海事の書籍紹介

流体力学と流体抵抗の理論

鈴木和夫 著

水や空気という流体の流れの現象を扱う流体力学、その応用である流体抵抗。この二つを盛り込んだ、初学者も技術者も使えるテキスト。 【まえがき】より  流体力学は水や空気と言う流体の流れの現象、すなわち流体の運動を扱う学問ですが、その重要な使命の1つに、流体機械、自動車、航空機、船舶といった流体に関係する物体に加わる流体を推定し、かつそれらのデザインに応用するということがあげられると思います。本書はそのタイトルに「流体力学と流体抵抗の理論」と銘打っていますように、単に流体力学について紹介するだけではなく、一様な速度で前進している物体……

炉の歴史物語−省エネルギー・環境対策の発展に学ぶ−

杉田 清 著

人類文明の象徴であり世界産業を支えた「炉」の技術発展と関連する省エネ・環境対策の歴史を時代背景や活躍した人物と共に紹介する。 【まえがき】 われわれ現代人は、直接、間接を問わず「炉」の計り知れぬ恩恵にあずかっている。同時に、そのエネルギー問題や環境対策い悩まされている。文明の象徴であり、人類の生存に不可欠となっている「火」そして「炉」と、どのようにして共生していけばいいのか。これは、21世紀が人類に突きつけている最重要課題の一つである。地球温暖化の問題は、まさにその核心であろう。 その重要性のわりには、炉についての社会全般の関心や……

最新 港湾運送事業法及び関係法令

国土交通省港湾局港湾経済課 監修

港運関係者の業務に必要な法令を収録。平成26年9月に改正・施行された港湾運送事業法・港湾労働法を完全収録。平成26年9月1日現在。 【はしがき】より  四面を海で囲まれた我が国において、港湾は、海上輸送と陸上輸送の結節点として、我が国の産業の国際紛争力を支えるとともに、国民生活の質の向上に貢献するという重要な役割を担ってきました。  近年、経済活動・社会活動のグローバル化がますます進展する中、我が国の産業活動と国民生活を支える港湾も、ハード・ソフト一体となった施策を実施することにより、基幹航路の維持・拡大を図り、国際競争力を……

設問式 定期傭船契約の解説(新訂版)

松井孝之 著

定期傭船契約に関する法律問題を英国法により実務的に解説。約200件の判例・仲裁判断を収録し、各ケースごとに設問式でレクチャーする。 傭船ビジネス業界待望の一冊 【新訂版はしがき】 全訂版ももうすぐ売り切れと聞く。うれしい話である。今回の新訂版では以下の点を意識した。 1.本書は実務家のためのマニュアルであり,学術書ではない。実務家にとって重要なことは,オフハイヤーや船のオペレーションにかかわる法律問題である。そこで,新訂版においては,オフハイヤーなど実務家にとって関心のある点に関して事例を数多く紹介した。一方,船の引き揚げ……

航海応用力学の基礎(3訂版)

和田 忠 著

基礎から復原性・喫水・船の動揺・流体等に関して過去の海技試験出題例を参考にわかりやすく解説。2・3級海技士(航海)向。 【3訂版発行にあたって】  3訂版発行にあたり、物理量の表現として原則的に国際単位系(SI)を用いることとした。  国際単位系はメートル系の新しい形態であり、国際的に合意され、明確であり、使いやすい単位の集合として構築されたものである。現在、測定単位の世界的統一性を確保するために、国際度量衝局・国際度量衝総会によって国際単位系の普及が進められている。したがって、海上実務に関わるさまざまな事柄の国際単位系に……

機関計算問題の解き方

大西崇博 著

船舶職員として船舶に乗り組むためには海技士国家試験に合格して海技士の資格を得る必要があります。本書はその海技士試験のための受験対策書です。対象は1・2・3級海技士の機関。筆記試験のなかでも難しく、ちょっとした不注意で得点を失うことの多い「機関その3」に出題される計算問題を扱っています。 過去10年間の試験で実際に出題された問題から107問を例題として収録。機関長としての経験も豊富な海技試験官OBである著者が、模範解答をあげて解説しています。各問題は分野別に章立てて配列されているので、自分の弱点の確認とその克服のために、効率よく学習で……

コンテナ船の話

渡辺逸郎 著

今から40年ほど前、初めて海上コンテナ輸送が開始されたときは、海運に一大変革をもたらすものとして、驚きと期待をもって迎えられたことを記憶している方も少なくないでしょう。今日ではこの輸送システムはすっかり定着し、コンテナ船も初期の数百個積みから今や1万個積みにまで大型化してきています。ここに至るまでにはさまざまな輸送方式の船が登場しましたが、主流はほぼ一貫してセル構造のフルコンテナ船でした。 本書は、このコンテナ専用船に的を絞って、発展の系譜をたどったものです。 コンテナ輸送開始の頃からしばらくの間は関連書籍も数多く出版されましたが、最……

航海英語のABC

平田寛満 著

水産高校での教職20年余の経験を生かし、航海英語を基礎から解説。航海英語の教科書、2級・3級海技士受験者の参考書として最適。 【目次】第1章 文 1. 主部と述部 2. 主語と述語動詞 3. 文の要素と修飾語 第2章 文の5型 1. 第1文型S+V(主語)+(述語) 2. 第2文型S+V+C(主語)+(述語動詞)+(補語) 3. 第3文型S+V+O(主語)+(述語動詞)+(目的語) 4. 第4文型S+V+O+O'(主語)+(述語動詞)+(間接目的語)+(直接目的語) 5. 第5文型S+V+O+C(主語)+(述語動詞)+(目的……

海上交通三法の解説 【改訂版】

巻幡竹夫・有山昭二 共著

海上衝突予防法・海上交通安全法・港則法を逐条的に解説。重要条文の記憶法、理解と確認のための練習問題を収録し、海技国家試験(1〜3級航海)受験者、船長・航海士が海上交通法規を正しくマスター出来るテキスト。 【はしがき】より  この度、海上衝突予防法、海上交通安全法及び港則法の解説書である「明解 航海法規」の新訂版ともいえる「海上交通三法の解説」を執筆いたしました。  本書は、巻幡竹夫先生の労作「明解 航海法規」の明解な解説を基盤とし、その後約10年間の関係法令の改正及び国家試験の傾向の変化に対応するとともに、重要条文、……

LNG船がわかる本 【新訂版】

糸山直之 著

高熱量・低公害という優れた性質を持つLNG(液化天然ガス)は、近年ますます注目を集め、それに伴い猛烈な勢いでLNG船が建造されています。必然的に、新たにLNG船に携わる人や船舶の絶対数が急増するため、関係者はこれまで以上にLNG船に関する知識をおさえておかなければなりません。 本書は、LNG船の開発を長年手がけてきた著者の知識と経験をもとに、高度な建造・運航技術を必要とするLNG船の概要をわかりやすくまとめたものです。内容は、LNGの物性・特質に触れながら、超低温貨物を輸送するためのタンクがいかに開発され、発展してきたのかを技術的見……
本を出版したい方へ