交通の書籍紹介
ヨーロッパ駅舎放浪記−各駅停車スケッチ紀行−
栗 進介 画・文
ヨーロッパ16か国の取材旅行を綴った駅舎のスケッチとエッセイ。駅舎風景のなかで、鉄道建築とその背景をぶらりと歩きながら描く。
何気なく開いたページから読んで戴ければそれでよい。
駅舎取材も何気なく降りた駅が新しい発見をさせてくれたように・・・。
【登場する駅舎】
イギリス
アーノスグローブ地下鉄駅
アプルビー駅
イースト・ボーン駅
ヴィクトリア駅
ウォータルー駅
オックスフォード駅
キングス・クロス駅
クラクトン駅
セント・パンクラス駅
チャリング・クロス駅
テンプル・ミー……
日中貿易物流のABC
岩見辰彦・石原伸志 共著
実務経験豊かな著者が、日本・中国相互の貿易・物流システムを解説。トラブル事例の解説等かゆいところに手が届く実務家必携の書。
目次
第1章 中国貿易物流の現状
1.1 中国の経済概況
1.2 日中貿易の現状
1.3 中国の物流事情を考える
第2章 日本から輸出貿易実務
2.1 日中間貿易の取引
2.2 市場調査と売買契約
2.3 インコタームズ
第3章 日本の輸出フォワーディング業務
3.1 輸出の許可・承認
3.2 中古設備機器の輸出船積み前検査
3.3 梱包
3.4 シッピング・マーク
3.……
駅のはなし−明治から平成まで− 交通ブックス104
交建設計・駅研グループ 著
初期の木造・レンガ建築から最近の駅ビルまで、
地域の顔でもある駅の変遷を時代ごとにまとめ貴重な写真で辿る。
【目次】
第一章 まがき〜駅舎はドラマである
第二章 創業時代(明治五年明治四〇年)
新橋駅・横浜駅
大阪駅
京都駅
長浜駅
上野駅
二条駅
浜寺公園駅
第三章 鉄道院の時代
札幌駅
有楽町駅
高松駅
門司港駅
鳥森駅(新橋駅)
東京駅
鎌倉駅
第四章 鉄道省の時代
原宿駅
琴平駅
田園調布駅
大社駅
松山駅
高尾駅……
実践 鉄道RAMS−鉄道ビジネスの新しいシステム評価法−
溝口正仁・佐藤芳彦 監修 日本鉄道車輌工業会RAMS懇話会 編
【まえがき】より
〔社会資本の信頼性と安全性確保の重要性〕
近年、科学技術の革新と社会構造の複雑化が進展するなかで、社会資本といわれる大型プラント、原子力発電設備、宇宙ロケット、航空機、鉄道車両等はシステムとして複雑かつ高度化するとともに巨大化する傾向がみられる。これら社会資本が事故を起こした場合、極めて深刻な事態を招くことはこれまでの各種事故の実例が示すところである。それらの信頼性と安全性の確保が現代社会の大きな課題となっている。
〔信頼性と安全性の評価法RAMSの発展と適用範囲の拡大〕
1950年代後半より、信頼性……
特殊鉄道とロープウェイ 交通ブックス105
生方良雄 著
ケーブルカー、モノレール、新交通システムやロープウェイ、トロリーバス等特殊鉄道の構造や歴史を説明。
第一章 鋼索鉄道(ケーブルカー)
鋼索鉄道の起源
戦時中の企業整備による休廃止
戦後の復活と新設
ケーブルカーの名前
四両が行き来するつるべ式もある
サンフランシスコのケーブルカーは循環式
ケーブルカーの線路の長さはケーブルの長さで決まる
ケーブルカーのポイントと軌間
安全なブレーキ
車両のはなし
巻揚所
幹線鉄道の循環式ケーブル・サンパウロ鉄道
懸垂式ケーブルカー
鉄道では……
つくばエクスプレス建設物語−構想・施工・新技術の紹介−
都市高速鉄道研究会 編
構想から開業までの経緯、土木・軌道・建築・電気・機械など結集された新技術、TXの特徴である高速性・安全性、駅施設など建設の概要を網羅。
【目次】
1 つくばエクスプレス開業までの道のり
第1章 つくばエクスプレスの構想と計画の具体化
1.五方面作戦
2.第二常磐線構想
3.運輸政策審議会答申第7号
4.運輸政策審議会答申第18号
●01 秋葉原駅
第2章 一体化法と整備スキーム
1.これまでの鉄道整備の形態
2.一体化法
3.つくばエクスプレスの整備スキーム
●02 新御徒町駅
第3章 ……
時刻表百年のあゆみ 交通ブックス107
三宅俊彦 著
わが国の鉄道営業史を表している日本の時刻表の今昔を、時代背景の移りかわりと共に興味深く語った本。
【まえがきより】
わが国における月刊時刻表の刊行の歴史は100余年を有するわけだが、「時刻表」は各時代の鉄道の時刻のんみではなく、その時代の社会情勢や経済状態を示す貴重な史料の一つである。すなわち「時刻表」は「旅行用品」のカタログとして、明治・大正・昭和・平成4代の歴史の一断面を今日まで伝えている一次史料としての価値を有しているように思う。たとえば各年代の上野−札幌間の所要時間、東京−大阪間の運賃、箱根の旅館の宿泊料金などなど……
アメリカの鉄道史−SLがつくった国−
近藤喜代太郎 著
鉄道会社の隆成や各路線の延伸,SLの車両技術の進歩などを踏まえて,鉄道がアメリカの発展に果たした役割を解説する。
【序】より
本書は蒸気機関車に特別の配慮をした、アメリカ合衆国の鉄道史である。しかし。鉄道という窓から覗いたアメリカ史にしたいと努めた。もちろん、アメリカの通史ではないので、重要な史実でも鉄道に関わりがなければ割愛し、また微細な史実でも鉄道史の立場から大きく扱った部分がある。そして、本書を著す上で大切と考えたのは、鉄道だけを追うのではなく、社会の中で鉄道がどう存在し、社会をどう変え、ひいてはアメリカが今日の姿となっ……
やさしい鉄道の法規−JRと私鉄の実例− 交通ブックス108
和久田康雄 著
鉄道の建設・運営・運賃・車両や施設・利用者との関係等に関連する鉄道事業法や鉄道営業法、その他各種法規をやさしく説明。
【はじめに】より
これまで「鉄道法規」の本は、極端にいえば鉄道会社の人が仕事の必要に迫られて読むぐらいだったのではないかと思う。しかし、この本は鉄道に関心のある方ならどなたでも分かっていただけるように、できるだけやさしく書いたつもりである。そのため、もともとの法律には規定があっても、実際にそれが働くことのないような条文(例えば個人営業の鉄道についての規定)や内部の手続きだけのことなどは、説明を省いてある。もっ……
宇高連絡船78年の歩み
萩原幹生 編著
瀬戸大橋開通により、その歴史に幕を下ろした“海を航く鉄道宇高連絡船の生涯を(元)船長が緻密な調査と豊富な資料・写真の下に編集執筆。
【目次】
第1章 旅客輸送
1.はじめに
2.明治以前
3.明治時代
4.岡山〜高松間四国連絡航路時代
5.鉄道の国有化
6.宇高航路の開設
7.臨時運行のはじまり
8.貨車航送はじまる
9.中型船時代へ(山陽丸から日華事変まで)
10.戦時航送と輸送統制
11.終戦後の混乱
12.大型化する貨車航送船
13.東海道新幹線の開業
14.新造船時代の到来
15.瀬戸大橋時代へ……