水産の書籍紹介
熱帯アジアの海を歩く ベルソーブックス006
北窓時男 著
スラウェシ島、カリマンタン島、小スンダ列島…。インドネシアの島々を中心に、各地の漁具・漁法・歴史を訪ねる。
見知らぬ人々との生活・ふれあい、自然を求め、熱帯アジアの海を歩いてみよう。
【はじめに】より
熱帯アジアの海を歩こう。
ジーパンとTシャツにスニーカーをはき、小さめのバックパックに少しばかりの着替えとポケットサイズの辞書を入れよう。方にはカメラバッグ。そこにノートと筆記道具をしのばせる。長袖の上着も一枚用意しておこう。これにパスポートと往復の航空チケットがあれば、準備は万端だ。
6時間あまりの空の旅、降り立ったそこはもう熱帯だ……
よくわかるクジラ論争−捕鯨の未来をひらく− ベルソーブックス022
漁港工学概論
川口 毅 著
波浪問題を中心に漁港建設における基礎的な知識を網羅。その他、漁港の機能・歴史・政策などを多くの写真や図とともにビジュアル的に解説。
【目次】
第1編 総論
第1章 水産業と漁港
1.1 漁港の発展
1.2 近代漁港の機能
1.3 漁港と水産業
1.4 漁港と漁村
第2章 沿岸の物理現象
2.1 海洋
2.2 波浪
2.3 常に変化する海面
2.4 流れ
2.5 海岸地形
第3章 漁業と漁業根拠地の概要
3.1 漁業生産の現状
3.2 漁港と漁業集落
第2編 漁業根拠地と漁……
図説 海苔産業の現状と将来
大房 剛 編著
大きな転機を迎えている海苔産業を豊富な資料・写真で詳しく解説。将来の活路を見い出す1冊。データブックとしても最適。
【目次】
第1章 日本での水産業の推移
1.1 水産業生産金額合計の推移
1.2 漁業部門別生産金額の推移
1.2.1 遠洋漁業での推移
1.2.2 沖合漁業での推移
1.2.3 沿岸漁業での推移
1.2.4 海面養殖業での推移
1.2.5 年度ごとの合計金額を100とした漁業部門別比率の推移
1.2.6 1970年の生産金額を100とした比率の推移
1.3 海面養殖業での種類別金額の推移
1.3.1 ……
海藻フコイダンの科学
山田信夫 著
本書は、フコイダンとはどのような物質であるのか。また、どのような医薬効果があるのかを多くの図表を用いてわかりやすく解説したものです。化学構造・理化学的性状などを解説した上で、抗がん作用・血栓予防効果・血圧低下作用などの医薬効果や皮膚老化予防などの美容効果等の作用機序を解説する構成となっています。また、人間に対する効果ばかりでなく、養殖魚介類の生態防御活性の増強に関する記述も記載されています。
これまで、フコイダンに関する様々な研究論文が発表され、またテレビなどの情報番組などでも、フコイダンに関する情報が断片的に取り上げられることも……
新編 漁業法のここが知りたい【2訂増補版】
金田禎之 著
漁業法は漁業生産に関する基本制度を定めた法律であり、水産資源の保護培養を目的とした水産資源保護法と不可分一体として運用されています。法の適用対象は広範にわたっており、漁業関係者をはじめ、海運業、遊漁船業等の事業者や、釣り人、サーファー、ダイバーなど、多くの人々と関わりがあります。
このため、法に対する理解の不十分から、トラブルが生じたり、漁業と他分野との利害対立から争いが生じたりすることも少なくありません。埋立てなどによる漁業補償の問題も、本来漁業法は補償とは無関係な法律でありますが、漁業権との絡みもあって誤解されやすいです(実……
音で海を見る ベルソーブックス007
古澤昌彦 著
【はじめに】より
日本人は、魚を好物としている。魚を多く食べるから寿命が長いといわれる。しかし、魚を食べるときに、この魚はどこで生まれ、どのように育ち、どのように獲られ、どのようにここまで運ばれたか、と聞かれても、私を含めほとんどの人が答えられないだろう。大根などは、日頃畑などを目にしているので、およその見当がつく。このように、私たちは、魚から非常な恩恵を受けている割には、その知識に乏しい。これはやはり、魚は、海中という私たちには簡単に見えないところで生まれ育つためである。
海の中は陸上と違って、電波はほとんど伝搬できず、音波の方がず……
さしみの科学−おいしさのひみつ− ベルソーブックス023
畑江敬子 著
「さしみ」や「すし」はなぜおいしい?
旬のテクスチャーなど、ナマの魚介類には欠かせない、
おいしさのひみつを科学的に解明する。
【はじめに】より
初めて訪れた土地の食品市場やスーパーマーケットへ行くと、ワクワクする。日本国内でも外国でも同じである。旅行の楽しみは人によってそれぞれと思うが、どうやらこれは私だけではないらしい。
私は調理学を専門にしているので、同じ仲間と外国へ旅行すると、必ずそこのスーパーマーケットへ行く。その地域の人々が、どんなものを食べているか興味津々なのである。外国へ旅行するチャンスがそんなにあるわけではないが、……
新版 水産動物解剖図譜
廣瀬一美・鈴木伸洋・岡本信明 共著
水産学・生物学上で代表的な水産生物全23種を取り上げ、その62の解剖図で各部名称を詳細に紹介。和文英文(一部ラテン語)併記。持ち運びに便利。
【目次】○ イソギンチャク類○ ウミサボテン○ ナマコ○ カタヤムシ○ ユムシ○ チスイビル○ ゴカイ○ シャミセンガイ○ ホシムシ○ カラスガイ○ ハマグリ○ クロアワビ○ コウイカ○ スルメイカ○ シャコ○ クルマエビ○ ガザミ○ シロボヤ○ ホシザメ○ ニホンウナギ○ コイ○ マダイ○ クロマグロ ……
食の科学−水産食品を中心に−
鈴木喜隆・高橋幸則 編著
我々の健康に深くかかわる免疫活性化物質・必須微量元素・コラーゲン・ビタミンC・活性酸素の特徴・働き等を水産食品中心に解説。
【目次】
1 ヒトと動物の免疫機能と活性化物質
1-1 はじめに
1-2 ヒトと哺乳動物の免疫機構
1-3 魚類とエビ類の免疫機構
1-4 免疫活性化物質とは何か
1-5 免疫活性化物質の種類と作用
1-6 免疫活性化物質の正しい摂取法 2 ビタミンCのはなし
2-1 はじめに
2-2 古代から恐れられていた壊血病
2-3 アスコルビン酸化
2-4 ビタミンCの生理作用
2-5 ビタミンC……



