カテゴリー「気象・海洋」図書一覧

フィールドで学ぶ気象学 気象ブックス034

 屋外での気象の観測を通じて、フィールドワークの魅力を伝える一冊。事例として、大学の社会学部の授業で行った、千葉県流山市のヒートアイランド調査と富士登山実習の様子を紹介。  必ずしも気象を専門としない学生たちが、フィールド調査の手法を身につけていく過程が臨場感たっぷりに生き生きと描かれています。また、豊富に収録されている写真からはフィールド調査の楽しさを感じることができます。現場に出て自ら体験することの大切さは、折に触れて言われることだが、本書はそれを改めて認識させてくれます。学生や学校の先生はもとより、自治体や企業など何らかの形でフィールド調査にかかわる人にお薦めの内容です。 【目次】 第1章 地域環境調査と熱環境観測  1 地域環境マップを作ろう   (1)環境と教育の方向性   (2)沿線開発と失われる緑   (3)環境情報を取得する     a 流域で考えてみよ……

地球温暖化時代の異常気象 気象ブックス033

記録的な猛暑、厳しい寒波・頻発する集中豪雨。温暖化により異常気象は増えるのか?世界の異常気象を原因・被害・対策を含め完全網羅。  ・異常気象を、人間とのかかわりの視点からまとめたもの。  ・これまでに世界で起きた人間社会に関係のある異常気象を網羅。  ・単なる報告にとどまらず、世界を舞台に活躍してきた著者ならではの独自の分析が加えてある。  ・日本ではあまり知られていない地域(外国)の異常気象も紹介。  ・これ一冊で異常気象のすべてが分かる内容。教科書・副読本としても使えるよう体系だてている。 【まえがき】より 2010年の夏、世界各地は猛暑に見舞われた。日本ばかりでなく、中国でも、ヨーロッパの諸国でも、5月ころから、その兆しがあり、6月には記録的な高温が東ヨーロッパの国ぐにを襲った。テレビ・ラジオ・新聞は異常な暑さの写真や記事を連日、報道した。その内容は数年前と比較する……

地表面の熱収支

地球気候を決める最も大きな因子である太陽エネルギーについて、地球の表面における熱収支を計算しています。それまで定性的に扱っていた気候学を定量的な物理気候学へと変革した最初の書。 地球に届く太陽エネルギーをどのように計算したらよいか、そしてそれが気候とどのような関係にあるかを、簡単な数式を交えて説明。 【本書の詳しい内容】  地球に入射する太陽エネルギーは、地球上の自然現象および人間活動を支える最も重要なエネルギー源です。それゆえ、地球表面での太陽エネルギーの動きは、気象学から始まって地理学・海洋学・生物学・農学そしてエネルギー工学などで広く研究されています。  本書は、1956年に旧ソ連のブディコ博士が著した名著『地表面の熱収支』を新しく翻訳し直したものです。ブディコ博士は、地球上での太陽エネルギーの配分を、物理学の基本法則−エネルギー保存則にしたがって体系的に解明しています。……

飛行機と気象 気象ブックス035

現在の進化したジェット旅客機は、飛行の障害になる現象でも「強の領域」さえ回避していれば安全です。ところが、この領域はごく小さいので、飛行前にこの場所を予報することはできないから飛行中に回避するしかない。もちろん、飛行計画の段階では、気象庁の作成した予想天気図を用いて障害現象に遭遇する確率の小さいコースを選定していますが、それから後の飛行中の回避はパイロットに任されています。  本書は航空気象の経験が長く、航空事故調査委員会での気象解析に携わってきた著者が、ジェット旅客機にとって障害になる現象を解説したものです。これらは一般の人が悪い天気と感じるものとはかなり異なっています。たとえば、低高度でごく短い時間に飛行機の受ける風(ベクトル)が急変すると揚力の急変となり、墜落事故も起きています。これはウインドシヤーと呼ばれ最も恐ろしいものの一つです。障害現象を回避する技術は数値予報の精度が向上した……

海の科学がわかる本

地球を丸ごと理解できる1冊。海、大気、大陸に関する物理、化学、生物といった幅広い分野の研究成果をわかりやすく紹介。初学者に最適。 【内容】 ここ10年の間に地球温暖化や異常気象といった話題がメディアで飛び交い、私たちの住む環境が大きく変わっていると実感している人も多いと思います。しかし、何が本当で何が嘘なのかを理解している人は少ないでしょう。 私たちは、自分が住む陸地からの目線で物事を捉えようとしますが、地球上の約70%は海なのです。その海のことを知らずに、地球全体を理解できるはずがありません。 本書では、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が一般向けに行った講義を基に、その海についての物理学、化学、生物学といった幅広い分野から地球全体を見渡そうと試みています。 本書を読めば、北極から南極まで、地球誕生から現在までの海や陸そして大気に関する研究内容が理解でき、いま地球に何が起き……

海中技術シリーズ1 海洋底掘削の基礎と応用

メキシコ湾石油流出事故はなぜ起こったのか?今後、あのような事故を起こさないためにはどうしたらいのか?この本にはそのヒントが書かれています。海洋底掘削に携わる人は絶対に読んでもらいたい1冊です。

海洋気象台と神戸コレクション−歴史を生き抜いた海洋観測資料− 気象ブックス031

幕末動乱期? それは、今日の海洋気象業務の礎が築かれた時代でもあった。  幕末の箱館戦争では、無敵をほこっていた幕府艦隊が自然の猛威の前に、闘わずして敗れ去りました。自然の恐ろしさを知り、海洋観測の必要性を痛感した勝海舟は、船舶からの海上気象観測の報告を義務づけました。 明治期には、中央気象台(現在の気象庁)で行われていました。気象観測データ収集・調査業務は、大正期には神戸海洋気象台にすべての業務が集約され、中央気象台保管の膨大なデータも神戸海洋気象台に集められていました。  関東大震災や神戸空襲など、焼失の危険にさらされながらも、生き抜いてきた海洋観測資料「神戸コレクション」は、他国には類を見ない、長期間にわたる海洋観測の集大成です。近年、地球温暖化研究の基礎資料として活用されており、その価値はさらに高まっています。  本書は、海洋気象台がどのように生まれ育ち、「神戸コレクショ……

畜産と気象 気象ブックス030

日本人は、平均すると1人あたり卵を年間330個消費しています。この数はアメリカ人やフランス人より50個以上多く、日本は世界でも有数の卵消費大国であるといいます。ウシ、ブタ、ニワトリといった肉類の消費も増加傾向にあり、今や私たちの食卓に欠かせないものとなっています。  しかし、家畜の多くは、比較的冷涼で乾燥した西洋の風土ではぐくまれたもので、高温多湿な日本で飼育するためには、気象条件の面で、さまざまな問題がありました。  この本は、多くの気象要素のなかでも最も基本的な感覚である暑さ寒さに、家畜がどう対応し、行動しているのかをまとめたものです。私たちヒトと類似する点があり、また異なっている点もあり、たいへん興味深い内容です。  近年話題になっている家畜と地球温暖化との関係についても触れられています。一般にはあまりよく知られていない、暑さ寒さに対する家畜の本音を知ることができる一冊です。 ……

ココが知りたい地球温暖化2 気象ブックス032

大好評「気象ブックス026 ココが知りたい地球温暖化」の第2弾。温暖化の科学・影響・対策についての25の質問に、専門家がわかりやすく答えています。地球温暖化の謎を解くカギがこの本の中にあります。 【はじめに】より  情報が多く出回っていれば、それでものごとがよくわかるというものではありません。たとえば、地球温暖化をめぐる問題がそうです。テレビや新聞の報道、書店の店頭で見かける温暖化関連の書籍の数は、いまやかなりの数に上っています。それらの中には「進行する温暖化の危機」といったものがあるかと思えば、「二酸化炭素温暖化説は間違い」といった調子のものもあります。いったいどれが本当なのかわからなくなってしまいます。  私たちは国立環境研究所で地球温暖化に関する研究に携わっていますが、2006年11月に、毎月発行しているニュースレター「地球環境研究センター」で、Q&A「ココが知りたい温暖化……

地球温暖化予測の最前線−科学的知見とその背景・意義−

地球温暖化のことを知るなら、まず予測についての理解が欠かせません。将来の気候の予測は誰がたて、国際社会はそれについてどのような対策を取るのか。2007年に発表されたIPCC第四次評価報告書を中心に解説。日本が果たしている国際的役割や今後の展望についても触れています。 目次 第1章 地球温暖化問題の発端 1.1 異常気象(極端現象)と地球温暖化 1.2 検証された大気中二酸化炭素濃度の増加傾向 1.3 海洋観測による検証 1.4 地球寒冷化説 1.5 モデルによる地球温暖化の可能性示唆と反響 第2章 コンピュータの進歩と気候モデルの開発 2.1 リチャードソンの夢 2.2 電子計算機の発明とその活用 2.3 数値予報モデルによる天気予報の実現 2.4 予報期間の延長と大気大循環モデルへの発展 2.5 気候システムと気候モデル 2.6 気候変化予測モデルに関……
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