海事の書籍紹介

新版 日本港湾史

(社)日本港湾協会 編

【発刊に寄せて】より  海洋国家である日本にとって、港湾はいつの時代にも国際交流・国際貿易の窓口として、我が国の経済のみならず文化や社会の発展を支える役割を担ってきました。交通通信手段が飛躍的に発展向上した現在においても、我が国の経済を支える輸出入貨物の99.7%が港湾を通して運ばれていることに端的に表されているといえます。こうした今日の港湾の存在と役割は、長い年月にわたる我が国経済経済社会の要請に応え、課題点を一つ一つ克服する幅広い港湾関係者船先達の取り組みによって積み重ねられたものに他なりません。  明治期以降に限ってみても、……

旗と船舶通信 【6訂版】

三谷末治・古藤泰美 共著

豊富な図解をまじえ、手旗や信号灯による信号旗旒信号、無線電話を中心に、系統だてて解説。ヨット・ボート関係者に好適。 目次 第1章 序論 1.信号の歴史 2.国際信号書と日本船舶信号法の沿革 3.用語解説 第2章 国内船舶信号 1.日本船舶信号法 2.手旗信号法 3.信号灯 4.発光信号灯 5.旗りゅう信号 6.音響信号法 7.無線電信と無線電話 第3章 国際船舶信号 1.概説……

詳説 舶用蒸気タービン 【上巻】−SIと重力単位系併記−【4訂版】

古川 守・杉田英昭 共著

熱及び蒸気の性質について基礎から解説し、蒸気タービンの性能までを平易な記述で説明。 【4訂版発行に当たって】 本書が1984 年(昭和59 年)に発行されて今年で35年,3訂版が2007年(平成19年)に発行されてからも12年になります。最初に本書改訂版が発行された1996年(平成8年)は,舶用蒸気タービンがLNGタンクから漏れ出すボイル・オフ・ガスBOGを有効活用でき,またそれを有効に処理できる最も適した主機関として,LNG船に独占的に採用されていた時代でした。 しかし,2010年頃から燃料価格が高騰し,主機関の燃料消費率……

超大型浮体構造物の構造設計

(社)日本造船学会海洋工学委員会構造部会 編

超大型浮体構造物(メガフロート)は、全長5?におよぶ海上に浮かぶ大地であり、空港・物流基地・海洋観測基地・発電所等への利用が期待されています。従来の埋立て工法に比べて自然への影響が小さく、工期・耐震性・汎用性などにも優れた点が多いといわれ、平成7年からメガフロート国家プロジェクトがスタートしました。これを契機として構造設計技術は長足の進歩を遂げ、特に流力弾性応答、係留設計、安全性評価などのコア技術について多くの研究成果が得られました。 本書は、超大型浮体構造物を設計する上で核となるこれらの技術を造船初学者にもわかるように平易に解説し……

船舶安全法関係用語事典(第2版)

上村 宰 編

船舶用語の基礎知識12年ぶりの改訂版 ★船舶安全法を中心とする、船舶管理の理解に欠かせない重要語1800件に解説をつけた  画期的な用語事典です。 ★各用語の根拠条文や関連事項も明記しました。 ★収録語を見直し、新たに400語を追加。AISやBNWAS、LRITなどの  新しい設備にも対応しました。 ★船舶の検査や管理担当者必携の事典です。 (海事図書)

最新 船舶職員及び小型船舶操縦者法関係法令【令和4年11月10日現在】

国土交通省海事局海技課 監修

最新の船舶職員法令を正確に収録するとともに、利用者の他法令の引用参照の労を省くため、船舶職員法令に関連のある法令のうち、必要な条文をできる限り広範囲に網羅しています。 【本書の収録法令】 船舶職員及び小型船舶操縦者法 船舶職員及び小型船舶操縦者法施行令 船員法及び船舶職員法の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令 船舶職員法の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令 船舶安全法及び船舶職員法の一部を改正する法律附則第六条の規定による船舶職員及び小型船舶操縦者法の規定の技術的読替え等に関する政令 ……

船舶通信の基礎知識(3訂増補版)

鈴木 治 著

船舶運航上、GMDSSをはじめとする重要な役割を持つ船舶通信。その内容を、運航場面別に豊富な図・写真をを用いてやさしく解説しました。無線従事者国家試験を目指す受験生、船舶通信を学ぶ学生、船会社の初級乗組員ほか、船舶通信に携わる関係者すべての方に最適の入門概説書です。 [toc] 【はじめに】 これまで船員にとっての無線に関する知識は、通信士や経験豊富な船員から仕事をしながら聞いて得たものでした。しかし日本人船員が少なくなり、また通信士の乗船していない船がほとんどとなった今では、そうもいきません。 本書は、乗船経験のない学生……

ロープの扱い方・結び方

堀越 清・橋本幸一 共著

ロープ作業をする場合の正しい扱い方、並びに結び方に力点を置き、著者の豊富な海上経験をもとにわかりやすく図版中心に解説。 【はしがき】より  ロープ作業の要旨(こつ)は、使用するロープの性格をよく把握し、懸る力と摩擦力を、有効に利用することである。そこには理に適った“扱い方”、“結び方”がおのずから存在し、何世紀もの昔から研究され、工夫され、そして使用されて来たものがある。しかし時勢は刻々推移し、使用される物も対象も変わりつつあり、特に最近は科学の進歩により、合成繊維のロープが登場し、従来のロープ作業の感覚にも、かなり修正が加えられる……

ガスタービンの基礎と実際

三輪光砂 著

コージェネレーションや複合発電で注目されているガスタービンの基礎理論から作動原理、最新の技術、将来動向までをやさしく解説。 【まえがき】より ガスタービンは広義には航空用のジェットエンジンを含み、蒸気タービンや往復動内燃機関に比べ新しい原動機である。 本書で述べる陸・舶用ガスタービンは、発電用、圧縮機・ポンプ駆動用、舶用、車両用など、広い用途に用いられる。うち、いくつかの分野、例えば商船用、自動車などでは実用化が遅れているが、複合(コンバインドサイクル)発電用、熱、電併給(コージェネレーション)用や艦艇用などには急速に実用化……

氷海工学−砕氷船・海洋構造物設計・氷海環境問題−

野澤和男 著

海氷の性状を基本に、流体・構造・材料・破壊・熱などの各力学、極地の環境、砕氷船、リグ等、北極圏の開発に必要となる工学を纏めた内容。 【まえがき】より  1973年10月に勃発した第4次中東戦争が原因となった石油価格の大幅な引き上げは第1次オイルショックを起こし、さらに第2次オイルショック(1978年)へと発展した。この出来事は世界の経済界に大きな打撃を与えた。特に、中東に石油エネルギーの大部分を依存する日本では安定供給を揺るがす重大問題となった。一方、Canada、Alaskaの北極圏では、North Slopeの石油発見(19……
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