成山堂書店の書籍紹介
1972年国際海上衝突予防規則の解説 第7版
A.N.COCKCROFT, J.N.F.LAMEIJER 著 松井孝之、赤地茂、久古弘幸 共訳
1972年にIMO(国際海事機関)で採択され、1977年に発行した規則の解説書の翻訳書。
この規則は「海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約;Convention On the InternationaL REGulations for Preventing Collisions at Sea」の中の規則であるため通称「COLREG条約」と呼ばれている。これを国内法化したのが「海上衝突予防法」である。
本書では、船舶の衝突を避けるための規則を条文ごとに原文と和訳、解説の順で掲載し、必要に応じて判例や図解をいれている。……
路面電車ー運賃収受が成功のカギとなる!?ー 交通ブックス127
柚原 誠 著
LRT と路面電車は異なる乗り物なのか? いや、本質的には何ら変わるものではない。日本でも現代の路面電車、次世代型路面電車として注目を浴びて久しいが、欧米に比べて、なぜ普及・浸透してこなかったのか?著者はそのカギを運賃収受の方法にあると指摘する。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの海外事例と比較・検証し、大量輸送かつ定時運行が可能なLRT(路面電車)導入成功のための改善策を提案。LRT(路面電車)が?速くて便利な公共交通?になり得るか否か、その可能性に迫る一冊!
【まえがき】
パリ都市圏に1992年から8つの路面電車……
航空法入門
池内 宏 著
試験で必要となる知識を中心に、航空法を基礎から解説。
パイロットを目指す人を対象に絞ってシンプルな構成とする一方、
法令に書かれていることの何を理解すればよいのか、また、自分
の理解度を確認するうえで役立つ「チェックポイント」を要所で
掲載し、初めて航空法に触れる人に配慮した内容。
【まえがき】
航空法の条文を読み合わせにより伝授していく航空法の授業や、航空法の条文の一部をカッコ抜きして、正解を記入せよという試験に違和感を覚え、暗記物だとされた航空法を、航空従事者のためのツールになる「航空法」にしたいという動機から、『……
空港オペレーションー空港業務の全分野の概説と将来展望ー
柴田伊冊 訳
ノーマン・J.アシュフォード
H.P. マーティン・スタントン
クリフトン・A.マーレ
ピエール・クテユ
ジョン・R.ビースレイ 共著
空の玄関である空港。そこでの業務は多枝にわたり、全体を網羅して理解することは容易ではない。本書は、空港の混雑のピークや航空会社のスケジュール作成、航空機から発生する騒音の管理、航空機の運航のあり方、旅客ターミナルの運用のあり方、航空機周辺のグランドハンドリング、セキュリティ、航空貨物のハンドリング、緊急事態対応、空港の技術、空港へのアクセスなどについて、復数の研究者・実務家が、事例を交え……
実例でわかる漁業法と漁業権の課題
小松正之・有薗眞琴 共著
なぜ日本の漁業は世界の水準から遅れ、衰退しているのか?漁業制度の根幹である「漁業法」と「漁業権」の思想と目的・成り立ちを、原点である江戸・明治時代に遡り、改革を成功させた外国と比較することで、日本の漁業制度の根本的な問題点が見えてくる!
【はじめに】より
日本の漁業法制度をわかりやすく解説した本に遭遇したことがない。水産庁の時代から諸先輩が水産業協同組合法と漁業法の解説を書いているのを脇から見たことがあるが,大局的に,法の思想と目的まで解説したものではなく,漁業法や水協法などの一部改正が,技術的に行われた際に,それに対する解説コメン……
航空無線と安全運航 交通ブックス312
杉江 弘 著
本書は航空無線の種類と使い方をまとめたものです。航空無線は科学技術の進歩によって近年大きく進化し、とりわけ衛星を使った通信システムの活用は目ざましいものがあります。
しかし一方で、その運用の誤りによる事故は依然として起こっており、とくに離着陸時に多く発生しています。
本書では数多くの事例を挙げて、その実際や正しい運用方法、事故はどのようにして起こるのかについて一つずつ解き明かしていきます。
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【はじめに】より
本書は航空無線の種類と使い方をまとめたものである。航空無線は科学技術の進歩によって近年大きく進化……
船会社の経営破綻と実務対応ー荷主・海上運送人はいかに対処するかー
佐藤達朗・雨宮正啓 共著
船会社の経営破綻に対する備えや対応としては、基本的な部分(品物が届かない事態そのもの)は災害や事故の対応と似通う部分もありますが、事前対応としてどのような船会社が危ないのかを判断する知識や情報収集力が必要とされ、経営破たん発生後には差押えや債権の保全などの対応力が必要とされるなど、特有の対応が必要とされます。
本書では、倒産の基礎知識(種類、関係法令など)、危ない会社の見分け方、経営破綻によってどのような影響を受けるのかなど基本的なことから、具体的な対応策まで解説しています。
【はじめに】より
2016年8月31日,韓進海運は午……
エビ・カニの疑問50 みんなが知りたいシリーズ5
日本甲殻類学会 編
エビ・カニの仲間である甲殻類は水中で一番繁栄している生き物です。磯遊び等でも目にすることが多く、食用にも多く利用されている身近な生き物ですが、ミジンコからフジツボまで生態が多様で意外と知られていないことも多くあります。エビ・カニの色、カニの求愛ダンス、エビ・カニのアレルギー、シャコのパンチ力、生き物を乗っ取る(洗脳する)甲殻類、エビ・カニのおいしい茹で方など、素朴な疑問からあまり知られていない驚きの生態まで、エビ・カニの専門家がわかりやすく解説します。
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【はしがき】より
地球上には非常に多くの動物が棲ん……
レーダで洪水を予測する 気象ブックス043
中尾忠彦 著
河川の洪水や氾濫を予測するための技術を紹介。川に流れる水は、その地に降った雨よりも上流から流れてきたものの集積が主である。そのため、河川の上流の降雨と、現地の水位変化の予測が求められる。そのためには、地上に降った雨を測る雨量計よりも、これから降りそうな雨量を予測するレーダ雨量計が有効であり、本書ではその仕組みと活用法を中心に解説する。
氾濫の予測と浸水区域の推定、避難勧告の判断要素など、非常時の行動をまとめ、平時の対策として、ハザードマップの作り方と読み方などを解説。
【はじめに】
昨年も、今年も、洪水被害が繰り返されて……
海水の疑問50 みんなが知りたいシリーズ4
日本海水学会 編
「海はなぜ青いのか?」、「刺身がなぜ塩辛くないのか」などの素朴な疑問から、海洋深層水や人工海水、メタンハイドレードなど資源に関する事柄、地球環境の諸問題まで総勢29名の専門家が分かりやすく答える。
【はしがき】より
1841年正月に,土佐の漁師であった中浜万次郎(14才)の乗ったカツオ漁船は,暴風雨に遭い,海流に乗って鳥島に漂着しました。鳥島は八丈島と小笠原諸島の間にある島です。万次郎は,雨水で喉の渇きを,渡り鳥アホウドリを捕獲して飢えをしのぎ,約5 か月後にアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号(船長:ホイットフィールド)……