成山堂書店の書籍紹介
読んで効くタウリンのはなし
村上茂 監修・国際タウリン研究会日本部会 編著
栄養ドリンクのCMで名前だけはお馴染みの「タウリン」。生命の進化に関わったこと、肌の保湿や生活習慣病の改善などに役立つこと、ご存知でした?
そんな名前だけは知っているけど、効果は知られていないタウリンの歴史から最先端の情報までを第一線の研究者、総勢11名が詳しく解説。
【はじめに】より
テレビコマーシャルの影響で、日本ではタウリンという名前はよく知られています。タウリンってなんとなく体によさそう、というイメージをお持ちの方もおられるでしょう。タウリンはわれわれの体の中に60gほど存在していますが、タウリンがどのような物質であるのか、……
設問式 船荷証券の実務的解説
松井孝之・黒澤謙一郎 編著
船荷証券とは貿易における船積書類のひとつです。 船会社・NVOCCなど運送業者が発行し、貨物の引き受けを証明し、当該貨物受け取りの際の依拠とする。 英語ではBill of Lading 、B/Lと略します。 船積書類のうち最も重要な書類であるが、貨物や取引先との関係によってさまざまなタイプの船荷証券があるため複雑で理解が難しくなっています。
本書は、船荷証券のしくみや特徴を豊富な事例をもとに解説し、具体的にどのように取り扱えばよいのか海事ビジネスの現場で役立つように構成となっています。
【はしがき】より
本書は、外航の船荷証券をめぐ……
国際航空貨物輸送
ピーター S. モレル 著 木谷直俊・塩見英治・本間啓之 監訳
現在、世界の航空貨物は、金額ベースで世界貿易の35%を占め、日本では23%を占める。今日の国際航空貨物の動向と構造を知らずして、世界の貿易構造と、物流動向を知ることはできない。英国の経済学者ピーター S.モレルによるMoving Boxes by Airを翻訳した本書は、航空貨物輸送の理論と実務がバランスよく書かれている。航空貨物のみならず、流通に携わる関係者にとって有用な、これまでにない1冊。著者モレルは航空関連書籍での評価も高い。
【日本語版発行に向けて】
航空貨物輸送の歴史はかなり古く、最初の航空貨物輸送は、雄鶏、羊、アヒ……
サンゴ 知られざる世界
山城秀之 著
サンゴの不思議な生態が今、明らかに!
サンゴの研究に40年。その成果をまとめたサンゴの本。
石垣島・宮古島で報告されている白化現象は広がっている!?
【はじめに】より
白い砂浜、淡い水色から濃い青(コバルトブルー)、緑がかった青(エメラルドグリーン)、深い場所の青みがかった黒。言葉では表現に困るほどサンゴ礁には多彩な海の色があります。何度見ても飽きることのない、誰もが惹きつけられる光景の一つかと思います。海底の白砂からの反射、プランクトン等の懸濁粒子が少なく透明度の高い水、深さの異なる複雑な地形、そして差し込む太陽の光、どれか一つ……
ダウンバースト 発見・メカニズム・予測
小林文明 著
あなたは「ダウンバースト」を知っていますか? 建造物を破壊したり、航空機を墜落させたりするほどのパワーをもつダウンバーストは竜巻同様ある特別な積乱雲による現象です。その雲の正体は? 遭遇したらどうやって身を守るのでしょう? 大好きな積乱雲を観測し続けて30年。竜巻研究の第一人者である著者が解説する極端気象の第2弾!
【はじめに】
竜巻とダウンバーストは、ともに積乱雲に伴う激しい大気現象ですが、「ダウンバースト」という言葉は聞きなれない人が多いと思います。竜巻は珍しい大気現象として太古の昔から人々は認識していました。一方、積乱雲……
飛行機ダイヤのしくみ(改訂版) 交通ブックス310
杉江 弘 著
空港内の出発時刻表示板を見ると、同時刻に数多くの便が飛び立つことがわかる。たとえば成田空港の午前10時00分には国際線10便以上が同時出発となっている。しかし、成田空港で離陸に使用される滑走路は1本が基本。複数の航空機が同時に離陸できるわけがない。このようなことは国際線、国内線を問わず大空港ではよくある話である。しかしなぜ、このようなダイヤが組まれるのか?
また、飛行機ダイヤと鉄道ダイヤの違いは何か? 飛行時間に影響を与える要因とは? そもそもダイヤはどのように作られるのかなど、「飛行機ダイヤ」についてまとめた本邦初の一冊。
……
図解 港則法(4訂版)
国枝佳明・竹本孝弘 共著
カラー図解で一目瞭然。
航海の常識を完全理解。
海には船舶の衝突を防ぐため「海上衝突予防法」「海上交通安全法」「港則法」(海上交通三法)が定められています。「港則法」は、港内における「交通の安全」と「港内の整とん」のために定めた法律です。
・本書の特徴
港則法をわかりやすいカラー図解で条文ごとに解説
各港の港域、灯標など必要な情報を図示
初学者の方はもちろん、改めて学習し直したい方にもおすすめです。
【まえがき】より
海上交通三法として知られる海上衝突予防法、海上交通安全法及び港則法は、船舶を運航する者にとって……
海藻の疑問50 みんなが知りたいシリーズ1
読めばあなたも海藻博士!
Q.海藻ってどんな生きもの?
Q.コンブのだしはなぜ海水中で溶け出さないの?
Q.アイスクリームに海藻が使われているってホント?
など50の疑問に、海藻の専門家18名がわかりやすく答えてくれます。
【はしがき】より
普通、「海藻」は「かいそう」と読んでくれますが、「藻類」は「もるい」、「日本藻類学会」は「にほんもるいがっかい」と読んでしまいます。私は、大学の初年度学生に藻類学(そうるいがく)を講義するのですが、まずその読み方からはじめなければなりません。馴染みの薄い生物群であることの反映かもし……
帆船讃歌 雲と波そして風 海に学ぶ
大杉 勇 著
「雲と波そして風 海に学ぶ」何を学んだのか?
10余年を練習帆船 日本丸・海王丸で過ごしてきた著者が贈る16編のオマージュ。
一言でいえば、シーマンシップ。「シーマンシップの教育には帆船に勝る場はない」ということです。帆船には「帆の教化力」があるのです。わずか半年間で若者たちからその潜在能力をフルに抽きだす力をもっているのです。そのことは、遠洋航海を修了し、下船してゆく彼らの眼の輝きを見ればわかります。日本丸や海王丸が遠洋航海から戻ると、我が子を一目見た両親は、思わず「逞しくなった!」というのです。その意味での「帆船讃歌」を綴ったもの……
世界に一つだけの深海水族館
沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム館長 石垣幸二 監修
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太陽の光の届かない真っ暗闇の深海の世界。いまだ謎の多い未知の領域を、覗き見ることができる水族館があるのを知っていますか?
その名は「沼津港深海水族館」。水深2,000mを誇る、日本一深い海、駿河湾に面したこの水族館は、「深海生物」と「シーラカンス」がテーマの水族館です。
ここで飼育・展示されているのは、駿河湾に生息するおよそ100種類、3,000匹の深海魚たち。可愛らしいルックスのメンダコや、1年以上もご飯を食べなかったことで話題のダイオウグソクムシ。一度見たら忘れられない深海魚たちが、一冊の本になりました。……