水産の書籍紹介
養殖マグロビジネスの経済分析−フードシステム論によるアプローチ−
小野征一郎 編著
近年急速に市場を拡大した養殖マグロの生産から流通、消費までを解説。養殖ビジネスの実態を分析する。マグロ関係者必携の一冊。
【はしがき】より
本書は、21世紀COEプログラムに採択された「クロマグロ等の魚類養殖産業支援型研究拠点」の流通・経済部門の成果である。研究の出発点が「クロマグロの完全養殖」にあることは言うまでもないが、流通・経済部門が研究に取りかかった2003年度においては、私を含め研究スタッフの全員が、養殖マグロの日本の主産地が奄美大島であることくらいしか知らなかったと思う。もっともこの事態は今もあまり変わっていないのではな……
カツオの産業と文化 ベルソーブックス018
若林良和 著
初ガツオ、カツオのタタキ、かつお節と食卓でおなじみの魚、カツオ。でも食べるだけじゃ物足りない!
生態から一本釣りの現場、かつお節の製造法、地域おこしまで、カツオと人のつながりを広く紹介。
【はじめに】より
「毎年、買っているのよ。本場のタタキは、やっぱり良いわ」と嬉しそうに、ご年配の女性が声をかけてきた。
「一節1,600円です。ありがとうございました」
カツオのタタキを手渡す水産商工課の女性職員と私。テントの前で別の男性職員と商工会メンバーが息の合ったワラ焼きタタキを実演し、その裏では水産商工課長が自慢の包丁でカツオを……
図説 水産概要
村上光由 著
魚の生態・漁法・養殖・栽培・資源管理・貿易など生産、流通、消費の各段階を魚介類の特徴と関連付けながら多数の図とデータから解説。
【目次】
第1章 漁業、水産業を考える
第2章 魚類と人との関わり
(1)魚類と人との共存
(2)魚の棲む場所
(3)魚の生態
第3章 魚の獲り方
(1)網を使った獲り方
(2)釣り針を使った獲り方
(3)その他の獲り方
第4章 魚を育てて獲る
(1)養殖
(2)栽培漁業と海洋牧場
第5章 魚の資源を護る
(1)漁業と魚の資源の関わり
(2)漁業技術の進歩
(3)20……
海藻利用の科学【新訂増補版】
山田信夫 著
食用や肥・飼料としてだけでなく、工業・医薬など多方面で幅広く利用されている海藻。新たに、寒天などの多糖類の高度利用や、これまで伝承でしかないとされていた育毛効果、さらに世界で初の海藻発酵製品の誕生、バイオ燃料の開発研究などの新知見を紹介し、新たな方向性を探る。
【目次】
第1章 海藻と海草
1.1 海藻類の発生
1.2 海藻の種類と分類
1.3 海藻の保護
1.4 海藻と海草の違い
1.5 海草の利用
1.6 哺乳動物の主食である海草
1.7 海草の保護
第2章 世……
おさかな栄養学
鈴木たね子・大野智子 共著
EPA・DHA、ビタミン、ミネラル…魚がもつ栄養とその機能をやさしく解説。魚で作る離乳食、おやつ、治療食等の簡単レシピも紹介。
【はじめに】より
スーパーの魚売り場では、『魚を食べると頭がよくなる』の歌が流れています。また、多くの主婦は『魚は健康によいので料理するようにしている』といっております。その根拠になるのは、魚の油にあるEPA(エイコサペンタエン酸、IPAとも言います〕とDHA(ドコサヘキサエン酸〕という成分です。今ではだれもがEPAやDHAの名前を知っているようになりました。健康補助食品として常用している方もおります。しか……
磯焼け対策シリーズ2 磯焼けを起こすウニ−生態・利用から藻場回復まで−
藤田大介・町口裕二・桑原久実 編著
環境要因による藻場の衰退を扱っている内容。さらに、もっと根本的な問題として、藻場の変動特性、日本沿岸の藻場分布、藻場の成立や衰退を左右させる環境要因等、藻場とそれを構成する藻類について包括的にまとめている。
また、従来主流であったハード主体の藻場造成手法や施肥に対して批判的に検討するなど、従来の藻場造成関連本とは一線を画す内容である。
著者からこの本を読まれる方へ(「まえがき」より)
四方を海に囲まれた日本は、世界で最も海藻の利用が盛んで、海藻に対して造詣の深い国である。古来、食料、藻塩、布糊、漆喰、海藻風呂など様々な形で生活の中に……
あわび文化と日本人 ベルソーブックス002
大場俊雄 著
あわびは、古くから日本人の生活と共にありました。縄文時代には交易品として、奈良・平安時代には貢物として、戦国時代は武将の出陣の儀式に使われるなど、時代によって様々な役割を果たしてきました。
本書は、そんな日本のあわび文化を詳しく紹介。あわびの生態から歴史、食文化、漁業などに至るまで幅広く取り扱っています。
これを読めば、「あわび」のすべてがわかります!
「はじめに」より
荒海の磯に付いているアワビをはがしとると、殻からあふれ出るように盛り上がった身を生きいきとくねらせる。アワビは貝類の中でとび抜けて肉量が多く、しかも食べ……
環境ホルモンと水生生物 ベルソーブックス019
川合真一郎 著
オスの魚がメス化し、メスの貝がオス化する!オスになれないワニ、子どもを産めないアザラシ、殻が薄く壊れやすい卵を産むワシやタカ!
内分泌錯乱物質、いわゆる「環境ホルモン」の問題は始まったばかりなのだ。
【はじめに】より
わが国では1996年ごろから内分泌撹乱物質についての報道が始まったが、その辞典ではまだ“内分泌撹乱物質”という言葉も定着していなかったし、まして“環境ホルモン”という単語も誕生していなかった。ところが1997年に入ってからは連日のように、“環境ホルモン”に関する新聞、テレビの報道はパニック的ともいえるほどの状況を呈し……
漁具物理学
海苔の生物学
能登谷正浩 編著
日本の食卓に欠かせないノリ。その安定生産を支える基礎研究は、近年目覚ましい進化と多様化を遂げている。最新の研究事情を網羅した一書。
目次 第1章 分類学
1.1 研究史
1.2 分類学的形質
1.3 生態的特徴
1.4 生育場所
1.5 生育時期
第2章 繁殖様式の多様性と進化
2.1 世代の形態的特徴と生活史
2.2 配偶体世代と進化
2.3 多様な生殖細胞と個体群の維持拡大
2.4 世代交代と核相
2.5 生活史、繁殖様式と進化
第3章 DNA情報から見た野生種および養殖種の系統
3.1 研究の意義
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