文の記憶法、理解と確認のための練習問題を収録し、海技国家試験(1〜3級航海)受験者、船長・航海士が海上交通法規を正しくマスター出来るテキスト。
【はしがき】より
この度、海上衝突予防法、海上交通安全法及び港則法の解説書である「明解 航海法規」の新訂版ともいえる「海上交通三法の解説」を執筆いたしました。
本書は、巻幡竹夫先生の労作「明解 航海法規」の明解な解説を基盤とし、その後約10年間の関係法令の改正及び国家試験の傾向の変化に対応するとともに、重要条文、……
設問式 定期傭船契約の解説(新訂版)
松井孝之 著
定期傭船契約に関する法律問題を英国法により実務的に解説。約200件の判例・仲裁判断を収録し、各ケースごとに設問式でレクチャーする。
傭船ビジネス業界待望の一冊
【新訂版はしがき】
全訂版ももうすぐ売り切れと聞く。うれしい話である。今回の新訂版では以下の点を意識した。
1.本書は実務家のためのマニュアルであり,学術書ではない。実務家にとって重要なことは,オフハイヤーや船のオペレーションにかかわる法律問題である。そこで,新訂版においては,オフハイヤーなど実務家にとって関心のある点に関して事例を数多く紹介した。一方,船の引き揚げ……