成山堂書店の書籍紹介
雲の世界−THE WORLD OF THE CLOUDS−
山田圭一 写真・解説/菊地勝弘 監修・総説
季節や気象条件によって変化する多種多様な表情を地上・空撮・衛星写真等、様々な角度から260枚もの写真に収めた1冊。
目次
1.雲の世界は千差万別
はじめに
雲の発生
雲の分類-十種雲級-
雲を規定するパラメーター
雲形と雲粒の形状
雲と気候変動
2.雲の分類
巻雲
巻積雲
巻層雲
高積雲
高層雲
乱層雲
層積雲
層雲
積雲
積乱雲
3.雲の組み合わせ
積雲と層積雲
巻雲と積雲
積雲と高層雲
巻雲と積雲
高層雲,層積雲と積雲
巻雲……
ヤマセと冷害−東北稲作のあゆみ− 気象ブックス010
卜藏建治 著
ヤマセ地帯で安定した「米作り」は可能なのだろうか?冷害の歴史や対策を検証し、ヤマセを活用した冷害のない農業の可能性を探る。
【はじめに】より
江戸時代は寒冷な気候期(小氷期)といわれ、地球全体が今日より二?三℃低温で、冷夏の規模も大きく冷害が頻発し、年間で数十万人の餓死者があった。その後の近代的な国家体制のもとでは、大和神話に基づく国粋主義が隆盛を極め「米作り」が日本人の天分とされた。気候条件による適地適作を論ずるよりも土地があれば先ず「米作り」が精神論として求められ、冷害の危険地帯である北日本へ稲作は拡大の一途を辿る。戦後……
新版 水産動物解剖図譜
廣瀬一美・鈴木伸洋・岡本信明 共著
水産学・生物学上で代表的な水産生物全23種を取り上げ、その62の解剖図で各部名称を詳細に紹介。和文英文(一部ラテン語)併記。持ち運びに便利。
【目次】○ イソギンチャク類○ ウミサボテン○ ナマコ○ カタヤムシ○ ユムシ○ チスイビル○ ゴカイ○ シャミセンガイ○ ホシムシ○ カラスガイ○ ハマグリ○ クロアワビ○ コウイカ○ スルメイカ○ シャコ○ クルマエビ○ ガザミ○ シロボヤ○ ホシザメ○ ニホンウナギ○ コイ○ マダイ○ クロマグロ ……
図説 海苔産業の現状と将来
大房 剛 編著
大きな転機を迎えている海苔産業を豊富な資料・写真で詳しく解説。将来の活路を見い出す1冊。データブックとしても最適。
【目次】
第1章 日本での水産業の推移
1.1 水産業生産金額合計の推移
1.2 漁業部門別生産金額の推移
1.2.1 遠洋漁業での推移
1.2.2 沖合漁業での推移
1.2.3 沿岸漁業での推移
1.2.4 海面養殖業での推移
1.2.5 年度ごとの合計金額を100とした漁業部門別比率の推移
1.2.6 1970年の生産金額を100とした比率の推移
1.3 海面養殖業での種類別金額の推移
1.3.1 ……
海藻フコイダンの科学
山田信夫 著
本書は、フコイダンとはどのような物質であるのか。また、どのような医薬効果があるのかを多くの図表を用いてわかりやすく解説したものです。化学構造・理化学的性状などを解説した上で、抗がん作用・血栓予防効果・血圧低下作用などの医薬効果や皮膚老化予防などの美容効果等の作用機序を解説する構成となっています。また、人間に対する効果ばかりでなく、養殖魚介類の生態防御活性の増強に関する記述も記載されています。
これまで、フコイダンに関する様々な研究論文が発表され、またテレビなどの情報番組などでも、フコイダンに関する情報が断片的に取り上げられることも……
新編 漁業法のここが知りたい【2訂増補版】
金田禎之 著
漁業法は漁業生産に関する基本制度を定めた法律であり、水産資源の保護培養を目的とした水産資源保護法と不可分一体として運用されています。法の適用対象は広範にわたっており、漁業関係者をはじめ、海運業、遊漁船業等の事業者や、釣り人、サーファー、ダイバーなど、多くの人々と関わりがあります。
このため、法に対する理解の不十分から、トラブルが生じたり、漁業と他分野との利害対立から争いが生じたりすることも少なくありません。埋立てなどによる漁業補償の問題も、本来漁業法は補償とは無関係な法律でありますが、漁業権との絡みもあって誤解されやすいです(実……
写真集 世界の新鋭クルーズ客船
海上保安庁 船艇と航空 交通ブックス205
徳永陽一郎・大塚至毅 共著
白い精悍な船影にファンも多い世界屈指のコースト・ガード海上保安庁船艇のすべて。
同庁の航空業務の歩みと役割も紹介。
【目次】
第一部 船艇
第一章 海上保安庁船艇の任務と活動
1 海上保安庁創設の経緯
2 海上保安庁船艇の任務
3 海上保安庁船艇の活動
第二章 海上保安庁船艇の構成
第三章 海上保安庁船艇建造の歴史
1 創設期の船艇建造
2 更新充実期の船艇建造
3 新海洋秩序時代以降の船艇建造
第四章 海上保安庁船艇性能・装備の特色
1 復原性能
2 船体強度
3 耐航性
4 速力性能
5 居住性……
最新のサケ学 ベルソーブックス011
帰山雅秀 著
サケとマスはどう違うのか。サケはどうして故郷の川へ帰ってくるのか。サケの小型化・高齢化現象とは何か。
サケによって維持される自然環境とは。「海からの贈り物」サケの不思議と魅力のすべて。
【はじめに】
日本人とサケは、古くは縄文時代から深いつながりを持ってきたと言われている。サケが生まれた川に帰ってくることは江戸時代の『和漢三才図会』(1712年)という書物にみることができる。このようになじみみの深いサケであるのに、どういうわけかその生物学に関しては、これまで十分な内容を記載されたものがなかった。
サケはどうして故郷の川に帰ってくるの……
魚のウロコのはなし ベルソーブックス027
吉冨友恭 著
ウロコを調べる!食べる!利用する!薄いウロコだって、奥が深い。一読すれば思わず目から鱗の、
今までにない「ウロコの専門書」がついに完成!
【はじめに】より
「鱗」と聞くと、みなさんは何を想像するだろう。魚の料理で鱗を取るのに苦労したこと、魚を食べて歯の隙間に鱗が挟まったこと、他にも、鯉のぼりの模様を思い浮かべる人もいるのでは・・・。筆者には魚屋の大きなまな板や床についた鱗が洗い流されていく光景が目に浮かぶ。幼少の頃に親しんだ大阪の黒門市場で毎日のように見ていたせいかもしれない。
鱗は多くの人にとって身近なもののはず。水産大……