カテゴリー「水産」図書一覧

海藻の疑問50 みんなが知りたいシリーズ1

読めばあなたも海藻博士! Q.海藻ってどんな生きもの? Q.コンブのだしはなぜ海水中で溶け出さないの? Q.アイスクリームに海藻が使われているってホント? など50の疑問に、海藻の専門家18名がわかりやすく答えてくれます。 【はしがき】より 普通、「海藻」は「かいそう」と読んでくれますが、「藻類」は「もるい」、「日本藻類学会」は「にほんもるいがっかい」と読んでしまいます。私は、大学の初年度学生に藻類学(そうるいがく)を講義するのですが、まずその読み方からはじめなければなりません。馴染みの薄い生物群であることの反映かもしれません。でも、私どもは「海藻」とか、「藻類」と極めて日常的に接しております。海苔、昆布、わかめ、ひじきなどの食品としてほぼ毎日出会いがあります。最近ではクロレラ、スピルリナ、ミドリムシ(ユーグレナ)なども健康食品として一般的になってきました。ただし、これらは……

福島第一原発事故による海と魚の放射能汚染 水産総合研究センター叢書

事故から五年、その後の変化を正しく知るために! 原発事故のニュースを「正しく」理解できる! ・誰でもわかる放射能汚染の基礎 水産総合研究センターの調査と分析結果 ・放射性物質はこうして海と魚に拡がった ・放射性セシウムの汚染状況の真実 ・魚は安全になったのか?正しく知るために! 【はじめに】より ■事故発生! 1000万倍の放射性セシウム濃度  東京電力福島第一原子力発電所事故が発生して4年あまりが経過しました。この事故でチェルノブイリ原子力発電所事故の1/6に相当する放射性物質(放射性ヨウ素に換算して約900ペタベクレル;(ペタは千兆倍の単位)が大気中に放出され、セシウム137で3.5ペタベクレルと見積もられる大量の放射性物質が直接海に流入しました。ちなみに、原発事故により大量の放射性物質が直接海に流入したのは、今回が初めてです。流れ出た放射性物質によって海水中のセシウム137の濃……

和食の魚料理のおいしさを探るー科学で見る伝統的調理法ーベルソーブックス044

和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。それには伝統的な魚食文化が大きく寄与している。魚の食べ方、それは生活の文化である。日本の食卓に伝えられてきた古人の知恵に潜む科学的根拠を明らかにする。 【はじめに】より あなたが「焼き魚と煮魚のどちらが好きですか?」と訊かれたとする。おそらく、「そういわれても、魚の種類があるし、焼き方や煮方によっておいしさが違うので一概には言えません」と答えるのではないだろうか。食べる人の好みにもよるが、魚の種類や獲れる時期、鮮度によって適した調理法がある。どれが一番とは言えず、魚料理にはそれぞれに違ったおいしさがあるということである。 私たちが日常食べている食べ物、十分な栄養素が摂れるかどうかはもちろんであるが、普通は「おいしそうだな」と感じるものを私たちは選んでいるのではないか。 「おいしさ」とは基本的には個人が感じる生理的・心理的感覚であるが、一定……

地球を救うメタルバイオテクノロジー −微生物と金属資源のはなし−

「産業のビタミン」といわれるレアアースから、土壌汚染が問題となっている放射性セシウムまで、ベースメタルや半金属の回収技術に着目した最新の研究事例を一挙公開。 【巻頭インタビュー・山下光雄先生】 一石二鳥の新技術が地球を救う!  本書の代表編者の1人・芝浦工業大学の山下光雄教授に、メタルバイオテクノロジーについてうかがいました。新しい技術の応用方法や学問としての魅力とは・・・。さらに、これから学ぶ学者へのメッセージも語ってくださいました。 ◆金属は生命を構成する重要な元素 ーまず、タイトルにもなっている“メタルバイオテクノロジー”とはどんな技術ですか。 山下光雄教授(以下、山下): メタルバイオテクノロジーとは我々研究者が創作した造語です。メタル(金属)とバイオテクノロジオー(生物工学)という一見関係がなさそうなものを1つにしてどう表現できるかと考えました。微生物や……

東大教授が考えた おいしい!海藻レシピ73

二つの顔をもつ魚 サクラマスー川に残る‘山女魚’か海に降る‘鱒’か。その謎にせまる! ベルソーブックス043

どうして山女魚になり、どうして鱒になるのか? 本書は、サクラマスの特徴的な分布域である三陸地方南部にスポットを当て、サクラマスという魚の生き方の多様性を解説しながら生活史研究のおもしろさを紹介。 その謎に満ちた生態からサクラマスの生活を見直し、著者がフィールドワークで得た生きた情報に基づいて彼らの種の持つ本質を浮かび上がらせる。 学術的な解説をベースにしながら、教養的に読める10本の「コラム」や、専門知識を確認できる「Study」を随所に配置しバランスよい知識が得られる。 【はじめに】より  残雪を踏みしめて渓に入り、そっと竿を出す。トントンという手応えとともに手元に飛び込んでくる銀地に鮮やかな橙色の帯に黒と紺色の模様をもつ魚 ? 山女魚(山女魚)。  かわってこちらは春の三陸沿岸の定置網。現れる魚の顔ぶれは多彩である。漁師たちが網を絞ってゆくにつれて、マイワシ、スズキ、クロマグロに混ざ……

マグロの資源と生物学 水産総合研究センター叢書

太平洋と大西洋のクロマグロは別の種だった! マグロが食べられなくなるって本当か? 主要マグロ6種について、分類・生物から資源状況・管理・ 資源評価・環境問題・漁業・養殖と畜養まで資源と生物全容を網羅する。 マグロの関する最新の情報を掲載 太平洋クロマグロと大西洋クロマグロの違いとは? ⇒携帯分類学と遺伝学的分類を記述 注目されるマグロ資源管理と資源評価方法 ⇒種類・海域別に詳細に解説 ⇒CITES・IUCN、混獲とエコラベル 外洋における行動・回遊を明らかにする ⇒アーカイバルタグ、ポップアップタグで衛星から追跡! マグロ稚仔魚の生態に迫る! ⇒稚魚の加入量変動、移流、分布 ⇒年齢と成長、食性 ⇒産業的に重要なクロマグロの成熟 獲る漁業と育てる漁業の現状は? ⇒漁業史と現代の漁法 ⇒蓄養の問題点と国際管理 ⇒養殖と人工種苗生産技術 【序】より ……

ズワイガニの漁業管理と世界市場

TAC(総漁獲可能量)による漁業管理が行われているズワイガニ。漁獲、加工、漁業管理など実態に基づき分析するとともに、その世界市場の構図を鳥瞰する。果たして、個別割当制度は機能するのか。海外事例の緻密な分析により検証する。 【はじめに】より 今日、世界における水産資源の利用は、ローカルとグローバルの両面を持って展開している。すなわち、海洋生物資源の多くは排他的経済水域(以下、EEZ:Exclusive Economic Zone)の設定により、沿岸国に囲い込まれてしまった。そして、沿岸国による資源の合理的利用、すなわち漁業の望ましいあり方が模索されている(ローカルな側面)。一方で、水産物は国家の境界を超えて流通するようになり、生産(漁獲)から国を超えた加工や消費といった世界的なフードシステムの視点で理解することが必要になっている(グローバルな側面)。 本書で紹介する一連の研究は、著……

空飛ぶ漁師カワウとヒトとの上手な付き合い方―被害の真相とその解決策を探る― ベルソーブックス042

カワウを悪者にする水産資源管理はもうやめよう! 元来、カワウは″水に潜って魚を食べる鳥″。魚や鳥の暮らす水辺環境をヒトの都合だけで管理してはならない。カワウの生態や取り巻く環境を理解すれば、やるべきことは見えてくる。 著者が試行錯誤を重ねてきた対策方法やカワウから教わったことが満載の本書を読んで、できることから始めよう! 【はじめに】より  筆者とカワウとの出会いは、母校北海道大学水産学部での講義だった。小城春雄先生が静かな語り口で説明する。 「最近、本州の河川ではカワウという鳥が急激に増えていて、水産被害や森林枯死が深刻な問題になっています」。 2000年、当時22歳の筆者は、自分がカワウを研究対象とし、ましてやカワウの本を書くなどということは想像もしていなかった。しかし、講義を聴くうちに、カワウ問題自体が河川・湖沼といった陸水域のいびつになってしまった生態系の象徴してい……

応用微細藻類学−食料からエネルギーまで−

微細藻類利用の第一線を余すところなく解き明かす 「微細藻類」とはどのような生物を指すのであろうか。 いまからおよそ27億年前に、光合成能力を持った細菌が地球上に出現したと考えられている。その細菌が、真核生物に共生するようになり(一次共生)、やがて細胞内で葉緑体という光合成装置として取り込まれた。さらに、その光合成装置を細胞内に持つようになった真核光合成生物が、別の真核生物に共生する現象が活発に起こった(二次共生)。大雑把に表現すれば、このような進化上のイベントの結果として現れた光合成能を持つ生物のうち、陸上植物と大型海藻を除いたものが、微細藻類である。 現在、この微細藻類の産業利用に注目が高まっているが、日本においての開発研究は緒についたばかりである。なかでも、「燃料油が人工的に生産できる」という大きなテーマをめぐって、現在国内には両極端な認識が存在している。ひとつは、マスコミでの取り扱わ……
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