成山堂書店の書籍紹介
駐車学 交通ブックス125
高田邦道 著
これまで「走行」の側面からばかり取り上げられてきた「自動車」問題。しかし、渋滞の原因はもとより、まちの盛衰をも左右するのが、駐車と駐車場の問題です。本書では「駐車」から日本の交通行政の課題を俯瞰、その考え方と具体的な解決策を豊富な実例をまじえて紹介します。
【まえがき】より
『交通をどう捉え、どう研究するのか。そしてどう活かすのか。』を問いながら半世紀の間、交通と関わってきた。当時から交通工学の多くの研究者は、「走行」をテーマにしていた。したがって、走行の実態を捉える調査法はかなり進んでいた。また、理論的にも水理学の流学の延……
島の博物事典
加藤庸二 著
日本の島々と、その歴史、文化、経済、動植物などについて約900項目を掲載したオールカラーの「島の事典」。
【はじめに】より
「島国」という言葉。子どものころからよく聞いてきたなじみ深い単語です。おとなになり、最近しみじみとその島国、というフレーズを意識して口ずさんでみたりします。「日本は島の国」と口に出して言ってみると、あ、そうかと気づくことはないでしょうか。そういえば地球上には島どころか海とは全然縁のない、国土全体が陸地に囲まれた国もあるのだということに気づき、あらためて日本は全部海にかこまれた島の国なのだと意識することと……
平成27年 練習用天測暦
航海技術研究会 編
【本書の特徴】
日月出没時の計算、太陽子午線高度緯度法および北極星高度緯度法による緯度の計算、日出没方位角法・北極星方位角法および時辰方位角法による自差測定、隔時観測による船位測定などの出題に対応。
【ここがポイント!】
太陽・北極星は1ページに7日分収録、各ページの最終日は全恒星を載せ、毎月上旬の適当な1日分は全天体を掲載。
三・四級海技士(航海)および一級小型船舶操縦士程度の出題内容を収録。
【試験について】
平成27年4月実施の海技国家試験から、それまでの平成19年天測暦に代わり、平成27年天測暦に基づいた出題が行われていま……
The Shell 綺麗で希少な貝類コレクション303
真鶴町立遠藤貝類博物館 著
国内有数の貝類コレクション――
その中から宝石のような303点を厳選
めずらしいオキナエビスガイ類からタカラガイまで
貝はこれほどまでに美しい。
神奈川県西部にある真鶴半島。相模湾と相模灘を分けるこの半島の先端に、真鶴町立遠藤貝類博物館はあります。日本では珍しいオキナエビスガイ類をメイン展示とし、4500 種50000 点を収蔵しています。本書はこの博物館の展示方法に則って、「Part1 日本の貝とオキナエビスガイ類」、「Part2 世界の貝」、「Part3 真鶴の貝・相模湾の貝」の3章にわたり、303種の貝類を掲……
水族館発! みんなが知りたい釣り魚の生態ー釣りのヒントは水族館にあった!?
海野徹也・馬場宏治 編著
釣りが大好きな全国の水族館のスタッフたちが、釣り魚の生態を徹底紹介!
釣りをしている人には水面下の魚は見えません。水面下の魚の行動は想像の世界です。しかし、水族館の飼育員たちは、毎日、いろんな角度から魚を観察しています。顔を見ただけで個体が見分けられて、エサ食いでご機嫌がわかるほど、愛情を持って飼育しています。そんな水族館飼育員が釣り好きだったら、どんな視点で魚を眺めているのでしょう。
本書は、飼育のプロとしての観察眼を持つ全国21の水族館から29名の“アングラー飼育員”がこれまでにない視点で魚の生態を紹介しています。アオリイカは……
ICカードと自動改札 交通ブックス123
椎橋章夫 著
自動改札機は、誰でも一度は使ったことがあると思います。今ではどこの駅にも設置され、普段何気なく使っていますが、いつ頃開発され、一体どのような仕組みで動いているのでしょう?
自動改札機の種類と構造、自動券売機、多機能化を続けるICカード乗車券のこと、そして未来の姿などを本書で詳しく紹介します。書いたのは、自動改札機を作っている会社の社長さんです。
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【まえがき】より
通勤・通学に、鉄道駅の自動改札機を毎日のように利用する人は多い。1日の中で最も利用する機会が多い機器は、携帯電話、パソコン、テレビ、そして自動改札機か……
オーロラの謎ー南極・北極の比較観測ー 極地研ライブラリー
佐藤夏雄・門倉昭 共著
神秘的なオーロラはいつの時代も人々の心を魅了してやまない。本書はその美しいオーロラから一歩踏み込み、オーロラをもっと知りたい! に応える内容となっています。最前線で研究を続ける筆者らが南極・北極の比較観測でわかったオーロラの仕組みや特性を科学的にわかりやすく解説します。オーロラのみならず太陽ー地球の相互関係についても知ることができます。
【はじめに】より
オーロラは私たち人類が地球上で目にすることができる自然現象の中でも、最も神秘的で壮大な現象の1つといえる。凍えるような極地の夜空いっぱいに広がり、音もなく舞い、さまざまに形や色を……
海の訓練ワークブック
公益社団法人 日本海洋少年団連盟 監修
【はじめに】より
日本海洋少年団連盟は、海洋国日本の次代の担い手である全国の少年少女たちに、「海に親しみ、海に学び、海にきたえる」をモットーとして、1951年(昭和26年)に設立されました。現在は、全国約90の全国の団で、約3,200名の団員が日々の活動をしています。
本書は、海洋少年団が日々行っている訓練をもとに、海を知り、親しむために必要な知識や訓練方法をわかりやすく紹介するものです。
四方を海に囲まれた日本にとって、海に関わるこうした知識を身につけることはひじょうに大切です。ぜひ本書の内容を理解し、海へで……
写真集 すばらしき、アメリカン・トレイン
中田安治
1977年からアメリカに通い、撮り続けた列車の写真集(2010年まで)。サンフランシスコからシカゴまでの大陸横断の旅紀行と、西海岸から東海岸まで、南はニューオリンズ、北はカナダのハーストまでをめぐる鉄道の旅の写真で構成。「ディーゼル機関車発達小史」「ベイエリアの鉄道建設」といった読み物を挟み、アメリカの鉄道会社の大まかな歴史や概要も紹介。
【はじめに】より
初めて絵本で見たアメリカの汽車は、大きな口を開けたお化けのような列車だった(UPのM-10000形)。当時の印象は、今も鮮明に覚えている。
悲惨な戦争があり、……
南極観測船「宗谷」航海記
南極OB会編集委員会 編
「宗谷」乗組員・観測隊員が初めて共同執筆でまとめた、「宗谷」各部署の業務、船内生活、観測の記録。オビ号、バートン・アイランド号による救出、タロ・ジロのエピソードなども詳しく紹介。
「はじめに」より
南極に日本隊を送ろうという話が出た今から60年ほど前の日本は、敗戦、占領の時代を終え、独立して間もない頃だった。
IGY(国際地球観測年)に参加して国際社会に入り、同時に行われる南極国際観測に加わり、未知の世界に挑戦するという夢のような快挙に、日本中が沸き立った。
第一次隊が出発した1956年11月8日、小雨降る東京・晴海……