カテゴリー「水産」図書一覧

新訂 かまぼこの科学

日本の伝統食品として親しまれてきたかまぼこ。その歴史は古く、300年前の元禄時代には、板つきのかまぼこが料理の一品として作られていたといいます。干物や塩魚などと違って、魚を保存するためではなく,魚を美味しく食べるための手段として始まったかまぼこは、昨今では海外においてもsurimiとして愛好されており、国際的な食品にもなっています。その製造技術は一見シンプルに見えながらも、実に複雑かつ奥深いものがあります。 本書は、かまぼこ発達の流れ、種類、おもな生産地、栄養価などの基礎知識を紹介するとともに、原料魚や冷凍すり身、かまぼこの足、副原料、添加物、保存方法などについて、豊富なデータで科学的に分析・紹介しています。 また、原料魚の保管の仕方から魚の調理、採肉、らい潰、成型、加熱、冷却、包装、排水処理にいたるまで、機械の取扱いや、各作業での注意点にも触れ、かまぼこづくりの工程を、現場レベルで実……

スルメイカの世界−資源・漁業・利用−

スルメイカ類の生態から生産システム、流通・加工に至るまでを詳説。資源管理を必要とするイカ釣り漁業の国際化に対応するための1冊。 競争から協調へイカ釣り漁業の国際化に対応するための1冊! 【発刊にあたってより】 イカ釣り漁業の国際化に対応するために、過去の漁業展開の歴史を振り返り、次の展開を見通していくことが必要であるとの観点から、平成10年秋「イカ漁業の現状と将来展望」と題したシンポジウムを日本水産学会が主催し、スルメイカ類(アカイカ科)を主対象とした各分野の情報提供がなされました。 これと連動して、漁業懇話会が「国際化時代のイカ釣り漁業」と題する講演会を開催し、韓国、中国、台湾等についての情報提供をいただき、国際化時代の中で「競争から協調へ」の新しい流れを生み出すための基盤固めを討議しました。 この集中的な議論のなかで、専門分野を越えた共同研究が必要であり、また、今後の資源管理に向け……

都市と漁村−新しい交流ビジネス−

「漁村へのIターンを考えている人」、「観光客誘致の参考書」 に是非読んでもらいたい内容です。 朝市や体験漁業、ダイビング事業など成功例を基に、価値あるビジネススタイルを探る。多様化する漁村の役割を分析し、活性化を目指す! 著者からこの本を読まれる方へ(「はじめに」より) 国民にとって、水産物は重要な食料である。また、豊かな自然に恵まれた海辺は、重要な生活空間である。これらに深く関わりを持つのが漁民であり、漁村である。この漁村が、近年、漁業資源の減少、漁業経営の悪化、漁業者の減少と高齢化などによって、非常に厳しい状態に追い込まれているとされている。それに対して、積極的な漁業資源管理の導入や水産物流通の再編整備など、水産業の再構築が政策的に進められている。しかし、果たしてそれだけでいいのだろうか。これらの対策は、漁業が持つ事業の仕組みをそのままにして再編強化を目指すものである。今の窮状は、こ……

水産・海洋ライブラリ8 海洋生産機械概論

海藻の食文化 ベルソーブックス014

健康食として注目されている海藻。日本では古くから薬効をもつ食べ物として、今よりも多種類の海藻が利用されていた。 海藻の食文化を見直すことで、新しい利用法も見えてくる! 【目次】 第1章 海藻とは何か?海藻の食文化を理解するために?  1-1 海藻と海草はどう違う  (1)海藻と海草を区別する  (2)海草利用の伝統  1-2 海藻の分類と特徴  (1)色による海藻の分類  (2)「〜モ」「〜メ」「〜ノリ」  1-3 海藻が生える環境とその採り方 第2章 食用海藻の種類と移り変わり  2-1 食べている海藻は一握り  2-2 昔はたくさん食べていた  2-3 古代から近世の食用海藻  2-4 海藻の産地と流通の歴史  2-5 限定されてきた海藻の種類 第3章 伝統的な海藻の食文化  3-1 海藻採取の目的  (1)自給自足のための採取  (2)産業としての採取  3-2 海藻と祭り  ……

エチゼンクラゲとミズクラゲ−その正体と対策− ベルソーブックス030

ふぅわり、ゆらゆら 優雅に海中を漂う美しいクラゲたち。 心を癒すものもいれば、 人々に大きな被害を与えるものもいる。 不思議に満ちたクラゲたちの生態、被害対策、利用法を探る。 【はじめに】より 近年、温暖化に伴う地球環境(大気や海洋等)の変化・異常現象が話題となっています。新聞、雑誌やテレビなどのメディアを通じて、私たちは世界規模で起こっているその現状を知ることができます。海洋に関することでは、海面の水位や水温の上昇、豪雨による沿岸土砂の流入等がとりあげられ、今後の見通し・予測が論じられています。 では海洋生物ではどうでしょうか。最近、海に面する国々の人達に最も注目されているもののひとつに、クラゲ類の大量(異常)発生・出現があります。この異常現象は、地中海、黒海、北海、杭州湾、メキシコ湾等の全世界の沿岸・沖合から報告されています。ご承知のように、わが国の日本海や瀬戸内海でもクラゲの大発生……

漁業資源【2訂版】−なぜ管理できないのか−

水産資源管理の基盤となる理論として、漁業科学を構築し、国際協力の下での資源の合理的利用を提言、現状を反映させた改訂版。 【目次】 1. 資源の争奪戦  1-1 タラ通漁からタラ戦争へ-北大西洋の場合-  1-2 イカ・サバ紛争-日本では-  1-3 北太平洋のサケマスを巡って-日米ロの闘い 2. 資源変動-環境か漁獲か-  2-1 力学的資源管理思想の発生とそれを巡る論争  2-2 マイワシとニシンの変動  2-3 ペルー・アンチョビーとエルニーニョ  2-4 レジーム・シフト  2-5 北大西洋のマダラ資源の「崩壊」  2-6 北洋のスケトウダラ  2-7 世界の水産資源の生産量の動向や将来の生産可能量についてのFAOの認識の問題点  2-8 資源利用の持続可能性と予防的アプローチ  2-9 力学的資源変動理論  2-10 生物学的個体数変動理論  2-11 北西太平洋のマグロ類に……

アジアのエビ養殖と貿易

エビ養殖の盛んなアジアが抱える環境破壊・生産物の汚染・地域経済の摩擦問題と、エビ消費大国日本の輸入・流通・消費等養殖事情を解明。 第1章 アジアのエビ養殖  1.1 エビ養殖の展開と養殖池の分類  1.2 エビ養殖業の抱える問題 第2章 インドネシアのエビ漁業−日本への輸出が与えた影響−  2.1 エビトロール漁業の展開と冷凍エビ輸出  2.2 エビ漁業の展開  2.3 エビ産業の再編と冷凍エビ輸出構造の変化  2.4 日本への冷凍エビ輸出がエビ産業に与えた影響 第3章 「エコシュリンプ」と粗放養殖風景  3.1 対談「エコシュリンプ」-人と人との関係から生まれたエビ-  3.2 インドネシアの粗放養殖風景 第4章 タイ国のエビ養殖業  4.1 タイ国のエビ養殖業の展開  4.2 新しいエビ養殖業の台頭-内陸部エビ養殖業の実態  4.3 エビ養殖業に関する統計的把握  4.4……

さかな随談

本書の著者は、主として水産関係の法令に関する専門書を多く著してきたことで知られていますが、この本はそれらとは少し趣が違っています。半世紀にわたって水産行政と漁業の現場に立ち会ってきた著者が、そのなかで出会ったさかなにまつわる忘れられない出来事や事件の顛末をまとめたのが本書であり、酸性度の強い湖にウグイを移植する苦労話、全盛期の頃の捕鯨の様子、密漁の現行犯逮捕の話など、興味深い話題が多くあります。 また、これらの出来事や事件とともに、それぞれのさかなについて、名前の由来から種類、形態、分布、日本人の生活とのかかわり、漁具・漁法、利用・加工、料理まで、幅広い事柄を解説しています。さかなにまつわる伝説や昔の漁業の様子、さかなを題材にした俳句など、読んでゆくと日本人とさかながいかに深くかかわってきたかがよくわかります。 図鑑でも写真集でもない普通の水産図書でカラー印刷というのはあまり例がなく、この……

水産・海洋ライブラリ9 ヘルスフード科学概論

近年、食品関係者だけでなく一般の人々の間でも食と健康に対する意識が高まっています。EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった言葉もすっかり定着した感があります。一方、食品開発の現場では消費者の健康志向に応えるべく、ヘルスフードの概念から特許戦略に至るまで総合的な食の知識が求められるようになってきました。 本書は、食品産業に携わる人が食と健康を考える上で必要となる知識や食品研究・開発のあるべき姿をまとめたものです。  内容は、食品産業の現状、予防医学の概念、臨床試験の組み立て方、機能性食品素材の探索等についてそれぞれ専門の著者が解説しています。数式・化学式による説明は極力省き、食品開発関係者であれば理系・文系に関わらずスムーズに読むことができます。 ヘルスフードの基礎を学ぶ学生の教科書として最適であるばかりでなく、食品開発担当者、ヘルスフードビジネスの起業家にと……
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