成山堂書店の書籍紹介
潮干狩りの疑問77 みんなが知りたいシリーズ3
原田知篤 著
アサリがよくとれる場所は? どうやって持ち帰るの? 砂抜きの方法がわからない、などなど、潮干狩りを楽しむための知識が盛りだくさん!
【まえがき】より
春になるとなぜか行きたくなる潮干狩り。潮干狩りはひな祭りやお花見と同様に,春の風物詩として長く我々日本人に親しまれてきました。
アサリやハマグリがどこを掘っても沢山いれば嬉しいですが,実際にはそうもいきません。少しでもアサリの事を知れば,アサリに出会えるチャンスが増えるかもしれません。また持って帰ったアサリの砂をきれいに抜いて美味しく食べるのも,海とアサリに対する最高の感謝の……
ASEANの流通と貿易ーAEC発足後のGMS産業地図と企業戦略ー
石原伸志・魚住和宏・大泉啓一郎 編著
ASEAN経済の現場を知る執筆陣が、アジアの流通と貿易を分析・展望!
2015年AECが発足し、域内関税の撤廃に加えて、東西経済回廊や南部経済回廊が整備され、現在新たな生産拠点として注目を集めているGMS新興国。さらに近年、中国への一極集中による生産リスクを回避し、労働集約型の産業の生産拠点として見直されているCLMVやバングラディッシュ。
本書は、その経済概況、ロジスティクス、輸出入通関、自動車、家電、繊維、食品、小売、経済回廊、工業団地など多岐の分野について、それぞれ第一線で活躍している専門家が一同に会した誌上シンポジウムの形で……
海上衝突予防法史概説
岸本宗久 編著
本書は、日本の海上衝突予防法(以下「予防法」)及びその母体になっている国際海上衝突予防規則の歴史についてその概略をまとめたものである。
一般に、予防法の航法は人類が水上輸送の手段として船舶を利用するようになって以来、船舶運航に携わる“船乗り” の間で慣習的に実施されてきた衝突を避ける方法が、長い年月を経て法的確信を得、成文化されたものであるといわれている。ところが、それらの慣習の内容及びその慣習がどのような過程を経て成文化されたかについて説明した解説書は極めて少ない。日本においては、現時点で、昭和2 年(1927)12月10日発……
世界と日本の漁業管理ー政策・経営と改革ー
小松正之 著
乱獲や資源悪化の問題を克服するため科学に基づく政策を導入してきた水産先進各国の事例と、明治時代から脱却できない日本の漁業制度の現状。
著者が各国の現場を実際に訪れて調査し取り纏めた、今後の政策立案や学術的研究、漁業経営のために必須の一冊。
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【序論―世界と日本の漁業・養殖業の現状】より
世界の漁業養殖業の生産は近年急速な勢いで増加する需要に応じて,伸びてきている。その理由は,ひとつには世界の所得が増加したためである。もうひとつは,水産物に対する栄養面・健康面での評価が高まったからである。それゆえ,世界の水産……
LNG・LH2のタンクシステムー物理モデルとCFDによる熱流動解析ー
古林義弘 著
長年の研究成果を基に、4つのタンク様式ごとに支配力方程式を作成。
実務者に必要な固有の解を得るために、多くの条件設定をして数値解を算出。
超低温液化ガスの熱的な挙動や電熱現象を解説した稀有な一冊である。
【まえがき】より
最近のクリーンエネルギーとしての世界的なLNG海上輸送の増加や各種のタンク方式の開発と実用化を眺めると、著者が最初にLNG関連の研究、設計を始めた1970年当時から考えると隔世の感がある。また次世代エネルギーとして注目を浴びるようになった水素エネルギーの現状、さらに家庭向けの燃料電池の普及や一般消費者向けの燃料電池……
航空安全とパイロットの危機管理(改訂増補版) 交通ブックス311
小林宏之 著
航空業界に限らず、危機管理担当者必読の一冊
ハイテク機の導入により、航空事故原因は機材の不具合や規程類の不備より、人的要素、“ヒューマンファクター”が60~80%に達していることが判明した。
このようなことから、運航乗務員に対するCRMというリソースマネジメントの教育・訓練が導入されているが、同時にパイロット個人の危機管理意識や取り組みが必要であることは言うまでもない。
本書は、数多の危機と対峙しながらも安全運航をまっとうし、“グレート・キャプテン”とよばれた元機長による危機管理の鉄則や実践について余すところなく著されたもの……
飛行機の翼理論 揚力はどのように発生するのか 2次元ポテンシャル流厳密解による翼理論
片柳亮二 著
翼が飛行機を持ち上げる力(揚力)が発生する原理について、いろいろな説明がされてきたが、多くが間違っているともいわれている。
その1つは、「翼の上下面の流れの等時間通過説」である。また、間違いではないが、「翼が動き出した際に翼のまわりに渦が取り残される結果として揚力が発生する」、というのが専門家による一般的な説明である。しかし、この説明では専門外の人が理解するのは難しいようである。
本書では、翼の流れを、ポテンシャル流という手法で非常に簡単に解析できることを述べ、翼まわりの渦を用いなくても、揚力の発生を説明できることを示す。これから翼理……
海難救助のプロフェッショナル 海上保安庁 特殊救難隊
「海上保安庁 特殊救難隊」編集委員会 編 第三管区海上保安本部 協力
「苦しい 疲れた もうやめた では 人の命は救えない」
海難救助のプロフェッショナル ー 折れない心を持つ、36人の精鋭たちのドキュメンタリー。
海難救助のプロフェッショナル「海上保安庁 特殊救難隊」は、昭和49年11月の東京湾で発生したLPGタンカーと貨物船との衝突・火災海難を契機として、特殊な海難に対応するため、昭和50年に隊員5名体制でスタートしました。
彼らは、全国1万3千余の海上保安官のなかの精鋭36人。機動救難士や潜水士が行っている訓練に加えて、消火作業訓練、危険物が存在する有害区域での捜索訓練や特殊な資器材の取扱い……
魅惑の貝がらアート セーラーズバレンタイン
飯室はつえ 著
貝殻を組み合わせてつくるアート作品
セーラーズバレンタインとは、アメリカ東海岸で最も古い歴史を持つアメリカ独自の貝がらで作る伝統美術工芸。ヨーロッパやアメリカ大陸を目指し、長い間、家に帰ることができなかったSailors(船乗りたち)が、遠く離れて暮らす恋人や家族を想い、航海の無事と再会への祈りを込めて作った愛のメッセージアートです。長い航海の間、羅針盤がそのルーツと言われる独特の八角形の額の中に、愛する人を想いながらさまざまな種類の天然の貝を一枚一枚丁寧にアレンジして作り上げるValentine(贈り物)なのです。
本書は、日本……
雪と氷の疑問60 みんなが知りたいシリーズ2
日本雪氷学会 監修 高橋修平・渡辺興亜 編著
雪と氷が織りなす風景は幻想的で、子供の頃、雪が降ると心躍らせた人も多いでしょう。その一方で、毎年雪による災害も少なからず発生しており、大雪の際は日本全体に影響を及ぼします。また、近年は福島原発の汚染水対策として凍土工法が注目されたり、冬に降った雪を真夏に利用する方法が開発されたりするなど、雪氷の意外な利用法も知られるようになってきました。雪氷は、私たちにとって身近な存在でありながら知らないことも多い存在であると言えます。
本書は、なぜ雪結晶は六角形なのか、氷は透明なのに雪が白く見えるのはなぜか、色のついた雪には何が混ざっているのか、……