水産の書籍紹介
都市と漁村−新しい交流ビジネス−
日高 健 著
「漁村へのIターンを考えている人」、「観光客誘致の参考書」
に是非読んでもらいたい内容です。
朝市や体験漁業、ダイビング事業など成功例を基に、価値あるビジネススタイルを探る。多様化する漁村の役割を分析し、活性化を目指す!
著者からこの本を読まれる方へ(「はじめに」より)
国民にとって、水産物は重要な食料である。また、豊かな自然に恵まれた海辺は、重要な生活空間である。これらに深く関わりを持つのが漁民であり、漁村である。この漁村が、近年、漁業資源の減少、漁業経営の悪化、漁業者の減少と高齢化などによって、非常に厳しい状態に追い込まれている……
水産・海洋ライブラリ8 海洋生産機械概論
海藻の食文化 ベルソーブックス014
今田節子 著
健康食として注目されている海藻。日本では古くから薬効をもつ食べ物として、今よりも多種類の海藻が利用されていた。
海藻の食文化を見直すことで、新しい利用法も見えてくる!
【目次】
第1章 海藻とは何か?海藻の食文化を理解するために?
1-1 海藻と海草はどう違う
(1)海藻と海草を区別する
(2)海草利用の伝統
1-2 海藻の分類と特徴
(1)色による海藻の分類
(2)「〜モ」「〜メ」「〜ノリ」
1-3 海藻が生える環境とその採り方
第2章 食用海藻の種類と移り変わり
2-1 食べている海藻は一握り
2-2 昔はた……
エチゼンクラゲとミズクラゲ−その正体と対策− ベルソーブックス030
安田 徹 著
ふぅわり、ゆらゆら
優雅に海中を漂う美しいクラゲたち。
心を癒すものもいれば、
人々に大きな被害を与えるものもいる。
不思議に満ちたクラゲたちの生態、被害対策、利用法を探る。
【はじめに】より
近年、温暖化に伴う地球環境(大気や海洋等)の変化・異常現象が話題となっています。新聞、雑誌やテレビなどのメディアを通じて、私たちは世界規模で起こっているその現状を知ることができます。海洋に関することでは、海面の水位や水温の上昇、豪雨による沿岸土砂の流入等がとりあげられ、今後の見通し・予測が論じられています。
では海洋生物ではどうでしょうか。最……
漁業資源【2訂版】−なぜ管理できないのか−
川崎 健 著
水産資源管理の基盤となる理論として、漁業科学を構築し、国際協力の下での資源の合理的利用を提言、現状を反映させた改訂版。
【目次】
1. 資源の争奪戦
1-1 タラ通漁からタラ戦争へ-北大西洋の場合-
1-2 イカ・サバ紛争-日本では-
1-3 北太平洋のサケマスを巡って-日米ロの闘い
2. 資源変動-環境か漁獲か-
2-1 力学的資源管理思想の発生とそれを巡る論争
2-2 マイワシとニシンの変動
2-3 ペルー・アンチョビーとエルニーニョ
2-4 レジーム・シフト
2-5 北大西洋のマダラ資源の「崩壊」
2-6……
アジアのエビ養殖と貿易
多屋勝雄 編著
エビ養殖の盛んなアジアが抱える環境破壊・生産物の汚染・地域経済の摩擦問題と、エビ消費大国日本の輸入・流通・消費等養殖事情を解明。
第1章 アジアのエビ養殖
1.1 エビ養殖の展開と養殖池の分類
1.2 エビ養殖業の抱える問題
第2章 インドネシアのエビ漁業−日本への輸出が与えた影響−
2.1 エビトロール漁業の展開と冷凍エビ輸出
2.2 エビ漁業の展開
2.3 エビ産業の再編と冷凍エビ輸出構造の変化
2.4 日本への冷凍エビ輸出がエビ産業に与えた影響
第3章 「エコシュリンプ」と粗放養殖風景
3.1 対談「エコ……
さかな随談
金田禎之 著
本書の著者は、主として水産関係の法令に関する専門書を多く著してきたことで知られていますが、この本はそれらとは少し趣が違っています。半世紀にわたって水産行政と漁業の現場に立ち会ってきた著者が、そのなかで出会ったさかなにまつわる忘れられない出来事や事件の顛末をまとめたのが本書であり、酸性度の強い湖にウグイを移植する苦労話、全盛期の頃の捕鯨の様子、密漁の現行犯逮捕の話など、興味深い話題が多くあります。
また、これらの出来事や事件とともに、それぞれのさかなについて、名前の由来から種類、形態、分布、日本人の生活とのかかわり、漁具・漁法、利用・加……
水産・海洋ライブラリ9 ヘルスフード科学概論
矢澤一良 著
近年、食品関係者だけでなく一般の人々の間でも食と健康に対する意識が高まっています。EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった言葉もすっかり定着した感があります。一方、食品開発の現場では消費者の健康志向に応えるべく、ヘルスフードの概念から特許戦略に至るまで総合的な食の知識が求められるようになってきました。
本書は、食品産業に携わる人が食と健康を考える上で必要となる知識や食品研究・開発のあるべき姿をまとめたものです。 内容は、食品産業の現状、予防医学の概念、臨床試験の組み立て方、機能性食品素材の探索等について……
マグロは絶滅危惧種か ベルソーブックス015
魚住雄二 著
健康食として注目されている海藻。日本では古くから薬効をもつ食べ物として、今よりも多種類の海藻が利用されていた。
海藻の食文化を見直すことで、新しい利用法も見えてくる!
【目次】
第1章 海藻とは何か?海藻の食文化を理解するために?
1-1 海藻と海草はどう違う
(1)海藻と海草を区別する
(2)海草利用の伝統
1-2 海藻の分類と特徴
(1)色による海藻の分類
(2)「?モ」「?メ」「?ノリ」
1-3 海藻が生える環境とその採り方
第2章 食用海藻の種類と移り変わり
2-1 食べている海藻は一握り
2-2 昔はた……
海洋微生物と共生−サンゴ礁・海底熱水孔の生き物たち− ベルソーブックス031
石田祐三郎 著
葉緑体やミトコンドリアは別の生き物だった!きらめくサンゴ礁を支えているのは何か?光も酸素もない深海底に生物がひしめいていた!生命活動、進化、地球環境の維持から健康維持まで、驚異と不思議に満ちたミクロの共生の世界。
【はじめに】より
生き物は程度の差こそあれ、互いに助けあったり、潰しあったりして生きている。
本書に取り上げた海洋におけるサンゴと褐虫藻、海綿と微生物、ハオリ虫と最近等々は、大変興味深い「助け合い」の共生関係にある。ただ、主役である微生物が肉眼で見ることが難しいなど、一般の読者には馴染み難く、専門用語も読者の理解を……



