海事の書籍紹介

船舶算法と復原性 船舶海洋工学シリーズ1

池田良穂・古川芳孝・片山 徹・勝井辰博・村井基彦・山口 悟 共著

船舶の基本設計や性能設計に関する定義や用語を丁寧に紹介し、基本的な計算方法を多くの例題と演習を交え解説。 【船舶海洋工学シリーズとは】 船舶海洋技術に関わる科目ごとに、技術者が基本的に学んでおく必要がある事柄を記した基本図書。 公益社団法人 日本船舶海洋工学会能力開発センター教科書編纂委員会 監修 全12巻発行予定。 【まえがき】より  船は巨大で複雑なシステムで、それを構成する部品点数は10万を下らないといわれている。自動車の約3万点に比べても、その多さが際立っている。こうした複雑なシステムが、海に浮き、たとえ大荒……

海難審判裁決評釈集

麻生利勝 監修 21海事総合事務所 編著

海難事故の予防と再発防止に寄与することを目的に、海上業務に従事する有資格者の船員・海事企業の運航及び管理部門の関係者を支援する視点から海難審判裁決を分析評釈したもの。海難審判庁の一審と二審との裁決の相違事例を中心に取り上げ、同一・類似事故の再発防止対策の樹立に有益な視点を提供する。 執筆者は、全員が海上保安大学校出身者で、船舶運航に関する知見とともに豊富な航海・機関・通信・運航・海難救助と犯罪捜査の経験をもつ専門家。航・機・通の専門職にあった者がそれぞれの視点で事例を選択・評論する 【目次】第1章 海難審判制度と裁決 1 海難……

海と空の港大事典

日本港湾経済学会 編

歴史から学際的な事柄まで、港湾・空港に関連する用語・知識約1,200項目をわかりやすく解説。理論・政策・実務を体系的に理解できる基本図書。 【はしがき】より 日本港湾経済学会(以下、本学会という)は1962(昭和37)年10月16日?17日に創立総会と第1回研究会が横浜港で開催されて以来、2011(平成23)年度は創設50年という節目の年にあたります。それに先立ち、2007(平成19)年度の第46回全国大会総会(名古屋港;会長・小林照夫)において、海と空という双方の港を包含する事典の刊行が提案・企画され、創設50年記念事業の一環とし……

船舶油濁損害賠償保障関係法令・条約集

公益財団法人 日本海事センター 編

バンカー条約、ナイロビ条約、HNS条約など船舶油濁損害賠償保障法、船首責任制限法に関わる国内法・国際条約を和英対訳(正訳・仮訳)で収録。海運・保険業者・法律・国際関係学者必携の書。 【はしがき】より   公益財団法人日本海事センターは、海運法制、海運経済など海洋国家たる我が国の発展に貢献するため、海事関係の各種調査研究・政策提言等を実施している。当センターでは、これらの活動の一環として、国際海事機関(IMO)法律委員会及び国際油濁補償基金(IOPC Fonds)の活動について、IMO法律問題委員会及び油濁問題委員会を設置し、産……

SFアニメで学ぶ船と海−深海から宇宙まで−

鈴木和夫 著・逢沢瑠菜 協力

航空宇宙工学やロボット工学関係者は、SF作品やアニメ、コミックに影響を受けてその専門の道に進んだ人が多い。本書は、そのような人材を船舶海洋工学の分野でも増やしたいという著者の願いを実現したものです。船や海に関するSF作品やアニメを取り上げて、実際の物理学的な現象と対比しながら船舶海洋工学(流体力学)の話を進めています。あくまで工学的な内容を中心としていて、SF作品は導入として用いているだけで、科学的な検証をしているものではありません。 【はしがき】より 本書では、主に船や海が登場するSF作品(コミック、アニメ、小説、映画)あるいは……

舶用電気・情報基礎論−航海計測・機関計測の基礎知識−

若林 伸和 著

舶用計測に関わる電気工学、無線通信、コンピュータ利用の基礎技術を解説。航海科、機関科学生や電装関連の造船技術者等に必携の1冊。 著者からこの本を読まれる方へ(「はじめに」より)  20世紀(1901年?2000年)は、人類史上でも飛躍的にテクノロジーが進歩した100年であったといえるでしょう。電気が利用されるようになり、電子技術が開発され、20世紀中頃にはコンピュータが発明されて情報技術が発展しました。今日の社会においてはこれら電気・電子・情報そして通信技術を基盤とした様々なシステムによるサービスを利用して生活しています。 ……

操船の理論と実際(増補版)

井上 欣三 著

船舶の安全運航に必要な操船の理論と、実際の船の動きを結び付け体系化。近年の船型の多様化と大型化に対応した新しい操船の教科書。 ★本書のポイント★ ●船舶の安全運航に必要な、操船の「理論」と「実際」を結び付け体系化。 ●操船に関する科学的知識を踏まえ、海上で  「実際に船はどう動くのか」を実務的観点から詳細に解説。 ●近年の船型の多様化と大型化に対応した新時代の操船の教科書。 ●現場で有用な各種船舶の操船性能をデータベース化。  シミュレーションでの研修にも役立つ。 【『操船の理論と実際』増補版発刊にあたって】……

ブリッジ・リソース・マネジメント

廣澤 明 訳

船舶の安全運航に有効なブリッジ・リソース・マネジメントの原則を解説。タイタニック、エクソン・バルデスなど、過去の海難事例を分析し、人間が犯すミスの要因を探り、事故防止に役立てる。

海の英語に強くなる本−海技試験を徹底攻略−

桑田 明広 著

海技国家試験の英語筆記試験では長文の和訳が出題される。試験では一般的な英語辞書のほかに専門辞書を持ち込めるが、単語を訳しても意味のある文章にするのは難しい。 本書は、商船高専で英語を教えている著者が、海技国家試験2級レベルの英文を訳すことに特化してまとめたもの。 全体は3つのPartに分かれ、Part1では文法の説明、Part2では実際の海技試験英語の訳し方、Part3では海に関する様々な英文を紹介し、どこからでも読み始められる。 試験問題では、海事に関する英文が出題される。著者はこの本で、受験生が自らの知識に照らし合わせ、自分……

貨物海上保険・貨物賠償クレームのQ&A(改訂版)

小路丸正夫 著

 貨物保険・貨物賠償クレームの実務は、貿易・海運・NVOCC・損保・PIの損害調査・海事法務の担当者、および商社・メーカーの保険担当者の重要な仕事のひとつです。しかしながら、法理論・実務とも精通しなければ対応が難しいとされ、実例をふまえたわかりやすい解説書が求められていました。  本書は、クレーム対応実務の肝を網羅的に整理し、単なるマニュアルではなく、実例から理論を構築して応用力が身につくよう解説しています。2009年に大きく改訂された協会貨物約款(ICC)と旧約款の違いと特徴も随所で触れるなど、最新事情にも対応しています。また、クレ……
本を出版したい方へ