成山堂書店の書籍紹介

サケの世界市場−アグリビジネス化する養殖業−

佐野雅昭 著

巨大資本の養殖ビジネスによって、サケは天然・国産物が駆逐された。その実状を調査し、水産物の需給構造や市場の国際化の問題に迫る。 【目次】 第1章 課題と分析の視点  第1節 問題意識の所在  第2節 サケの世界市場分析に関する研究史  第3節 分析の視点と方法及び本書の構成 第2章 国際的なサケ需給の歴史的展開  第1節 1980年以前天然サケの漁獲と消費の段階  第2節 1980年以降1990年まで       世界的な生鮮志向の高まりと需給国際化の兆し 第3章 サケ世界市場の形成と構造  第1節 サケの資源特性と生産の特……

海藻の栄養学−若さと健康の素−

大房 剛 著

欧米型食生活の導入により、日本は世界でも一、二を争う長寿国になりました。しかし、成人病や生活習慣病が増え、日本人は、長生きの代償に真の健康的な生活を失ってしまいました。 そうした中、魚食を中心としたかつての「日本型食生活」が見直され、その脇役であった海苔やワカメ、コンブといったビタミン、ミネラルの給源として最適な海藻類も注目を集めるようになりました。 本書は、それらの日頃よく口にする海藻類の有効成分や機能性を紹介し、抗がん作用や糖尿病予防、最近話題のペプチドやフコイダンなどにも触れ、その効果をわかりやすくまとめています。 食から見たア……

新訂 水産資源解析学

田中栄次 著

本書はモデルや観測量などのダーティデータを重視、取扱う水産資源解析学の基本概念を十分に説明し、統計学的側面にも注目した入門書。 【はしがき】より  本書は水産資源解析学の、学部生及び博士前期の大学院生のための、教科書ないしは参考書として書かれたものである。旧版は山田作太郎東京海洋大学教授(現在は名誉教授)との共著であったが、新版は田中栄次が1人で改訂を行うことになり、山田名誉教授が書かれた部分は新たに作成した。  言うまでもなく、現在の日本の漁業を取りまく環境は大変きびしいものがある。戦後から昭和40年代のわが国の漁業は開発の時代……

レジャー・スキューバ・ダイビング−安全潜水のすすめ−【5訂版】

海上保安庁警備救難部救難課 監修・(財)日本海洋レジャー安全・振興協会 編著

スキューバ・ダイビングの安全指導書として初心者から指導者、ショップ経営者まで幅広い人たちへ、豊富なイラストとカラーの図で分かりやすく解説。 スキューバ・ダイビング経験者の確認のために、インストラクターの方、レベルアップをしたい方にオススメです。 【目次】 第1章 レジャー・スキューバ・ダイビングの現状  1 マリンレジャーとスキューバ・ダイビング  2 レジャー・スキューバ・ダイビングの仕組み 第2章 レジャー・スキューバ・ダイビング入門   1 潜水物理の基礎   2 潜水生理と潜水障害  3 潜水適性  4 女性とダイビング  ……

海難の世界史 交通ブックス213

大内建二 著

海難の悲劇はタイタニック号だけではなかった!歴史の中に埋もれた数々の海難を紹介。 豊富な線画と写真で明らかにされる海難秘話。 【目次】 第一章 海難とは何か 第二章 海難の歴史  第一節 古代の海難   1 実証に見る古代地中海の海難   2 記録に見る古代日本の海難  第ニ節 中世の海難   1 中世ヨーロッパに見る海難   2 中世アジアと日本に見る海難  第三節 近世の海難   1 大航海時代の幕開け   2 カリブ海を中心としたスペイン船の海難   3 北米大陸東岸の海難と蒸気船の苦悩   4 近世の日本の海難  第四節……

海藻の食文化 ベルソーブックス014

今田節子 著

健康食として注目されている海藻。日本では古くから薬効をもつ食べ物として、今よりも多種類の海藻が利用されていた。 海藻の食文化を見直すことで、新しい利用法も見えてくる! 【目次】 第1章 海藻とは何か?海藻の食文化を理解するために?  1-1 海藻と海草はどう違う  (1)海藻と海草を区別する  (2)海草利用の伝統  1-2 海藻の分類と特徴  (1)色による海藻の分類  (2)「〜モ」「〜メ」「〜ノリ」  1-3 海藻が生える環境とその採り方 第2章 食用海藻の種類と移り変わり  2-1 食べている海藻は一握り  2-2 昔はた……

エチゼンクラゲとミズクラゲ−その正体と対策− ベルソーブックス030

安田 徹 著

ふぅわり、ゆらゆら 優雅に海中を漂う美しいクラゲたち。 心を癒すものもいれば、 人々に大きな被害を与えるものもいる。 不思議に満ちたクラゲたちの生態、被害対策、利用法を探る。 【はじめに】より 近年、温暖化に伴う地球環境(大気や海洋等)の変化・異常現象が話題となっています。新聞、雑誌やテレビなどのメディアを通じて、私たちは世界規模で起こっているその現状を知ることができます。海洋に関することでは、海面の水位や水温の上昇、豪雨による沿岸土砂の流入等がとりあげられ、今後の見通し・予測が論じられています。 では海洋生物ではどうでしょうか。最……

和英英和 船舶用語辞典

東京商船大学船舶用語辞典編集委員会 編

船舶の建造、あるいは運航に携わる人と学ぶ人のため、造船、造機、航海、機関、自動化などの各分野から、約8,500語を精選収録し解説。 【まえがき】より 船舶は造船、造機、電気など種々の専門技術の結集である。しかも船舶の建造に当たっては船舶安全法に定められた法律、規則の適用を受けるばかりでなく、船級協会規則による検査にも合格しなければならない。また、船は変化の激しい海象、気象のもとに航海し、沿岸航行、港の出入港などのためには諸施設があり、航法があるなど建造された船舶が航海して、旅客、各種貨物の運送等の任務を遂行するために関連する……

船舶安全法の解説−法と船舶検査の制度−【5訂版】

有馬光孝 編著

船舶検査制度の基になる船舶安全法について逐条解説。関連各種制度の詳細、検査業務の実際、申請手続等も実務に則して詳説。平成26年9月現在。 【はしがき】より  本書の原本である「船舶安全法と船舶検査の制度」が著されてから32年、途中『船舶安全法の解説 -法と船舶検査の制度-』と書名を変えて今回が5度目の改訂版となる。船舶安全法は、わが国における船舶及び人名の安全を確保するための取締法規の一つで、SOLAS条約を国内法化するための根幹をなす法律である。昭和8年の法律制定以来世の中の変遷と共に幾多の改正を行いながら今日に至ってい……

船舶通信の基礎知識(3訂増補版)

鈴木 治 著

船舶運航上、GMDSSをはじめとする重要な役割を持つ船舶通信。その内容を、運航場面別に豊富な図・写真をを用いてやさしく解説しました。無線従事者国家試験を目指す受験生、船舶通信を学ぶ学生、船会社の初級乗組員ほか、船舶通信に携わる関係者すべての方に最適の入門概説書です。 [toc] 【はじめに】 これまで船員にとっての無線に関する知識は、通信士や経験豊富な船員から仕事をしながら聞いて得たものでした。しかし日本人船員が少なくなり、また通信士の乗船していない船がほとんどとなった今では、そうもいきません。 本書は、乗船経験のない学生……
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