趣味・実用の書籍紹介

南極観測船「宗谷」航海記

南極OB会編集委員会 編

「宗谷」乗組員・観測隊員が初めて共同執筆でまとめた、「宗谷」各部署の業務、船内生活、観測の記録。オビ号、バートン・アイランド号による救出、タロ・ジロのエピソードなども詳しく紹介。 「はじめに」より  南極に日本隊を送ろうという話が出た今から60年ほど前の日本は、敗戦、占領の時代を終え、独立して間もない頃だった。  IGY(国際地球観測年)に参加して国際社会に入り、同時に行われる南極国際観測に加わり、未知の世界に挑戦するという夢のような快挙に、日本中が沸き立った。  第一次隊が出発した1956年11月8日、小雨降る東京・晴海……

ニッポン潜水グラフィティ

須賀次郎 著

ダイビング界のレジェンドが今、ここに語る! 【本書の内容】 著者の潜水活動は、海洋調査、器材開発、教育・指導、各種大会主宰など多岐にわたりそれぞれ興味深いが、1963年に挑戦した当時前人未到の100m潜水がハイライトと言えます。器材や潜水システムの開発も自ら手掛けたクリエイティブな挑戦であり、潜水が冒険そのものであった時代の金字塔と言っても過言ではありません。 その他も1950?80年代を中心に描かれています。よみうりランドの人気アトラクションであった水中バレエ劇場や、スピアフィッシング(魚突き)、水中スポーツ大会など、当時を知る世……

BOTTLIUM2 ボトリウム−ひとり暮らしの小さな小さな水族館。−

田畑哲生 著

大好評「ボトリウム」第2弾! ワンルームでも大丈夫。リビングや寝室、キッチンに飾って楽しめます。 “100円ショップ”でも一通りの材料が揃えられます。お手入れは、やっぱり週に一度の水替えだけです。 ■著者からのメッセージ 「てっちゃん先生! お魚がごはんを食べてくれました! すごい勢いですね」 先日、ボトリウム体験をされウキウキで帰られた女性からのご連絡でした。みなさんボトリウムを手にしたその日から、お部屋にやってきたボトリウムに興味津々。 「お魚、今日は元気かな?」 「あれ? 貝ちゃんはどこいった? なんて自然にボトリウムと……

国際関係と国際法【改訂版】

澤 喜司郎

複雑化する国際社会の現実を理解するため、平和および安全の維持、すなわち国際的な安全保障と 一国平和主義的な日本の安全保障の現状と問題点について、国際法の観点から解説を試みる。 【はじめに】より 政党は大きく保守系とリベラル系に分けられ、日本では保守系はタカ派、リベラル系はハト派と呼ばれ、言葉から受けるイメージではタカ派は武力的あるいは好戦的、ハト派は平和的あるいは友好的と受けとめられています。世界一の民主主義国家を自認する米国では、共和党が保守系、民主党がリベラル系ですが、米国が関与した世界的規模での戦争を見ると、第一次……

世界を読む 国際政治経済学入門[2訂版]

澤 喜司郎 著

今、世界で何が起こっているのか、それは何故か? 本書では国際政治経済学の見地から、民族・宗教、 資源、金融、物流など地球規模の問題を、客観的 かつわかりやすく解説。 「国際社会に対する認識」が養える1冊である。 【目次】 序章 政治と経済の不可分性  1 保守主義とリベラリズムの政治思想    政治思想とは    自由主義とリベラル政党    現実主義と理想主義  2 保守主義とリベラリズムの経済政策の違い    経済思想とは    小さな政府と大きな政府    低福祉低負担と高福祉高負担  3 保守主義とリ……

環境アセスメント技術ガイド 計画段階環境配慮書の考え方と実務

環境省 総合環境政策局 環境影響評価課 監修・計画段階配慮技術手法に関する検討会 編著

環境影響評価法の改正で設定された「計画段階環境配慮手続」。 空港、道路、鉄道、発電所、港湾施設、ダムなど、 大型のインフラ整備の際には、この手続きが必要になります。 インフラ開発計画、施工に携わる関係者は専門家として必携の本です。 【はじめに】より 平成9年6月に公布された環境影響評価法の全面的な施行から10年が経過し、複雑化・多様化する環境政策や社会情勢の変化に対応するために、平成23年4月、「環境影響評価法の一部を改正する法律」が公布された。これに伴って、計画段階環境配慮書(以下、「配慮書」という)の作成や環境保全措置等の報告・……

改訂増補 南極読本ーペンギン、海水、オーロラ、隕石、南極観測のすべてがわかるー

南極OB会編集委員会 編

知りたい情報満載の“南極ペディア” 南極は、どのような場所で、 観測隊員たちは何を調べ、どのような成果があったのか―― 南極の歴史から、気象、地理、生物、物理観測、生活に至るまで、南極観測隊員が分かりやすく解説。 章の内容を大幅に見直したうえ、最新の成果をまとめた「観測トピックス」を加えた“新・南極読本”を初版から6年ぶりに刊行! [toc] 【はしがき】より 南極観測隊は南極に赴く観測船上で「しらせ大学」を開き、初めて南極観測に参加する隊員へ南極自然、観測の歴史などを講義した。また昭和基地での越冬中には「昭和大……

星の海を航く

石橋 正 著

昔、漁師が出漁を判断するときには、 夜空に上ってくる特定の星(ヤクボシ)が 重要な役割を持っていて、日本各地の漁村に 伝わっていた。 しかし、漁業の近代化によって、そのような星や 星座は人々の記憶から忘れ去られようとしている。 日本各地の漁村を巡り、失われた星たちの和名を 65年にわたって追い求めている著者のライフワーク をまとめたエッセイ。

随想集 嘯風弄花(しょうふうろうか)

石橋 正 著

生死の狭間をさまよった旧海軍時代の思い出。 戦後の復興に力を尽くした船員・船長時代。 未来を担う若者を育てるために長きにわたって 務めてきた水産高校の熱血教員時代。 己の生き様を、星・音楽・花・船・自然などを題材に語る。 【まえがき】より  家の前に小さい空き地がある。ある明け方、空の様子を見ようと窓を開けると、夜明けの薄闇の中、その空き地に一面に星が降りていた。白くかそけく、ひしめき合うように煌いている。まだ夢の中なのか、と思いながら、音楽さえ聞こえて来そうな星の群れに見惚れていた。  少しずつ薄闇が消えていくに連れて星たちの煌き……

随想集 海路残照(かいろざんしょう)

石橋 正 著

生死の狭間をさまよった旧海軍時代の思い出。戦後の復興に力を尽くした船員・船長時代。未来を担う若者を育てるために長きにわたって務めてきた水産高校の熱血教員時代。己の生き様を、星・音楽・花・船・自然などを題材に語る。 【まえがき】より ひとつの事を長く続ける原動力とは何なのであろうか。 船上で講師を務め始めた頃、 『あなたの話に感動したので、自分の修養のために、帰ったら毎日ハガキを書きます』 と、言ってくれた人がいた。 そして毎日葉書が届くようになり、1年で365通、5年で1,800余通、10年で3,650通と続いた。 数年前に、『高齢……
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