成山堂書店の書籍紹介

ヒューマンファクター ~安全な社会づくりをめざして~

日本ヒューマンファクター研究所 編

安全問題は、いつでもあり続ける永遠の課題です。 安全を確保するには、様々な側面があり、どの側面をとってもその背景には必ず人間が関係していることから、安全におけるヒューマンファクターは不可欠となります。 本書は、人間の特性や疲労とストレス、事故原因の分析、安全における現場力、安全管理について具体例を用いて分かりやすく解説しています。 [toc] 【はじめに】 ヒューマンファクターというのは、奥も深いが非常に幅広い概念の学問である。日本ヒューマンファクター研究所はヒューマンファクターを実践的学問と捉えて、心理学(認知心理……

魚の疑問50 みんなが知りたいシリーズ15

高橋正征 編

魚が食べられなくなる日はいつ来るの?どうすれば避けられるの?養殖のメリットは何ですか?など、水産資源をめぐる現状、国際関係、対策などを水産資源の専門家がわかりやすく解説。 中身を見てみる 【はじめに】 近い将来,魚が食べられなくなるかもしれない? といったら,皆さんの多くは“まさか! そんなことないでしょう!”と驚かれるかもしれません。たしかに,今,直ぐに食卓から魚が消えてしまうことはありません。とは言っても,魚が手に入りにくくなるのは,そんなに遠い先ではないかもしれないのです。病気でもそうですが,手遅れになる前に,手……

逐条解説 海上衝突予防法

河口長弘 著

大型船操船者に向けた法令解説書 法の施行から40年以上が経つ「海上衝突予防法」を現場の立場から逐条的に解説。とくに切迫した状況の操船において「船員の常務」をどのように運用させるか、大型船の船長に加えて4,000隻以上を導いた水先人としての経験を踏まえて考察した。 【はじめに】 1972年の海上における衝突の予防のための国際規則の規定に準拠して、現行海上衝突予防法(昭和52年6月1日 法律第62号)が施行されてから既に四十数年が経っています。この間、海上では様々な衝突事故が発生しており、その中には、わずかな注意を払えば事故発生……

新訂 港運がわかる本

天田乙丙・恩田登志夫 共著

港湾運送のことが、この1冊でよくわかります。 陸と海の接点で貨物を動かす港湾運送の成り立ちから最新の情報までをまとめた解説書。平成6年初版の内容を全面改訂。特に港湾労働と職業訓練に関する記述を充実させました。 【はしがき】 港湾職業能力開発短期大学校横浜校に勤務していた時期,『港運がわかる本』を授業準備に活用していたため,天田先生の著書を担当する話を伺った際,身が引き締まる思いだった。天田先生の記述した内容は,変更箇所がない限り残すことを前提にして,新たに港湾労働に関する章を加筆したことが,今回の改訂版の特徴である。港湾……

「脱炭素化」はとまらない!ー未来を描くビジネスのヒントー

江田健二・阪口幸雄・松本真由美 共著

エネルギー・環境分野に携わるビジネスマンへのメッセージ。 「脱炭素化」はなぜ必要か? どう取り組めばいいのか? そのヒントを紹介します。 2010年代の助走期間を過ぎ、大きな変革期を迎えている「エネルギー産業」。その肝となるキーワードが本書のテーマである「脱炭素化」です。大学の研究者、日本の環境・エネルギー分野の専門家、シリコンバレー在住のコンサルタントと異なるバックグラウンドを持つ3人が、各々の視点から「脱炭素化」を解説。世界の流れから日本の方針を踏まえて、日本・米国での企業や官公庁の取り組み、事業展開を紹介します。 ……

液体貨物ハンドブック【2訂版】-実務に便利なデータと数量算出法-

一般社団法人 日本海事検定協会 監修

業界で統一的に行われているケミカル・液化ガス類、石油類の数量算出法およびこれに必要な各製品の密度・容積換算率を含む諸データを収録した便覧です。 【はしがき】 「ケミカル・液化ガス・石油ハンドブック」は,2012年9 月に改訂されたが,以来,主にJIS 規格,並びにその他諸表が改訂された。そこで内容を見直し,新たに発刊することとした。 本ハンドブックは業界で統一的に行われているケミカル・液化ガス類,石油類の数量算出法およびこれに必要な各製品の密度・容積換算係数を含む諸データを収録しているものである。 次の諸表,およびデータが……

地方公共交通の維持と活性化

青木 亮 編著

自動車の普及や少子高齢化・人口減少を拝啓に困難さが増す地方公共交通。その維持のために地域各地で実施されている創意工夫の取組みを紹介・分析した活性化に向けて示唆となる一冊。 【序】 自家用車普及の進展や少子高齢化と人口減少などを背景に、平成、令和の時代に入っても営利事業としてのバス路線維持は困難さを増しており、中山間地における交通手段の確保は、重要な政策課題のひとつとなっている。参入規制や料金規制などを緩和する乗合バス事業への規制緩和政策が導入されてから、既に20 年近い年月が経過しており、この間に地域の実情に合わせた効率的な新……

「みなと」のインフラ学 ーPORT2030の実現に向けた処方箋ー

山縣宣彦・加藤一誠 編著

港湾の果たすべき役割、道筋をまとめた提言集 我が国経済・社会の発展及び国民生活の質の向上のために港湾が果たすべき役割や、今後特に推進すべき港湾製作の方向性をとりまとめた港湾の中長期政策「PORT2030」。本書は、このPORT2030を具現化するにあたり、港湾と空港に係る国土交通省の政策担当者と研究者からなる、「港湾・空港領域の政策課題検討の官学交流プラットフォオーム」研究会におけるさまざまな提言を一冊にまとめたものである。 [toc] 【目次】 序章  みなとの空間計画を歴史・文化・生活から発想  PORT 2……

LNG船運航のABC(2訂版)

日本郵船LNG船運航研究会 著

世界的な需要の高まりからLNG船は今後も大量に運航されるでしょう。本書では,LNG船の入出港,荷役,航海,エンジニアリングを通してそのしくみと実際の業務を紹介します。 今回は,LNG燃料船に関し全面改訂し,LNG燃料船の現状や今後の動向などについて,より広く解説しました。現状や,普及と課題についても触れました。運航実務者,海運会社の業務内容を理解したい人は必携です。 【2訂版まえがき】 本書は2015年に第1回改訂を実施したが,それから5年が過ぎた現在,環境問題や船舶燃料の多様化などを背景に,LNG船の需要は相変わらず高くな……

地球温暖化と日本の農業-気温上昇によって私たちの食べ物が変わる!? 気象ブックス046

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構  編著

地球温暖化の影響により、日本の農業にどのような影響があるのか? 全国の農業の現場から得られた実験を元に、その研究や技術がどのように利用されているかを紹介した内容。 【はじめに】 「猛暑の夏」、「ゲリラ豪雨」、「大型台風」と、地球温暖化に起因するとされる現象が異常ではなくなりつつあります。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書によると、地球温暖化には疑う余地はなく、その要因は経済成長や人口増加による人為的な温室効果ガス排出量の増加である可能性が極めて高いとされています。日本においても温暖化は着実に進行しており、……
本を出版したい方へ