海事の書籍紹介

液体貨物ハンドブック【2訂版】-実務に便利なデータと数量算出法-

一般社団法人 日本海事検定協会 監修

業界で統一的に行われているケミカル・液化ガス類、石油類の数量算出法およびこれに必要な各製品の密度・容積換算率を含む諸データを収録した便覧です。 【はしがき】 「ケミカル・液化ガス・石油ハンドブック」は,2012年9 月に改訂されたが,以来,主にJIS 規格,並びにその他諸表が改訂された。そこで内容を見直し,新たに発刊することとした。 本ハンドブックは業界で統一的に行われているケミカル・液化ガス類,石油類の数量算出法およびこれに必要な各製品の密度・容積換算係数を含む諸データを収録しているものである。 次の諸表,およびデータが……

「みなと」のインフラ学 ーPORT2030の実現に向けた処方箋ー

山縣宣彦・加藤一誠 編著

港湾の果たすべき役割、道筋をまとめた提言集 我が国経済・社会の発展及び国民生活の質の向上のために港湾が果たすべき役割や、今後特に推進すべき港湾製作の方向性をとりまとめた港湾の中長期政策「PORT2030」。本書は、このPORT2030を具現化するにあたり、港湾と空港に係る国土交通省の政策担当者と研究者からなる、「港湾・空港領域の政策課題検討の官学交流プラットフォオーム」研究会におけるさまざまな提言を一冊にまとめたものである。 [toc] 【目次】 序章  みなとの空間計画を歴史・文化・生活から発想  PORT 2……

LNG船運航のABC(2訂版)

日本郵船LNG船運航研究会 著

世界的な需要の高まりからLNG船は今後も大量に運航されるでしょう。本書では,LNG船の入出港,荷役,航海,エンジニアリングを通してそのしくみと実際の業務を紹介します。 今回は,LNG燃料船に関し全面改訂し,LNG燃料船の現状や今後の動向などについて,より広く解説しました。現状や,普及と課題についても触れました。運航実務者,海運会社の業務内容を理解したい人は必携です。 【2訂版まえがき】 本書は2015年に第1回改訂を実施したが,それから5年が過ぎた現在,環境問題や船舶燃料の多様化などを背景に,LNG船の需要は相変わらず高くな……

大きな図で見るやさしい実用ロープ・ワーク(改訂版)

山﨑敏男 画・文

海に関する専門学校(海上技術学校・海上技術短期大学校)で長らく教鞭をとってきた著者が、海や船に関するロープ・ワークを中心に、日常生活から園芸・アウトドア・レジャーまで多方面で重宝されている色々なロープ・ワークについて、カラーで見やすく大きな図を用いて、簡潔明瞭な解説をつけてまとめた。名著「図解実用ロープワーク」を引き継ぐ良書。 改訂版では約60種類のロープワークを、これまでよりも見やすく、わかりやすく説明しています。平面ではなく立体的に表現することで、迷わず結ぶことができます。 【まえがき】 思い起こすと、すでに四十年以上前……

概説 海事法規(2訂版)

神戸大学海事科学研究科海事法規研究会 編著

海事法規解説の定番書。 海事の理解と運用に必須の16法令を6名の専門家が丁寧に解説。商法の改正など最新の法令改正に対応。初学者から海技士・海事代理士の勉強にも役立つ海事法規の入門書。 【2訂版のはしがき】 2010(平成22)年に『概説海事法規』の初版が刊行される年前の2007(平成19)年は,日本籍船の外航船舶数が92隻という最少隻数を記録した。しかし,日本人船員の確保・育成と日本の外航海運が対等な国際競争力(イコール・フッティング)を維持するための施策として,2008(平成20)年度に導入された課税の特例であるトン数標……

天文航法のABC ―天測の基本から観測・計算・測位の実際まで ―

廣野康平

六分儀を用いて太陽や星を観測して船位の決定し、大洋を航海する「天文航法」について、乗船実習や海技試験で必要となる知識を網羅的にまとめ、天測の初心者や学生が押さえておくべきポイントと基本事項などをわかりやすく解説する。 中身を見てみる [toc] 【はじめに】 位置を求めること、すなわち「測位」は、移動を伴う様々な活動に不可欠である。 1990年代に実運用が開始されたGPS(Global Positioning System)は、測位にとって正に画期的な存在といえる。GPSが出現してからは、測位は常に自動で行われるも……

海損精算人が解説する共同海損実務ガイダンス

重松 徹 監修/株式会社 浅井市川海損精算所 編著

共同海損とは、航海中に発生した損害をその航海に関わる荷主・船社等の関係者で負担し合う制度。共同海損下では、たとえ自分の積荷が損害を受けていない場合でも一定の金額を負担することになる。近年は、ハード・ソフト両面からの安全対策が充実したこともあり共同海損発生件数が減少傾向にあるが、それ故に共同海損に精通した実務者が減ってきており、実際に発生した際に対応に戸惑う荷主・船会社等も多い。 本書は、共同海損に必要となる知識や段取りを専門家が分かりやすく解説したものであり、共同海損になじみのない(初めて関わる)海事関係者(荷主・船社・保険会社等)……

LNGの計量ー船上計量から熱量計算までー

春田三郎 著

LNGの輸入量は増加の一途を辿り、現在では年間8,000万トンに達する。近年では、輸出国及び輸入国の増加に伴い、国際的な貿易量も増加している。主要エネルギーとしての需要はもちろん、海洋環境保護のためのSOx 排出削減を目的としたLNG 燃料の船舶なども出現しており、船舶燃料としてのLNG 利用の拡大も見込まれている。このLNGは伝統的にMMBTU(100万英国熱量単位)を単位とする熱量で取引される。LNG船1船分の熱量は、売買契約書に基づいて荷役の都度実施される船上計量、サンプリング及び組成分析により確定するが、1回の計量における0.……

運輸安全マネジメント制度の解説ー基本的な考え方とポイントがわかる本ー

木下典男 著

「運輸安全マネジメント制度」が作られた契機は、平成17(2005)年に福知山線脱線事故を始めとする様々な運輸関係の事故が頻発し、「ヒューマンエラー」を要因とすると指摘されたことにあります。ここから、鉄道、自動車(トラック・バス・タクシー)、海運、航空の各運輸事業者自らが、経営トップから現場まで一丸となって安全管理体制を構築・改善し、国がその安全管理体制を評価する制度として始まりました。 本書は、「運輸の安全性の向上のための鉄道事業法等の一部を改正する法律(平成18年法律第19号)」により、平成18(2006)年10月日から、陸・海……

グローバル・ロジスティクス・ネットワークー国境を越えて世界を流れる貨物ー

柴崎隆一 編/アジア物流研究会 著

国際物流の歴史、世界の海上輸送、世界各地における陸上貨物輸送などの現況から、中国が進める一帯一路構想や期待の高まる北極海航路といった現在的プロジェクトまで、世界の輸送ネットワークを俯瞰しながら国際物流の現状や実態、今後の動向をやさしく解説。 【発刊にあたって】 柴崎隆一先生を代表編者とした執筆陣が、地球スケールで広がる広域物流ネットワークの書籍を出版されました。海上輸送はもとより、ユーラシアや北米など大陸横断の陸上輸送の実態がつぶさに述べられています。とくにスエズ運河、パナマ運河、北米やシベリアの大陸横断鉄道などの歴史的展開か……
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