成山堂書店の書籍紹介
貿易と保険実務マニュアル 貿易実務シリーズ1
石原伸志・土屋爲由・水落敬太郎・吉永恵一 共著
貿易取引にはさまざまなリスクが常に存在します。本書は、
・貿易物流の過程で貨物に生じる損害リスクを対象とした「貨物海上保険」、
・貨物海上保険と同じ貨物損害を貨物を運ぶ側の損害賠償リスクとして捉えた運送人の「賠償責任保険」、
・代金の回収不能などによる経済的損失を対象にした「貿易保険」、
・製品が消費者に与えた損害による賠償責任を対象とした「生産物責任賠償(PL)保険」、
これら4種類の保険制度に関して貿易に携わる方が必要とする実務知識を一冊にまとめました。
【はじめに】
古きフェニキア、エジプトの時代から19世紀初……
災害と空港ー救援救助活動を支える空港運用
轟 朝幸・引頭雄一 編著
航空交通の玄関口となる「空港」は、地震による津波が想定される一部の沿岸地域を除き、被災した際の直接の被害は軽微である可能性が高い。これまでに起きた大規模災害時にも空港は、その救助救援等の活動に際してさまざまな役割を果たしてきた。
本書は、今後予測される大震災などさまざまな災害における空港の救助救援活動拠点としての役割について、東日本大震災の事例を参照しながら解説する。そして、航空機による救助活動を担う、警察、消防、自衛隊、海上保安庁など関係機関のほか、自治体や病院などの組織との連携や、その際の運用等について、実際の災害、被災空港を事……
洞窟の疑問30 ー探検から観光、潜む生物まで、のぞきたくなる道の世界ー みんなが知りたいシリーズ7
日本洞窟学会 監修・伊藤田直史・後藤 聡 編著
日本や世界各地に点在する洞窟ついて、洞窟の定義から 洞窟の種類、有名な観光洞窟等に関することなど、基本的な疑問から、洞窟の生成方法、洞窟内に見られる鍾乳石や生息する生物、洞窟と人の関わりやケイビングというスポーツに関するコアな疑問まで全30問に対して、日本洞窟学会の研究者によるわかりやすい解説、紹介にて回答。研究や調査に関するこぼれ話、雑学的知識などもコラムとして収録。
【はしがき】
全国には誰でも気軽に入れる観光洞窟がたくさんあり,皆さんも一度や二度は入ったことがありますよね。夏はひんやり冬は暖かい洞窟は,親子連れや仲良……
海洋の環ー人類の共同財産「海洋」のガバナンス
エリザベス・マン・ボルゲーゼ 著・笹川平和財団 海洋政策研究所 訳
地球表面の7割を占める「海」の存在と人間社会との関わり、海と陸を一体の世界として見るグローバルな視点を併せ持つことの重要性を解く。海洋を人類の共同財産として治めるにはどうしたらよいか。高い理念と豊富な知見を活かして、自然科学的、文化的、経済的、法的そして制度的な視点に立って具体的に考察し、そのあるべき姿を提示する壮大な「海洋ガバナンス」の指南書。
空気中に浮遊する放射性物質の疑問25 ー放射性エアロゾルとはー みんなが知りたいシリーズ6
日本エアロゾル学会 編
読めばあなたもエアロゾル博士!
Q.放射性エアロゾルとは何ですか?
Q.放射性と放射能は違うのですか?
Q.身体に入った場合,測ることができますか?
Q.どのくらいの距離を移動しますか?
Q.吸い込んだものは体のどこへ行きますか?
Q.マスクで防げますか?
Q.福島第一原子力発電所事故で観測されたものは何ですか?
など25 の疑問にエアロゾルの専門家がわかりやすく答えます。
【はじめに】より
本書は,日本エアロゾル学会により企画され,学会理事会で選ばれた委員が中心になって執筆しました。大気中に浮遊する微粒子……
1972年国際海上衝突予防規則の解説 第7版
A.N.COCKCROFT, J.N.F.LAMEIJER 著 松井孝之、赤地茂、久古弘幸 共訳
1972年にIMO(国際海事機関)で採択され、1977年に発行した規則の解説書の翻訳書。
この規則は「海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約;Convention On the InternationaL REGulations for Preventing Collisions at Sea」の中の規則であるため通称「COLREG条約」と呼ばれている。これを国内法化したのが「海上衝突予防法」である。
本書では、船舶の衝突を避けるための規則を条文ごとに原文と和訳、解説の順で掲載し、必要に応じて判例や図解をいれている。……
路面電車ー運賃収受が成功のカギとなる!?ー 交通ブックス127
柚原 誠 著
LRT と路面電車は異なる乗り物なのか? いや、本質的には何ら変わるものではない。日本でも現代の路面電車、次世代型路面電車として注目を浴びて久しいが、欧米に比べて、なぜ普及・浸透してこなかったのか?著者はそのカギを運賃収受の方法にあると指摘する。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの海外事例と比較・検証し、大量輸送かつ定時運行が可能なLRT(路面電車)導入成功のための改善策を提案。LRT(路面電車)が?速くて便利な公共交通?になり得るか否か、その可能性に迫る一冊!
【まえがき】
パリ都市圏に1992年から8つの路面電車……
航空法入門
池内 宏 著
試験で必要となる知識を中心に、航空法を基礎から解説。
パイロットを目指す人を対象に絞ってシンプルな構成とする一方、
法令に書かれていることの何を理解すればよいのか、また、自分
の理解度を確認するうえで役立つ「チェックポイント」を要所で
掲載し、初めて航空法に触れる人に配慮した内容。
【まえがき】
航空法の条文を読み合わせにより伝授していく航空法の授業や、航空法の条文の一部をカッコ抜きして、正解を記入せよという試験に違和感を覚え、暗記物だとされた航空法を、航空従事者のためのツールになる「航空法」にしたいという動機から、『……
空港オペレーションー空港業務の全分野の概説と将来展望ー
柴田伊冊 訳
ノーマン・J.アシュフォード
H.P. マーティン・スタントン
クリフトン・A.マーレ
ピエール・クテユ
ジョン・R.ビースレイ 共著
空の玄関である空港。そこでの業務は多枝にわたり、全体を網羅して理解することは容易ではない。本書は、空港の混雑のピークや航空会社のスケジュール作成、航空機から発生する騒音の管理、航空機の運航のあり方、旅客ターミナルの運用のあり方、航空機周辺のグランドハンドリング、セキュリティ、航空貨物のハンドリング、緊急事態対応、空港の技術、空港へのアクセスなどについて、復数の研究者・実務家が、事例を交え……
実例でわかる漁業法と漁業権の課題
小松正之・有薗眞琴 共著
なぜ日本の漁業は世界の水準から遅れ、衰退しているのか?漁業制度の根幹である「漁業法」と「漁業権」の思想と目的・成り立ちを、原点である江戸・明治時代に遡り、改革を成功させた外国と比較することで、日本の漁業制度の根本的な問題点が見えてくる!
【はじめに】より
日本の漁業法制度をわかりやすく解説した本に遭遇したことがない。水産庁の時代から諸先輩が水産業協同組合法と漁業法の解説を書いているのを脇から見たことがあるが,大局的に,法の思想と目的まで解説したものではなく,漁業法や水協法などの一部改正が,技術的に行われた際に,それに対する解説コメン……