成山堂書店の書籍紹介
海藻の食文化 ベルソーブックス014
今田節子 著
健康食として注目されている海藻。日本では古くから薬効をもつ食べ物として、今よりも多種類の海藻が利用されていた。
海藻の食文化を見直すことで、新しい利用法も見えてくる!
【目次】
第1章 海藻とは何か?海藻の食文化を理解するために?
1-1 海藻と海草はどう違う
(1)海藻と海草を区別する
(2)海草利用の伝統
1-2 海藻の分類と特徴
(1)色による海藻の分類
(2)「〜モ」「〜メ」「〜ノリ」
1-3 海藻が生える環境とその採り方
第2章 食用海藻の種類と移り変わり
2-1 食べている海藻は一握り
2-2 昔はた……
エチゼンクラゲとミズクラゲ−その正体と対策− ベルソーブックス030
安田 徹 著
ふぅわり、ゆらゆら
優雅に海中を漂う美しいクラゲたち。
心を癒すものもいれば、
人々に大きな被害を与えるものもいる。
不思議に満ちたクラゲたちの生態、被害対策、利用法を探る。
【はじめに】より
近年、温暖化に伴う地球環境(大気や海洋等)の変化・異常現象が話題となっています。新聞、雑誌やテレビなどのメディアを通じて、私たちは世界規模で起こっているその現状を知ることができます。海洋に関することでは、海面の水位や水温の上昇、豪雨による沿岸土砂の流入等がとりあげられ、今後の見通し・予測が論じられています。
では海洋生物ではどうでしょうか。最……
和英英和 船舶用語辞典
東京商船大学船舶用語辞典編集委員会 編
船舶の建造、あるいは運航に携わる人と学ぶ人のため、造船、造機、航海、機関、自動化などの各分野から、約8,500語を精選収録し解説。
【まえがき】より
船舶は造船、造機、電気など種々の専門技術の結集である。しかも船舶の建造に当たっては船舶安全法に定められた法律、規則の適用を受けるばかりでなく、船級協会規則による検査にも合格しなければならない。また、船は変化の激しい海象、気象のもとに航海し、沿岸航行、港の出入港などのためには諸施設があり、航法があるなど建造された船舶が航海して、旅客、各種貨物の運送等の任務を遂行するために関連する……
船舶検査受検マニュアル(増補改訂版)【復刊】
国土交通省海事局 監修
「船舶検査の方法」に準拠して受検の方法を詳細に解説した、船主・造船所・メーカー等関係者必携の実務書です。また、整備記録・成績表など各種様式を豊富に掲載しており、すぐに役立つ内容。
【主な改訂のポイント】
・海水バラストタンク及びバルクキャリヤの二重船側部の防食塗装に関する検査の方法を追加。
・確率論による損傷時の復原性の検査の方法を追加。
・救命整備、圧力試験、電気艤装、BNWAS(航海当直警報装置)、VDR(航海情報記録装置)等の検査に関する
記述を追加、改正。
【はしがき】より
本書は、船舶安全法に基づく船……
六訂版 航海学 【上巻】
辻 稔・航海学研究会 共著
水路図誌、航程線航法、大圏航法、潮汐潮流などの地文航法とGPS、レーダなどの電波航法を解説。計算器を使った例題付。海技士(航海)1〜3級向。
【はしがき】より
航海学の専門図書としては多数の名著が出版されていますが、学生の能力に応じた適当な教材または参考書の発刊を望む声も少なくありません。
このような要望にこたえて本書が発刊されて以来20数年の年月が過ぎました。
この間、航海学の分野においても科学技術の進歩に伴い、各種電波計器の自動化、船位表示のデジタル化、自動衝突予防装置の開発、NNSS、GPSの普及等目覚ましいものがあ……
How to ロープ・ワーク
及川 清・石井七助・亀田久治 共著
基本的なロープの結び方、これを応用した各種の実用的な結び方・装飾的な結び方をイラストを中心にやさしく解説。万人向きの結びの本。
【まえがき】より
わたくしの家業の関係からか、小学生のころからロープを手にするようになったが、当時は、“よぼい”や“さつま”と読んでいた“垣根結び”や“ショート・スプライス”、あるいは“もやいむすび”などができる程度であった。
ところが戦時中の中学校の動員先が航空機の格納庫用天幕や爆弾用の落下さんの製作工場であったため、ここでもロープ・ワークやキャンバス・ワークをいや応なしに体得させられた。そして、……
船舶の軸系とプロペラ
石原里次 著
推進軸系とプロペラの保守・管理の実際を豊富な図面をもとに実務者、海技試験受験者向に解説。新しい推進技術も紹介する。
【まえがき】より
長年、練習船の機関士として、また、海難審判庁の審判官、理事官としての職務についてまいりました。この間に多くの先輩から貴重な指導を受け、また、実務にあたり、必要に応じていろいろな資料、参考書を集めてきました。今回、退職したのに伴い、これらの資料をこのまま散逸するのも惜しいとの思いから系統的に整理し、軸系装置についてまとめてみました。
モーターボートから大型船までの装置を対象にし、現在では実用……
日中貿易物流のABC
岩見辰彦・石原伸志 共著
実務経験豊かな著者が、日本・中国相互の貿易・物流システムを解説。トラブル事例の解説等かゆいところに手が届く実務家必携の書。
目次
第1章 中国貿易物流の現状
1.1 中国の経済概況
1.2 日中貿易の現状
1.3 中国の物流事情を考える
第2章 日本から輸出貿易実務
2.1 日中間貿易の取引
2.2 市場調査と売買契約
2.3 インコタームズ
第3章 日本の輸出フォワーディング業務
3.1 輸出の許可・承認
3.2 中古設備機器の輸出船積み前検査
3.3 梱包
3.4 シッピング・マーク
3.……
アメリカの鉄道史−SLがつくった国−
近藤喜代太郎 著
鉄道会社の隆成や各路線の延伸,SLの車両技術の進歩などを踏まえて,鉄道がアメリカの発展に果たした役割を解説する。
【序】より
本書は蒸気機関車に特別の配慮をした、アメリカ合衆国の鉄道史である。しかし。鉄道という窓から覗いたアメリカ史にしたいと努めた。もちろん、アメリカの通史ではないので、重要な史実でも鉄道に関わりがなければ割愛し、また微細な史実でも鉄道史の立場から大きく扱った部分がある。そして、本書を著す上で大切と考えたのは、鉄道だけを追うのではなく、社会の中で鉄道がどう存在し、社会をどう変え、ひいてはアメリカが今日の姿となっ……
海洋計測工学概論 【改訂版】
田口一夫・田畑雅洋 共著
潮流・温度・海底の形態などを計測する各種機器の特性や計測方法について説明。豊富な図表で海洋計測機器全般を解説したハンドブック。
【はじめに】より
我々の緑豊かな地球は、急増する人口があふれようとしている。これを救うには、母なる海の開発によらねばならない。昭和40年代に叫ばれた、海洋開発の掛け声は既に失せているが、それは海の障害がいかに厳しいかの教訓と受け止めるべきであろう。これに対比して語られるのが、宇宙開発の急速な進歩である。その違いは、人間の目で直接見ることのできる情報量と、海水という苛酷な環境に由来するといえよう。しか……