成山堂書店の書籍紹介

特殊鉄道とロープウェイ 交通ブックス105

生方良雄 著

ケーブルカー、モノレール、新交通システムやロープウェイ、トロリーバス等特殊鉄道の構造や歴史を説明。 第一章 鋼索鉄道(ケーブルカー)  鋼索鉄道の起源  戦時中の企業整備による休廃止  戦後の復活と新設  ケーブルカーの名前  四両が行き来するつるべ式もある  サンフランシスコのケーブルカーは循環式  ケーブルカーの線路の長さはケーブルの長さで決まる  ケーブルカーのポイントと軌間  安全なブレーキ  車両のはなし  巻揚所  幹線鉄道の循環式ケーブル・サンパウロ鉄道  懸垂式ケーブルカー  鉄道では……

航海英語のABC

平田寛満 著

水産高校での教職20年余の経験を生かし、航海英語を基礎から解説。航海英語の教科書、2級・3級海技士受験者の参考書として最適。 【目次】第1章 文 1. 主部と述部 2. 主語と述語動詞 3. 文の要素と修飾語 第2章 文の5型 1. 第1文型S+V(主語)+(述語) 2. 第2文型S+V+C(主語)+(述語動詞)+(補語) 3. 第3文型S+V+O(主語)+(述語動詞)+(目的語) 4. 第4文型S+V+O+O'(主語)+(述語動詞)+(間接目的語)+(直接目的語) 5. 第5文型S+V+O+C(主語)+(述語動詞)+(目的……

体系海商法 【2訂版】

村田冶美 著

本書は、著者が甲南大学や神戸商船大学などで、長年続けてきた海商法の講義の内容を体系的にまとめたものです。海商法は広範囲の法令に及ぶため、その解説書は理解困難な学説・判例や、法理論を収めた書物が多く、もっとわかりやすい解説書はないか、という声をよく聞きます。 本書はもっぱら、内容理解の容易化に努め、船舶、船長の職務権限、船主等の法的地位、海上物品運送、海難処理などについて、通説・判例や基本事項を一通り概説しています。また、船舶の停泊、船積・陸揚に関する諸問題についても配慮しています。 主な特長としては、海商法の体系に関する著者なりの……

航海学概論(2訂版)

鳥羽商船高専ナビゲーション技術研究会 編

船員の職務や船舶の概要から運航に必要な知識や技術を豊富な図版とともにわかりやすく解説。船乗りをめざす人のための入門書。 新技術の導入、法令改正を反映させた改訂版。 【まえがき】より 我が国は、エネルギー資源をはじめとして国民の生活を支えるさまざまな物資を海外から輸入し、多彩な製品を輸出することで経済発展を遂げている貿易立国です。そして、その輸送のほとんどを担っているのが海運です。貿易量において、海外貿易が占める割合は2004年の統計で見ても金額にして68.1%、重さにして99.7%であり、海運が我が国にとって不可欠な輸送手段であるこ……

機関科一・二・三級執務一般(改訂版)−英語・法規も完全収録−

細井 登・佐藤 勉・須藤信行 共著

機関科一・二・三級の執務一般に関する科目について海技試験科目細目に準拠しわかりやすく解説。英語や法規(口述試験)問題にも対応。 著者からこの本を読まれる方へ(「はしがき」より)  「合格」というゴールをめざす受験勉強とは、「力と技」の習得です。  まず「力」とは基礎学力です。これは、基礎知識の積み重ねを日々精進することによって得ることができます。しかしながら、それだけでは、ややもすると応用力に欠け「合格」というゴールに到達することは困難です。  このため、「技」すなわち受験技術を身につける必要があります。受験技術とは、実際……

超大型浮体構造物の構造設計

(社)日本造船学会海洋工学委員会構造部会 編

超大型浮体構造物(メガフロート)は、全長5?におよぶ海上に浮かぶ大地であり、空港・物流基地・海洋観測基地・発電所等への利用が期待されています。従来の埋立て工法に比べて自然への影響が小さく、工期・耐震性・汎用性などにも優れた点が多いといわれ、平成7年からメガフロート国家プロジェクトがスタートしました。これを契機として構造設計技術は長足の進歩を遂げ、特に流力弾性応答、係留設計、安全性評価などのコア技術について多くの研究成果が得られました。 本書は、超大型浮体構造物を設計する上で核となるこれらの技術を造船初学者にもわかるように平易に解説し……

鉄道連絡船のその後

古川達郎 著

【まえがき】より 昭和63年(1988)、北の津軽海峡に「青函トンネル」が、そして南の備讃瀬戸に「瀬戸大橋」が開通し、鉄道連絡の「青函航路」と「宇高航路」が姿を消した。 『鉄道連絡船』は、もともと、いますぐ橋をかけたり、トンネルをほることのできない川や海などで、“動く橋”として両岸の鉄道を連絡する船であるから、橋などができてしまえば消え去るのが運命である。 ただ、前記両航路がこれまでと運命を異にするのは、自らが起こした「事件」が、当時の社会情勢では夢とさえ思われていたトンネルと橋の実現に向けて世論を大きく一変させたことである。事件とは……

航空管制システム−限界と未来の方向−

園山耕司 著

空域問題や対策の遅れが指摘される気象問題など改善点を示し、航空管制の現状とその将来性を解説。完璧なる航空管制に挑む一冊。 【内容】 航空機の事故について、その多くは管制とパイロットがかかわった事故です。人がミスを起こす可能性は常に存在しています。ミスを起こしにくいようにと航行援助施設や管制システムは日々改善されてきています。では、システムはどう改善されてきているのか、現場の管制官は頭の中でどのような物差しを使って航空交通の流れをさばいているのか・・・・。 本書は、第1部で航空管制システム全体がわかるよう例を挙げながら解説し、第2部で……

流れ星の文化誌 気象ブックス003

渡辺美和・長沢 工 共著

人々の身近な存在でありながら、今まで天文学でしか語られなかった流れ星を、歴史的・文化的視点から観測し、知られざるその素顔に迫る。 【はじめに】より  初めて流れ星が近代科学の対象として観測されたのは、1798年11月のことだ。それから100年たった1899年、日本では現代に通じる流れ星の観測は初めて行われた。  でも、もちろん、それらが初めて流れ星を見た記録ではない。流れ星はそれまでもずっと私たちの頭上に現れていたのである。  流れ星の数が、もっともっと多かったなら、それなりに天文学の発展に違った影響を与えたかもしれないが……

世界の風・日本の風 気象ブックス020

吉野正敏 著

 世界にはさまざまな風が吹いています。ハリケーンもあり、台風もあります。心地よく肌を撫でてゆく春風もあれば、一瞬にして地上の全てを巻き上げる突風もあります。毎日の気象情報では気温、降水量の他に「風力・風向き」が予報されています。  風は気温や降水量に比べれば日々の生活にそれほど深い関わりはないように見えます。ところが、本書によると、風は私たちの生活に無縁なものではありません。日本には「○○風」とか「○○おろし」のように風に地域独特の名前が付いていたり、「風情がある」とか「風雅を好む」などのような風に関する言葉や、風に関する地名が多く……
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