成山堂書店の書籍紹介
すぐ使える実戦物流コスト計算
河西健次
物流コンサルタントとして、25年のキャリアを持つ著者が、そのノウハウを生かしてまとめた物流コスト計算とコスト管理の決定版。
【はじめに】より
私が旭硝子株式会社を退社し、物流専門コンサルタント会社である(株)カサイ経営を創立して、早くも15年経った。旭硝子の物流部時代を含めると、物流との関係は25年にもなる。
私は旭硝子で経理部に所属していたこともあったが、主として管理会計の仕事に携わってきた。
そのためか、物流管理のコンサルティングをするときも、経営的な見方をするのが習慣になっている。また、その手法はコストをベースにしたアプローチ……
列車ダイヤのひみつ−定時運行のしくみ−
富井規雄 著
世界一正確な日本の列車ダイヤは、どんな技術により可能なのか。スジ屋からダイヤグラムまでダイヤに関わる様々なしくみを紹介。
【目次】
1 はじめに
世界一正確な日本の鉄道
昔から定時運行だったか?
定時運行の秘密
2 鉄道というシステム
2・1 定時運行を支える人たち
2・2 分散協調システムとしての鉄道
きまり−動作を決めておく
共通の情報としての列車ダイヤ
3 遅れないダイヤを作る
3・1 ダイヤ図のはなし
ダイヤとは?
ダイヤを作るのはスジ屋……
波浪学のABC
磯?一郎 著
波浪による海難や特徴的な具体例を多く取り上げ、波の性質や発達過程等をやさしく解説。波浪の概要がわかり、沿岸事故防止にも役立つ一冊。
【内容】
海運・漁業・レジャーなど,われわれは様々なかたちで海を利用しているが,いずれの場合も波浪の影響を無視して活動することはできない。波浪は,場所・季節・天候などによって大きく変化し,その特徴をよく把握しておかなければ思わぬ被害をこうむることがあります。
本書は,波浪による海難や特徴的な具体例を多く取り上げ,波の性質や発達過程などについて数式をほとんど用いずにわかりやすく解説したものである。約30の……
昆虫と気象 気象ブックス011
桐谷圭治 著
日常の気象から地球温暖化まで、昆虫の大発生、害虫管理、昆虫媒介病などに及ぼす影響を新しい切り口で解明した最先端の書。
【まえがき】より
本書の表題はおそらく近代の応用昆虫学でも最も古くてかつ新しい問題である。後に英国のバッタ対策センター(ALRC)の初代所長に任命されたB・P・ウバロフ博士が『昆虫と気候』という本を世に出したのが1931年で、その当時すでに少なくとも1300もの関連の論文が世界で公刊されていた。ウバロフはそれを総括することによって、害虫の発生を予知し、これを駆除することに役立てたいと述べている。日本でもこの流……
マグロの科学−その生産から消費まで−
小野征一郎 編著
マグロに関する定番書「マグロの生産から消費まで」に、マグロの完全養殖や最新の市場動向など大改訂をもり込み改題。
【目次】
第1章 マグロの種類と生態
第2章 マグロ類の増養殖の現状と将来
第3章 マグロ漁場の海洋環境
第4章 マグロ漁業資源とその漁具・漁法
第5章 マグロ漁業の展開と日かつ連の活動−「98年減船」以降−
第6章 マグロ肉の特性
第7章 マグロの利用・加工
第8章 マグロの冷蔵・冷凍技術
第9章 マグロの需給関係と市場構造……
食の科学−水産食品を中心に−
鈴木喜隆・高橋幸則 編著
我々の健康に深くかかわる免疫活性化物質・必須微量元素・コラーゲン・ビタミンC・活性酸素の特徴・働き等を水産食品中心に解説。
【目次】
1 ヒトと動物の免疫機能と活性化物質
1-1 はじめに
1-2 ヒトと哺乳動物の免疫機構
1-3 魚類とエビ類の免疫機構
1-4 免疫活性化物質とは何か
1-5 免疫活性化物質の種類と作用
1-6 免疫活性化物質の正しい摂取法 2 ビタミンCのはなし
2-1 はじめに
2-2 古代から恐れられていた壊血病
2-3 アスコルビン酸化
2-4 ビタミンCの生理作用
2-5 ビタミンC……
日本の水産業を考える−復興への道−
倉田 亨 編著
近年、世界的に水産物の価値が見直される中で、日本の漁業は漁獲量の減少、担い手不足による高齢化、漁村地域の活力低下により衰退を余儀なくされています。水産物自給率が5割を下回り、水産業の立て直しが急務となるいま、水産業は転換期をむかえ、大きく変貌しようとしています。
本書はそうした中、漁業経済研究における各分野の第一人者が「日本水産業の復興」をテーマにそれぞれの専門分野から持論を展開しています。
内容は、資源管理、漁業経営、市場・流通問題、漁村の活性化、諸外国との関係等と多岐にわたっており、その主張には頷かされる点も多くあります。日本の水……
水産・海洋ライブラリ1 漁業情報学概論
小倉通男・竹内正一 共著
水産分野でも数々の最先端技術の導入が進んでいる。本書は、最新の漁業情報の現状と利用について学校向け教科参考書としてまとめたもの。
【目次】
第1章 漁業情報
1.1 漁況と海況
1.2 漁業情報とその種類
1.3 漁海況の予測と予報
第2章 漁海況情報事業
2.1 漁海況予報事業の沿革
2.2 漁海況情報事業の現況
2.2.1 漁海況情報作成業務
2.2.2 漁海況情報サービス業務
2.2.3 人工衛星利用水産海洋情報
2.2.4 水産物市場情報
第3章 多獲性魚類の漁況
3.1 イワシ類
3……
海のけもの達の物語−オットセイ・トド・アザラシ・ラッコ−
現代の内航海運 交通ブックス216
鈴木 暁・古賀昭弘 共著
内航海運はいま、大気汚染、地球温暖化などに関連して、よりクリーンな大量輸送機関として、鉄道と共に改めて注目を浴びています。しかし、モーダルシフトが話題となってから数年を経過しているにもかかわらず、その進展が遅々としているように見えるのは、長期にわたる景気後退という側面はあったにせよ、内部に抱える懸念材料が多いことも影響しているのでしょう。老朽船のスクラップアンドビルド、船員の高齢化と若年船員不足の解消、船内労働環境の改善、適正運賃の確保などです。
本書は、こうした内航海運業界の現状や、これまで業界が実施してきたさまざまな改善策、行政面……