水産の書籍紹介

水産資源の増殖と保全

北田修一・帰山雅秀・浜崎活幸・谷口順彦 編著

 世界人口の増加にともなう食料、動物タンパクの不足やBSE問題によって、水産物の需要はますます高まりつつあります。しかし、ほとんどの海では水産資源は枯渇・乱獲状況にあり、養殖は環境・化学物質等の生態濃縮のほか飼料という根本的な問題があります。  水産増殖は荒廃した天然資源を補うために、種苗放流を行い、増産を目指すものでシロサケの放流が代表例です。これまでは天然資源に与える影響や、生育する環境、漁獲規制等を真摯に考えてはいなかった増殖事業ですが、本書では、今後は遺伝的に偏る影響や魚が住める限度、人類が破壊した自然環境の修復等を考慮した新……

海の微生物の利用−未知なる宝探し−

今田千秋 著

抗癌作用、肌の美白・抗肥満効果等がある有用物質を作る微生物が海に残っている。そのヒントを詰め込んだ本書を読んでいざ宝探しへ! 【目次】 1. 海洋のサンプリング  沿岸のサンプリング  外洋のサンプリング  採水器  採泥器 2. 海洋微生物の分離と培養  海洋細菌と海洋放線菌の分離培地  船上での微生物の分離操作  海洋微生物のコロニー 3. 海洋微生物の特徴  低温微生物  好塩微生物  海水濃度と酵素の生産  海水中に存在する主な元素の組成  耐圧、好圧微生物 4. 海洋細……

マグロの科学−その生産から消費まで−

小野征一郎 編著

マグロに関する定番書「マグロの生産から消費まで」に、マグロの完全養殖や最新の市場動向など大改訂をもり込み改題。 【目次】 第1章 マグロの種類と生態 第2章 マグロ類の増養殖の現状と将来 第3章 マグロ漁場の海洋環境 第4章 マグロ漁業資源とその漁具・漁法 第5章 マグロ漁業の展開と日かつ連の活動−「98年減船」以降− 第6章 マグロ肉の特性 第7章 マグロの利用・加工 第8章 マグロの冷蔵・冷凍技術 第9章 マグロの需給関係と市場構造……

食の科学−水産食品を中心に−

鈴木喜隆・高橋幸則 編著

我々の健康に深くかかわる免疫活性化物質・必須微量元素・コラーゲン・ビタミンC・活性酸素の特徴・働き等を水産食品中心に解説。 【目次】 1 ヒトと動物の免疫機能と活性化物質  1-1 はじめに  1-2 ヒトと哺乳動物の免疫機構  1-3 魚類とエビ類の免疫機構  1-4 免疫活性化物質とは何か  1-5 免疫活性化物質の種類と作用  1-6 免疫活性化物質の正しい摂取法 2 ビタミンCのはなし  2-1 はじめに  2-2 古代から恐れられていた壊血病  2-3 アスコルビン酸化  2-4 ビタミンCの生理作用  2-5 ビタミンC……

日本の水産業を考える−復興への道−

倉田 亨 編著

近年、世界的に水産物の価値が見直される中で、日本の漁業は漁獲量の減少、担い手不足による高齢化、漁村地域の活力低下により衰退を余儀なくされています。水産物自給率が5割を下回り、水産業の立て直しが急務となるいま、水産業は転換期をむかえ、大きく変貌しようとしています。 本書はそうした中、漁業経済研究における各分野の第一人者が「日本水産業の復興」をテーマにそれぞれの専門分野から持論を展開しています。 内容は、資源管理、漁業経営、市場・流通問題、漁村の活性化、諸外国との関係等と多岐にわたっており、その主張には頷かされる点も多くあります。日本の水……

水産・海洋ライブラリ1 漁業情報学概論

小倉通男・竹内正一 共著

水産分野でも数々の最先端技術の導入が進んでいる。本書は、最新の漁業情報の現状と利用について学校向け教科参考書としてまとめたもの。 【目次】 第1章 漁業情報  1.1 漁況と海況  1.2 漁業情報とその種類  1.3 漁海況の予測と予報 第2章 漁海況情報事業  2.1 漁海況予報事業の沿革  2.2 漁海況情報事業の現況   2.2.1 漁海況情報作成業務   2.2.2 漁海況情報サービス業務   2.2.3 人工衛星利用水産海洋情報   2.2.4 水産物市場情報 第3章 多獲性魚類の漁況  3.1 イワシ類   3……

熱帯アジアの海を歩く ベルソーブックス006

北窓時男 著

スラウェシ島、カリマンタン島、小スンダ列島…。インドネシアの島々を中心に、各地の漁具・漁法・歴史を訪ねる。 見知らぬ人々との生活・ふれあい、自然を求め、熱帯アジアの海を歩いてみよう。 【はじめに】より 熱帯アジアの海を歩こう。 ジーパンとTシャツにスニーカーをはき、小さめのバックパックに少しばかりの着替えとポケットサイズの辞書を入れよう。方にはカメラバッグ。そこにノートと筆記道具をしのばせる。長袖の上着も一枚用意しておこう。これにパスポートと往復の航空チケットがあれば、準備は万端だ。 6時間あまりの空の旅、降り立ったそこはもう熱帯だ……

よくわかるクジラ論争−捕鯨の未来をひらく− ベルソーブックス022

まぐろ随談

大森 徹 著

まぐろ船の漁労長から販売まで何でもやった経験豊富な著者が、まぐろの語源、生態、漁法、買い方、調理、エピソード等を軽妙に語った書。 【まえがき】より まぐろや鮪漁業全般のことを、平易な文体でわかりやすく書いてみようと思い立ちました。幸い私は鮪漁船の船長漁労長を経験し、その後漁業経営や水産加工の道を歩み、さらに今はスーパーマーケットの経営を通じ、まぐろの販売も携わっています。何とかかけそうな気がして、ボツボツ書き溜めた物をまとめたのがこの本です。 平易な文体ということで口語体にしてみました。随談という題名もそこから付けたものです。そも……

水産環境の科学

早川康博・安田秀一 編著

水の構造と物性、海水の光学的性質、潮汐・潮流、海洋拡散、砂浜の生態、物質循環等、環境浄化や水産物の供給として重要な海の働きを解説。 【目次】 1 水の不思議をミクロの目で調べる  1-1 はじめに  1-2 身近に目にする水の不思議  1-3 ミクロにみた水の不思議  1-4 赤外分光法で水の不思議の起源を研究する  1-5 おわりに 2 海中の光  2-1 はじめに  2-2 光の波長と色  2-3 海水の固有の光学的性質  2-4 海水の固有の光学的性質の実測例  2-5 空と海の青い色  2-6 照度と輝度  2-7 照……
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