水産の書籍紹介

アオサの利用と環境修復 【改訂版】

能登谷正浩 編著

各地の沿岸で大繁殖し、被害を及ぼすアオサは環境修復や飼料などに優れた性質を持つ。その生態や有効な利用・加工方法などを紹介する。 【目次】 第1章 アオサと大繁殖  1.1 アオサとは  1.2 大繁殖するアオサ類 第2章 種と生育の特徴  2.1 長生  2.2 成熟と繁殖  2.3 光合成と生産力  2.4 栄養塩の吸収 第3章 静穏な海域で栄養繁殖する種  3.1 長崎県大村湾では  3.2 横浜市海の公園では 第4章 水質浄化と環境修復  4.1 二酸化炭素の吸収と地球温暖化抑制への寄与  4.2 養殖場の水質浄化……

生命の源マイクロアルジェ−健康・美容・食糧・環境問題の救世主−

竹中裕行 著

自然治癒力の増進、抗ガン、老化防止、美肌効果だけでなく、環境・食糧・エネルギー問題を解決するマイクロアルジェ(微細藻類)の力! 【目次】 プロローグ-生命を育んだ原始の海 第1章 マイクロアルジェがつくった地球環境  35億年前から酸素をつくっていた  テツはマイクロアルジェの贈り物  オゾン層はマイクロアルジェから生まれた  共生-他の生物と助け合って進化する  共存と食物連鎖-生態系を維持する  太陽エネルギーを生命エネルギーに換える 第2章 マイクロアルジェの仲間とその利用  マイクロアルジェの多様な進化  本書に登場する……

明太子開発史−そのルーツを探る−

今西 一・中谷三男 共著

発行までに7年もの歳月を費やした、明太子にかける熱い思いがつまった1冊。 福岡・山口等の土産物として名高く、ご飯のおかずやおにぎりの具はもとより、スパゲッティやもんじゃ焼き、各種和え物など様々な料理に利用されている辛子明太子。現在でこそスーパー等で普通に売られ家庭にも浸透していますが、元々は郷土の名産品のひとつにすぎませんでした。普段何気なく口にしていますが、考えてみると明太子について一般に知られていないことがいろいろと多いことがわかります。例えば、どのようにして全国に広まっていったのか。なぜ全国への供給が可能になったのか。ルーツは……

さかなの寄生虫を調べる ベルソーブックス016

ふぐの文化 【改訂版】

青木義雄 著

―ふぐってどんな魚?― 知られていそうで知られていないふぐ。生態から調理法や文化まで不思議なふぐをフルコースで紹介!

生物統計学入門

山田作太郎・北田修一 共著

統計学の初歩から生物学系で多用される主要な分析方法までをわかりやすく解説。「生物資源統計学」を改題しての発行。 【まえがき】より  本書は生物学、農学、医学、薬学、生態学など生物系の学生諸君がはじめて統計学を勉強されるときの教科書ないしは参考書として書かれたものである。今日統計学はデータ解析の学問として非常に広い範囲にわたって応用されている。生物学に関係する分野においても統計学は日常的に使われており、近年注目されているゲノムデータの解析も統計学に基礎を置いている。大学の前半期にしっかり統計学を勉強しておくことは、将来専門……

ビジュアルでわかる魚の鮮度−おいしさと安全へのこだわり−

渡邊悦生・加藤登・大熊廣一・濱田奈保子 共著 イラスト渡邊未知

おいしさの決め手「鮮度」に安全性が加われば間違いなし!様々な角度から魚のおいしさを徹底追及する。カラーイラスト付で解説。 【はじめに】より 魚の鮮度は、牡蠣に示した温度や濃度に対するような科学的定義が不明瞭である。 魚が生(いわゆるお刺身)で食べられなくなるというのは一体どういうことであろうか。簡単に腐ったから、と答えるのは間違いである。なぜならお刺身で食べられないけれども、煮たり焼いたりすれば十分食べられるということは、まだ腐っていない証拠であろう。腐るということは、腐敗菌が筋肉1g当たり5万個〜100万個位に増殖した状態であって……

魚の卵のはなし ベルソーブックス017

平井明夫 著

色も形も性質も、まったく異なる魚卵たち。親魚が卵に託した生き残り戦略とははたしてどんなものか? 小さな卵が繰り広げる不思議な世界をとくとご覧あれ! 【はじめに】より  あるテレビ番組の調査によると日本人の96%は魚卵が好きだとのことである。もちろん、私は魚卵の類は大好物である。魚の卵の話を書いたこの本を読み始めた貴方も当然大好きにちがいないと思う。その番組によれば、好きな魚卵の順位は一位「イクラ」、二位「タラコ」、三位「カズノコ」だそうだが、それぞれの親の名前をご存知だろうか。そう、「イクラ」はサケ、「タラコ」はスケトウダラ……

日本漁具・漁法図説 【四訂版】

金田禎之 著

467種の代表的な漁業を選び、漁具・漁法を機能的かつ厳密に定義し体系的に分類。漁具・漁法・漁期・漁獲物・漁場について図説。 【序文】より  日本の漁具・漁法は、多種多様の魚介類を対象として漁民が長い歴史の過程で工夫し改良を加えてきた産物であり、零細・単純のものから大規模・複雑巧緻を極めたものまですこぶる変化に富んでいる。戦後は更に、編地に化繊を、又、浮子に合成樹脂製品を使うというように、その素材が大きく改良されるとともに、漁具・漁法の様相は昔日の面影を一新した感が深い。  明治43年に出版された「日本水産補採誌」は、当時全国……

一個52万円のアワビ文化−環境立国日本をめざす海からの提言−

境 一郎 著

世界一の高級食品アワビを安く大量に作る方法は? アワビとコンブの複合養殖を提唱し、漁場の再生と日本独特のアワビ文化を解説する。 ○アワビと日本人の深い絆を探り、 ○磯焼けで荒れ果てた海、ヘドロで埋まった湾を再生し、 ○アワビが一般の人にも気軽に食べられるようになり、 ○二酸化炭素を減らして地球温暖化防止にも役立つ! こんなおいしい話が盛りだくさんの本です! 【目次】 第一章 アワビよなぜ高い  1.アワビ一個52万円  2.アワビ食べれば死刑!の江戸時代  3.秦の始皇帝と不老長寿の薬  4.値段は水産物のチャンピオン  5……
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