成山堂書店の書籍紹介

異業種に見る、航空業界のベストプラクティス ー滑走路の先を見据えてー

ナウル K.タネジャ著/中山智夫 監訳

TOYOTAからGoogleまで、豊富な具体例から提示されるベストプラクティス! 多数の業界トップから寄せられた「まえがき」にも注目。 著しい変化に直面している航空業界。多彩なジャンルの異業種の経営への取組みを事例にして、現状の航空業界の経営体質や方針に一石を投じる。自動車産業、ネット産業、サービス業、小売業、娯楽産業などの異業種を幅広く分析、航空業界に、既存のままではない、新しい競争力のある営業戦略のヒントを提供。 現著者はオハイオ州立大学航空学科名誉教授、航空の産業・学界・公共政策で幅広い経験を持つ経済学者。業種・業界を超えて、経……

鉄道がつくった日本の近代

高階秀爾・芳賀徹・老川慶喜・高木博志 編著

明治5年の開業以来、人びとの生活感覚や行動方式にまで大きな役割を果たした「鉄道」。幅広い分野の識者たちが、「鉄道」を通して様々な角度からスポットをあてることにより、日本の「近代」の多面的な様相を浮かび上がらせる。 【発刊にあたって】より 本書は、公益財団法人東日本鉄道文化財団の文化事業の一環として、2008(平成20)年9月から2012(平成24)年11月まで開催された「鉄道を通して見る日本の近代」研究会全16回の記録を纏めたものである。研究会は、当初6名の委員から出発したが、その後次第にメンバーを増やし、また毎回、鉄道博……

レジーム・シフト ー気候変動と生物資源管理ー

川崎 健・花輪公雄・谷口 旭・二平 章 編著

“マイワシが減り、さんまが増える”魚種交代の背景には地球規模の気候変動があった! 本書では、レジーム・シフト発生のメカニズムと、それによって起こる生態系・生物資源の変動機構を明らかにし、“変動を組み込んだ”新しい資源管理理論を提案する。 【発刊にあたって】より  “自然はそれ自体の法則にしたがって変動している”と言えば、“そんなことは当たり前だ”という応えが返ってきそうであるが、海洋生物の資源の研究やそれを管理する世界では、そのことを“当たり前と考えない”状況がまかり通ってきたし、力は衰えたが、今でもまかり通っている。その……

和食の魚料理のおいしさを探るー科学で見る伝統的調理法ーベルソーブックス044

下村道子

和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。それには伝統的な魚食文化が大きく寄与している。魚の食べ方、それは生活の文化である。日本の食卓に伝えられてきた古人の知恵に潜む科学的根拠を明らかにする。 [toc] 【はじめに】より あなたが「焼き魚と煮魚のどちらが好きですか?」と訊かれたとする。おそらく、「そういわれても、魚の種類があるし、焼き方や煮方によっておいしさが違うので一概には言えません」と答えるのではないだろうか。食べる人の好みにもよるが、魚の種類や獲れる時期、鮮度によって適した調理法がある。どれが一番とは言えず、魚料理……

統計からみた気象の世界 気象ブックス041

藤部文昭 著

猛暑や豪雨が多くなったのは地球温暖化のせい? 世の中そんなに単純ではありません。 刻々と移り変わる気象をどうやって切り取り、観測データから何が見えてくるか。 数字で読み解く気象の世界。 [toc] 【はじめに】より 「夕焼けは晴れ」「太陽が暈をかぶると雨」 「西風日いっぱい」。これらは気象に関ることわざである。それらの中には、今の気象学の知識にちゃんと合っているものが少なくない。たとえば「西風日いっぱい」とは、冬の季節風が昼間は強く吹いていても、日が落ちると弱まることを指す。これは、日が暮れて気温が下がるにつれ、大気が……

北海道JR駅舎図鑑463

渡邊孝明 著

北の大地にめぐらされたJR北海道の鉄道路線。その463駅を掲載した、見て読んで楽しい駅舎図鑑。 【はじめに】より  北海道にあるJR の駅舎が463 あることなんて知らなかった。にわか鉄道ファンと言われるかもしれないけれど、あながち間違いではない。でも、鉄道も北海道も好き。ただそれだけで十分だと。駅舎巡りにはいろんな楽しみ方がある。この本の企画から始まった北海道の駅舎巡りはそんなことを再認識する旅でもあった。だから胸をはってそう言ってみる。また、この駅舎巡りはすべての駅を列車で乗降車して訪れたわけではない。駅舎巡りを楽しむ手段……

復刻版 高速鉄道の研究ー主として東海道新幹線についてー

日本国有鉄道 鉄道技術研究所 監修

開業50周年を迎えた、世界に誇る東海道新幹線。当時の技術をまとめた貴重な文献を復刻。守り続けた『安全・正確・スピード』。その技術開発の原点がここに! 【発刊に寄せて】  東海道新幹線は本年2014年に開業50周年を迎えた。開業に先立つ1957年、鉄道総合技術研究所の前身である日本国有鉄道の鉄道技術研究所は、創立50周年を記念して、銀座山葉ホールで講演会「超特急列車 東京ー大阪間3時間への可能性」を開催した。この講演会が高速鉄道に関する社会の関心を高める契機となり、東海道新幹線の計画は一気に実現に向けて動き出した。当時は「これか……

河川工学の基礎と防災 気象ブックス040

中尾忠彦 著

洪水を防ぐための堤防や水の流れの調節など、見慣れた川にも多くの技術が隠されています。川と人とのかかわりを、科学技術の方面から追求する河川工学の実務者が、基礎知識から洪水ハザードマップまで、よどみなく解説している、「川の取扱説明書」です。 【はじめに】より  河川をめぐっては昔から左岸と右岸、上流と下流の利害が対立しがちであった。洪水時に片方の堤防が決壊するととたんに水かさ(技術的には「水位」という)が下がり、危なかった対岸はじめ近隣堤防が安全になるということがある。水かさが増して堤防を乗り越えそうになると人々は土のうを積んで越……

弾丸列車計画ー東海道新幹線につなぐ革新の構想と技術ー 交通ブックス122

地田信也

弾丸列車計画とは、戦前の「東京?下関間線路増設計画」のこと。その名の示すとおり、高速列車が走行する鉄道路線で、軌間を広軌としたため「広軌新幹線」とも呼ばれた。この計画は1940年に議会を通過し着工したものの、戦況の悪化により中断。しかしこの計画で高速鉄道の基本とな規格や仕様などが定められていたため、これがベースとなって延長500kmに及ぶ東海道新幹線をわずか5年で完成させることができた。また、弾丸列車計画にかかわった関係者たちが東海道新幹線実現の強力な推進役となり、実際に建設に参加した技師たちも少なくない。 本書は、新幹線誕生50年……

空港経営と地域ー航空・空港政策のフロンティアー

加藤一誠・引頭雄一・山内芳樹 編著

激動の航空・空港業界。地域における空港の役割とは? 多彩な研究者たちが、多彩な視点で現状分析と将来への指針を示す。「空港経営」の研究書。航空、空港。自治体の関係者必読の一冊! 「地域力」は航空需要の大きさを決め、空港のあり方も左右する。地域は空港をどのように位置づけ、空港は地域にどのような影響をもつのだろうか。空港政策や空港の仕事の解説をはじめ、空港と航空会社の関係、地元と路線の就航地との関係、空港アクセス、観光振興など多角的な視点から考察する。 [toc] 【本書のねらい】 21世紀にはいり、航空と空港は交通のな……
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