交通の書籍紹介

ICカードと自動改札 交通ブックス123

椎橋章夫 著

自動改札機は、誰でも一度は使ったことがあると思います。今ではどこの駅にも設置され、普段何気なく使っていますが、いつ頃開発され、一体どのような仕組みで動いているのでしょう? 自動改札機の種類と構造、自動券売機、多機能化を続けるICカード乗車券のこと、そして未来の姿などを本書で詳しく紹介します。書いたのは、自動改札機を作っている会社の社長さんです。 [toc] 【まえがき】より 通勤・通学に、鉄道駅の自動改札機を毎日のように利用する人は多い。1日の中で最も利用する機会が多い機器は、携帯電話、パソコン、テレビ、そして自動改札機か……

写真集 すばらしき、アメリカン・トレイン

中田安治

1977年からアメリカに通い、撮り続けた列車の写真集(2010年まで)。サンフランシスコからシカゴまでの大陸横断の旅紀行と、西海岸から東海岸まで、南はニューオリンズ、北はカナダのハーストまでをめぐる鉄道の旅の写真で構成。「ディーゼル機関車発達小史」「ベイエリアの鉄道建設」といった読み物を挟み、アメリカの鉄道会社の大まかな歴史や概要も紹介。 【はじめに】より  初めて絵本で見たアメリカの汽車は、大きな口を開けたお化けのような列車だった(UPのM-10000形)。当時の印象は、今も鮮明に覚えている。  悲惨な戦争があり、……

異業種に見る、航空業界のベストプラクティス ー滑走路の先を見据えてー

ナウル K.タネジャ著/中山智夫 監訳

TOYOTAからGoogleまで、豊富な具体例から提示されるベストプラクティス! 多数の業界トップから寄せられた「まえがき」にも注目。 著しい変化に直面している航空業界。多彩なジャンルの異業種の経営への取組みを事例にして、現状の航空業界の経営体質や方針に一石を投じる。自動車産業、ネット産業、サービス業、小売業、娯楽産業などの異業種を幅広く分析、航空業界に、既存のままではない、新しい競争力のある営業戦略のヒントを提供。 現著者はオハイオ州立大学航空学科名誉教授、航空の産業・学界・公共政策で幅広い経験を持つ経済学者。業種・業界を超えて、経……

鉄道がつくった日本の近代

高階秀爾・芳賀徹・老川慶喜・高木博志 編著

明治5年の開業以来、人びとの生活感覚や行動方式にまで大きな役割を果たした「鉄道」。幅広い分野の識者たちが、「鉄道」を通して様々な角度からスポットをあてることにより、日本の「近代」の多面的な様相を浮かび上がらせる。 【発刊にあたって】より 本書は、公益財団法人東日本鉄道文化財団の文化事業の一環として、2008(平成20)年9月から2012(平成24)年11月まで開催された「鉄道を通して見る日本の近代」研究会全16回の記録を纏めたものである。研究会は、当初6名の委員から出発したが、その後次第にメンバーを増やし、また毎回、鉄道博……

北海道JR駅舎図鑑463

渡邊孝明 著

北の大地にめぐらされたJR北海道の鉄道路線。その463駅を掲載した、見て読んで楽しい駅舎図鑑。 【はじめに】より  北海道にあるJR の駅舎が463 あることなんて知らなかった。にわか鉄道ファンと言われるかもしれないけれど、あながち間違いではない。でも、鉄道も北海道も好き。ただそれだけで十分だと。駅舎巡りにはいろんな楽しみ方がある。この本の企画から始まった北海道の駅舎巡りはそんなことを再認識する旅でもあった。だから胸をはってそう言ってみる。また、この駅舎巡りはすべての駅を列車で乗降車して訪れたわけではない。駅舎巡りを楽しむ手段……

復刻版 高速鉄道の研究ー主として東海道新幹線についてー

日本国有鉄道 鉄道技術研究所 監修

開業50周年を迎えた、世界に誇る東海道新幹線。当時の技術をまとめた貴重な文献を復刻。守り続けた『安全・正確・スピード』。その技術開発の原点がここに! 【発刊に寄せて】  東海道新幹線は本年2014年に開業50周年を迎えた。開業に先立つ1957年、鉄道総合技術研究所の前身である日本国有鉄道の鉄道技術研究所は、創立50周年を記念して、銀座山葉ホールで講演会「超特急列車 東京ー大阪間3時間への可能性」を開催した。この講演会が高速鉄道に関する社会の関心を高める契機となり、東海道新幹線の計画は一気に実現に向けて動き出した。当時は「これか……

弾丸列車計画ー東海道新幹線につなぐ革新の構想と技術ー 交通ブックス122

地田信也

弾丸列車計画とは、戦前の「東京?下関間線路増設計画」のこと。その名の示すとおり、高速列車が走行する鉄道路線で、軌間を広軌としたため「広軌新幹線」とも呼ばれた。この計画は1940年に議会を通過し着工したものの、戦況の悪化により中断。しかしこの計画で高速鉄道の基本とな規格や仕様などが定められていたため、これがベースとなって延長500kmに及ぶ東海道新幹線をわずか5年で完成させることができた。また、弾丸列車計画にかかわった関係者たちが東海道新幹線実現の強力な推進役となり、実際に建設に参加した技師たちも少なくない。 本書は、新幹線誕生50年……

空港経営と地域ー航空・空港政策のフロンティアー

加藤一誠・引頭雄一・山内芳樹 編著

激動の航空・空港業界。地域における空港の役割とは? 多彩な研究者たちが、多彩な視点で現状分析と将来への指針を示す。「空港経営」の研究書。航空、空港。自治体の関係者必読の一冊! 「地域力」は航空需要の大きさを決め、空港のあり方も左右する。地域は空港をどのように位置づけ、空港は地域にどのような影響をもつのだろうか。空港政策や空港の仕事の解説をはじめ、空港と航空会社の関係、地元と路線の就航地との関係、空港アクセス、観光振興など多角的な視点から考察する。 [toc] 【本書のねらい】 21世紀にはいり、航空と空港は交通のな……

例題で学ぶ航空工学−旅客機・無人飛行機・模型飛行機・人力飛行機・鳥の飛行−

片柳亮二 著

航空機を安全に飛ばすため、設計するためには、空中での航空機の挙動を十分理解しておく必要があります。本書は、無人飛行機や模型飛行機、鳥の飛行についてなどを例に、航空機の飛行に係わる基本から実際の応用までを詳細に解説します。たとえば、主翼と尾翼の関係はどのように決めるのか、鳥にはない垂直尾翼はなぜ必要なのか、垂直尾翼がないと何が困るのか、など通常の航空機の設計の現場ではあまり議論されることはない「当たり前の疑問点」について詳説しています。 これらの例題は、初学者だけでなく、実際の航空機設計に携わる専門家においても貴重な解析例として使用され……

新幹線×陸送 COMPLETE PHOTO BOOK

荒川陽太郎 著

深夜の薄暗い夜道、仕事で疲れた体を引きずりながら、トボトボと家路を急ぐ。するとそこへ、すぐ脇の道路を新幹線が走りぬけていく。酔っ払っているわけでもないのに、いや、仕事の疲れで、夢か幻覚でも見たのか? 驚きのあまり携帯で写メを撮るタイミングさえも逃してしまう……。こんな驚愕の光景が、1か月に8日間ほど毎月のように繰り広げられていた豊川〜浜松市内。そう、新型新幹線N700 系の搬入のための輸送なのである。  本書は、約10 年間鉄道車両のトレーラによる輸送を追いかけ続けた著者による、おそらく日本初であろう、新幹線の陸送に焦点を当てた写真……
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