趣味・実用の書籍紹介
「脱炭素化」はとまらない!ー未来を描くビジネスのヒントー
江田健二・阪口幸雄・松本真由美 共著
エネルギー・環境分野に携わるビジネスマンへのメッセージ。
「脱炭素化」はなぜ必要か?
どう取り組めばいいのか?
そのヒントを紹介します。
2010年代の助走期間を過ぎ、大きな変革期を迎えている「エネルギー産業」。その肝となるキーワードが本書のテーマである「脱炭素化」です。大学の研究者、日本の環境・エネルギー分野の専門家、シリコンバレー在住のコンサルタントと異なるバックグラウンドを持つ3人が、各々の視点から「脱炭素化」を解説。世界の流れから日本の方針を踏まえて、日本・米国での企業や官公庁の取り組み、事業展開を紹介します。
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乳酸菌の疑問50 みんなが知りたいシリーズ14
日本乳酸菌学会 編
近ごろ菌活や腸活がブームである。いずれも微生物の働きを利用して私たちの健康に役立てようとする活動のことであるが、中でも乳酸菌はその代表格といえます。現に、特定保健用食品(トクホ)市場の約半分を乳酸菌発酵乳、すなわちヨーグルトが占めています。もともと乳酸菌には整腸作用があることが認められてきていましたが、近年はアレルギー抑制作用、血圧調節作用、感染防御作用なども報告・承認され、乳酸菌の研究や乳酸菌を利用した商品開発が盛んです。
本書は、乳酸菌とはどのような生き物なのかから、ビフィズス菌との違い、ヨーグルトやチーズの作り方、乳酸菌が多く……
地下水・湧水の疑問50 みんなが知りたいシリーズ13
公益社団法人 日本地下水学会 編
私たちは、古くから地下水・湧水を飲料・農業・工業用水や神事などに利用してきた。世界に目を向けると、現在でも日本の井戸掘削技術が開発途上国等で求められている。また、近年は「水循環」という視点に立った総合的な地下水政策も注目されている。本書は、地下水・湧水の成り立ちから民俗・利用・環境問題・法令に至る50の疑問と10のトピックスを地下水の研究者たちがわかりやすく解説しています。
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【はしがき】
水は,私たち人類の生存にとって不可欠なものであり,また,私たちの周りを取り巻く環境を構成する重要な要素の一つです。そ……
再生可能エネルギーによる循環型社会の構築
石田武志 著
2030年までの国際目標として掲げられた「持続可能な開発目標(SDGs)」には、分野ごとに17のゴールおよび169のターゲットが示されています。
一方、地球の気候システムをも改変させ始めている肥大化した現在の産業文明は、その存続の危機に立たされていると考えられます。
SDGsの目標の達成のためには、個々の政府・企業・非営利法人などの活動が一層重要になってきていますが、同時に、現在の産業文明の構造自体から考え直して、真に持続可能な文明の形を考えていく必要があります。
その中で、自分なりシナリオを構築し、目標に向けて真摯に実行してい……
IWC脱退と国際交渉
森下丈二 著
【はしがき】
2018年12月26日、日本政府は菅義偉官房長官の談話により国際捕鯨委員会(IWC : International Whaling Commission)からの脱退(正確にはIWCを設立した国際捕鯨取締条約からの脱退)と商業捕鯨の再開を発表した。この決定は国際捕鯨取締条約の寄託国である米国政府に直ちに通告され、同条約第11条の規定に基づき、翌2019年6月30日に脱退が実現した。
このIWC からの脱退と商業捕鯨再開の決定について、日本国内からは歓迎と期待の声が聞かれる一方で、特に脱退については「なぜ今脱退か」、「国……
発酵・醸造の疑問50 みんなが知りたいシリーズ12
東京農業大学応用生物科学部醸造科学科 編
食生活を豊かにする“ 醸す” 技術のひみつがこれだ!
Q.発酵と醸造の違いは何ですか?
Q.酵母と麹菌の違いは何ですか?
Q.お酒の味って,何から来るの?
Q.ワインの醸造に乳酸菌は役に立っているの?
Q.うすくち醤油はこいくち醤油よりも塩分が高い?
Q.塩麹が“ 魔法の調味料” と呼ばれるのはなぜですか?
Q.納豆はなぜ臭いのですか?
Q.微生物が分解できるプラスチックは微生物が作るって本当ですか?
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を影で支える発酵調味料や発酵食品に
関する疑問に答える。
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日本の国石「ひすい」ーバラエティに富んだ鉱物の国ー
一般社団法人 日本鉱物科学会 監修/土山 明 編著
(一社)日本鉱物科学会が2016年9月実施した「日本の国石」選定事業を導入部として、「石」の定義から「石」を調べて地球の歴史を探り宇宙とをつなぐ学問である「鉱物学」について、そして「国石」に選ばれた「ひすい」と日本・日本人との古くからの関わりや多様な地形をもち多くの鉱物が産出される日本の地質的な特異さ、資源としての利用や石との身近な楽しみ方まで、アカデミックな基礎知識を盛り込みつつ、日本の「石」「岩石」「鉱物」の魅力を存分に伝える。
※クリックすると拡大します
【はしがき】
一般社団法人 日本鉱物科学……
水草の疑問50 みんなが知りたいシリーズ10
国立科学博物館 筑波実験植物園 田中法生 監修/水草保全ネットワーク 著
水草は、普通に「植物」と呼ばれて陸上に棲んでいるものが、水中で暮らせるように進化した植物と言われる。本書ではそのような水草の世界のさまざまな不思議、疑問を掘り起こし、それぞれを専門とする研究者が本シリーズの例にならって、一問一答式で回答している。その生態や進化はもちろんのこと、水草を衣食住に利用する文化、水槽で楽しむ趣味の世界まで、広く網羅した内容。
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【はじめに】
水草は,水の中で生活しています。
水草なのだから当たり前のことだと思われるかもしれません。
それでは,もしも私たち霊長類の一種が水中で暮……
電波の疑問50ー電波はスマホ、Wi-Fi、GPSにも必要?ー
早川正士 著
身近だけど意外と知らない電波の世界へようこと。
Q.電波はどのように利用されているの?
Q.電波ってなに?
Q.電波はどうやってつくるの?
Q.自然に出る電波ってなに?
Q.電波を感じる生物はいるの?
Q.Wi-Fiは電波なの?
Q.腕時計型ウェアラブル電話ってなに?
など、電波のことについて正しい理解をするための50の疑問に、電波環境学の専門家が丁寧に答えます。
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【はじめに】
電波は目に見えないのですが,地上空間にたくさん行き交い,そしてさまざまなことに応用されています。ところ……
クジラ・イルカの疑問50 みんなが知りたいシリーズ9
加藤秀弘・中村 玄 編著
私たちはクジラやイルカに対してどのようなイメージを持っていますか。大きな体、進化の不思議、巧みな狩り、芸達者、自然保護のシンボル、集団座礁、食文化など少し挙げただけでも様々なイメージが浮かび上がってきます。これは、私たちとクジラ・イルカとのかかわりが長くて深いことのあらわれと言えます。
その一方で、クジラとイルカの違いは何か、なぜ大きくなるのか、肺呼吸からエラ呼吸に戻らないのはなぜかなど、基本的なことでも意外と知られていないことも多い。
本書では、ザトウクジラはなぜ跳ねるのか、水族館のトレーナーとクジラと話ができるのか、クジラは増……