やさしい鉄道の法規−JRと私鉄の実例− 交通ブックス108


978-4-425-76074-9
著者名:和久田康雄 著
ISBN:978-4-425-76074-9
発行年月日:2006/6/28
サイズ/頁数:四六判 218頁
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価格¥1,650円(税込)
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鉄道の建設・運営・運賃・車両や施設・利用者との関係等に関連する鉄道事業法や鉄道営業法、その他各種法規をやさしく説明。

【はじめに】より
これまで「鉄道法規」の本は、極端にいえば鉄道会社の人が仕事の必要に迫られて読むぐらいだったのではないかと思う。しかし、この本は鉄道に関心のある方ならどなたでも分かっていただけるように、できるだけやさしく書いたつもりである。そのため、もともとの法律には規定があっても、実際にそれが働くことのないような条文(例えば個人営業の鉄道についての規定)や内部の手続きだけのことなどは、説明を省いてある。もっとも、この本の内容は著者のまったく個人的な解釈に基づくものであり、それについてご批判もあるだろうことは覚悟の上である。
説明は原則として1998年10月としたが、昔からの制度改正のいきさつも必要に応じて記すことにした。法律の名称は面倒でもいちいち正規のものを記すようにしたが、鉄道会社の名前をあげる時にはほとんど「株式会社」を省いていることもお断りしておく。

【目次】
序章 鉄道の法規を知ろう
 1 法令と通達
 2 鉄道に関係する法律
 3 鉄道法令の分類と歴史

第一章 鉄道の定義と種類
 1 鉄道とは
 2 特殊な鉄道
 3 鉄道事業の三つの種別
 4 民営と公営

第二章 鉄道の開業まで
 1 免許を受ける
 2 工事を行う
 3 計画や施設の変更
 4 車両についての手続き
 5 設計管理者がいれば
 6 運行計画についての手続き
 7 ほかの法令で必要な手続き

第三章 鉄道の譲渡や合併と廃止
 1 鉄道の名前が変わるとき
 2 鉄道がなくなるとき

第四章 鉄道の間の関係
 1 他社の車両を走らせる
 2 他社に業務を行わせる
 3 他社と協定を結ぶ

第五章 鉄道の運賃をめぐって
 1 運賃と料金
 2 運賃認可の基準
 3 運賃認可の手続き
 4 届出でよい場合
 5 都市鉄道整備のための運賃の先取り

第六章 鉄道の会計と財務
 1 鉄道事業の会計の整理
 2 減価償却と耐用年数
 3 商法・証券取引法との関係
 4 財団抵当の制度
 5 鉄道会社の兼業

第七章 鉄道の設備についての基準
 1 基準の根拠となっているもの
 2 線路と構造物についての基準
 3 電気施設の基準
 4 運転保安設備の基準
 5 車両の基準

第八章 鉄道の運転と従業員
 1 運転の安全についての法令の体系
 2 係員についての規制
 3 運転についての規制
 4 事故と災害の報告

第九章 鉄道と利用者の関係
 1 運送契約についての法制
 2 旅客その他のベカラズ集

第十章 鉄道の補助・税制など
 1 補助金とその根拠
 2 立体交差化費用の分担
 3 鉄道が納める税金

第十一章 鉄道用地の法律関係
 1 鉄道の使う土地
 2 土地の収用
 3 いわゆる一体化法

第十二章 鉄道関係の官庁組織
 1 運輸省の本省
 2 地方の出先機関
 3 特殊法人の仕事

終章 鉄道に関するその他の法律


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