成山堂書店の書籍紹介
飛行機100年−カラー写真でつづる名機たち−
山田圭一 写真・文
ライト機から第二次大戦中の傑作機、戦後の軍用機、小型機や旅客機まで飛行機の歴史100年を代表する約200機種をカラー写真で紹介。
名機200機種を収録した写真集!
本書に登場する名機たち
1 大空への挑戦
●リリエンタールのグライダー
●ライト・フライヤー
●ブレリオ
●エトリッヒ・タウベ
●アンリ・ファルマン
●モーリス・ファルマン
●アントワネット?
●ドペルデュサン・レーサー
●ニューポール28
●スパッド?
●ソッピーズ・キャメル
●RAF・SE5
●ロイヤルファクトリーRE8
●ハンドレページ0/400
●アルバトロスD……
気象の遠近法−グローバル循環の見かた− 気象ブックス001
廣田 勇 著
日々の天気を運んでくる地球をめぐる大きな風。その美しい姿の奥にひそむ大自然の摂理。日常見なれた天気天候をグローバルな視点に立った遠近法で見なおす楽しみを、プロ野球や文学美術などの身近なたとえ話から始めてやさしく語りかける新しい気象観。
【目次】
序 章 遠近法の楽しみ
一 野球の見かた
二 パースペクティヴということ
三 さまざまな気象の見かた
四 気象の遠近法
第一章 大気のグローバル循環
一 グローバルということ
二 グローバル循環
三 大航海時代
四 ハレーの風系図
五 ハレー……
黄砂の科学 気象ブックス018
甲斐憲次 著
毎年のように黄砂が頻発し話題となっています。これは中国内陸部のタクラマカン砂漠や黄土高原などから舞い上がった砂ぼこりが、上空の風に乗って日本に飛来するものです。黄砂の移動の様子は、衛星写真などからも把握され、関心を呼んでいます。
日本では車や洗濯物が汚れる程度の被害ですが、発生源に近い中国や韓国では雪のように降り積もり、交通、農業、健康などへの被害が甚大で、黄砂は気象災害としてとらえられているといいます。
黄砂の発生には中国内陸部の砂漠化が深く関わっているとのことです。また,本書によると,近年の黄砂被害の大規模化は過放牧,過耕……
新訂 かまぼこの科学
岡田 稔 著
日本の伝統食品として親しまれてきたかまぼこ。その歴史は古く、300年前の元禄時代には、板つきのかまぼこが料理の一品として作られていたといいます。干物や塩魚などと違って、魚を保存するためではなく,魚を美味しく食べるための手段として始まったかまぼこは、昨今では海外においてもsurimiとして愛好されており、国際的な食品にもなっています。その製造技術は一見シンプルに見えながらも、実に複雑かつ奥深いものがあります。
本書は、かまぼこ発達の流れ、種類、おもな生産地、栄養価などの基礎知識を紹介するとともに、原料魚や冷凍すり身、かまぼこの足、副原……
スルメイカの世界−資源・漁業・利用−
有元貴文・稲田博史 共編
スルメイカ類の生態から生産システム、流通・加工に至るまでを詳説。資源管理を必要とするイカ釣り漁業の国際化に対応するための1冊。 競争から協調へイカ釣り漁業の国際化に対応するための1冊!
【発刊にあたってより】
イカ釣り漁業の国際化に対応するために、過去の漁業展開の歴史を振り返り、次の展開を見通していくことが必要であるとの観点から、平成10年秋「イカ漁業の現状と将来展望」と題したシンポジウムを日本水産学会が主催し、スルメイカ類(アカイカ科)を主対象とした各分野の情報提供がなされました。
これと連動して、漁業懇話会が「国際化時代のイカ……
都市と漁村−新しい交流ビジネス−
日高 健 著
「漁村へのIターンを考えている人」、「観光客誘致の参考書」
に是非読んでもらいたい内容です。
朝市や体験漁業、ダイビング事業など成功例を基に、価値あるビジネススタイルを探る。多様化する漁村の役割を分析し、活性化を目指す!
著者からこの本を読まれる方へ(「はじめに」より)
国民にとって、水産物は重要な食料である。また、豊かな自然に恵まれた海辺は、重要な生活空間である。これらに深く関わりを持つのが漁民であり、漁村である。この漁村が、近年、漁業資源の減少、漁業経営の悪化、漁業者の減少と高齢化などによって、非常に厳しい状態に追い込まれている……
水産・海洋ライブラリ8 海洋生産機械概論
一・二・三級海技士(航海)口述試験の突破【七訂版】
藤井春三 著/野間忠勝 改訂
海技試験科目細目に基づきながら、各科目ごとに丁寧な解説を加えるとともに、実践的に試験に出題されるような質問形式で例題を豊富に収録。各種法令などをより現行の出題傾向に即した内容に変更した改訂版。
【はしがき】より
海技試験に口述試験が課せられている理由などについては、本文の「口述試験について(解説)」で述べているとおりですが、口述試験を突破するには、結論的に、海技に関する知識・経験を豊富にもち、それを船舶運航の実際において的確に対応することができるものであることが肝要です。したがって、船内生活によって得た知識・経験を大切にし、こ……
あわび文化と日本人 ベルソーブックス002
大場俊雄 著
あわびは、古くから日本人の生活と共にありました。縄文時代には交易品として、奈良・平安時代には貢物として、戦国時代は武将の出陣の儀式に使われるなど、時代によって様々な役割を果たしてきました。
本書は、そんな日本のあわび文化を詳しく紹介。あわびの生態から歴史、食文化、漁業などに至るまで幅広く取り扱っています。
これを読めば、「あわび」のすべてがわかります!
「はじめに」より
荒海の磯に付いているアワビをはがしとると、殻からあふれ出るように盛り上がった身を生きいきとくねらせる。アワビは貝類の中でとび抜けて肉量が多く、しかも食べ……
環境ホルモンと水生生物 ベルソーブックス019
川合真一郎 著
オスの魚がメス化し、メスの貝がオス化する!オスになれないワニ、子どもを産めないアザラシ、殻が薄く壊れやすい卵を産むワシやタカ!
内分泌錯乱物質、いわゆる「環境ホルモン」の問題は始まったばかりなのだ。
【はじめに】より
わが国では1996年ごろから内分泌撹乱物質についての報道が始まったが、その辞典ではまだ“内分泌撹乱物質”という言葉も定着していなかったし、まして“環境ホルモン”という単語も誕生していなかった。ところが1997年に入ってからは連日のように、“環境ホルモン”に関する新聞、テレビの報道はパニック的ともいえるほどの状況を呈し……