交通の書籍紹介

交通インフラ・ファイナンス 日本交通政策研究会研究双書27

加藤一誠・手塚広一郎 編著

1980年代以降、わが国では国鉄と日本道路公団が民営化された。近年は交通インフラのなかでも、国管理空港の運営の民間委託が進められようとしており、所有形態に関していっそうの議論が求められている。さらに、交通インフラが建設から運営の時代へと変わりつつある。交通インフラの今後の展開を考えるうえで、格付けの手法や考え方を学ぶことも重要である。本書は、交通インフラの所有形態、課金のあり方および資金調達に関する研究をひとつにまとめている。わが国の交通インフラの未来を見据えた1冊。 【まえがき】より  第二次大戦後、わが国の道路事情はワトキン……

交通論おもしろゼミナール10 日本の文化と乗り物

澤 喜司郎 著

乗り物から、日本の文化が見えてくる!? さまざまな乗り物に見られる日本文化について概観。「神道」「アニメ文化」「官僚体制」などのテーマについて、豊富な写真と事例をもとに解説しました。日本交通文化論の入門書として最適の一冊です。 【まえがき】より  外国人から見た日本の不思議、外国人から見た日本の変わった習慣、外国人が日本に来て驚くこと、これらは文化の違いによるものです。日本人にとっては当たり前のことなので、日本人がそれを文化として認識することはほとんどなく、そのため外国人から見た日本の不思議や変わった習慣を聞くことによって私た……

安全運転は「気づき」から−ヒヤリハット・エコドライブから歩行者まで−

春日伸予 著

メンタルヘルスを専門とする著者は、ストレス予防に重要な「自分への気づき」を事故予防に応用し、ドライバーの心理面からの交通事故防止を長年研究している。自動車事故は、安全システムの進歩や道路インフラの整備で減りつつあるとはいえ、痛ましい重大事故が後を絶たないのが現状である。そこで、いっそうの事故防止のためには、ドライバー側の「気づき」が重要なことが多角的に説明されている。また本書を読み進むにつれて、気づきに基づく安全運転の励行が、エコドライブや運転マナーの向上に繋がり、ひいては安全・安心なクルマ社会の実現に大きく貢献しうることが示唆される……

日本交通政策研究会研究双書26 シニア社会の交通政策−高齢化時代のモビリティを考える−

高田 邦道 編著

日本の高齢者人口は、65歳以上が3,000万人強、80歳以上が900万人にものぼる。総人口に占める割合は24%。これからも高齢化は進み、更なる高齢社会となっていく。これに比例するかのように、高齢者の交通事故件数は、増加し続けており、高齢者偏重の「シニア社会」では、安全・安心な車社会の構築が急務となっている。本書では、「シニア社会」における交通の構造や実態を解析するとともに、よりよい交通政策・交通環境づくりのための提言を行う。今後の指針となる一冊。 【序文】より  第二次世界大戦後のわが国の繁栄は目覚ましいものであった。それを支えてき……

交通論おもしろゼミナール9 乗り物にみるアジアの文化

澤 喜司郎 著

【内容】 交通論おもしろゼミナールシリーズの第9弾。シリーズ4を全面改訂。 全体の構成を見直し、新たに最近話題の多いミャンマー、シンガポール、ベトナムを追加。 アジアのなかの中国、韓国、タイ、台湾、香港などの各国でみられる交通の形成様式や内容(=交通文化)の特徴を、 道路交通、鉄軌道交通、水上交通と道路貨物輸送の視点から、日本のそれらと比較。 同じアジア地域にありながら、まったく異なる国民性や文化が、交通機関の特色に如実に表れており、 それが豊富でカラフルな乗り物の写真とともに整理され記述されています。 全編をとおして、……

交通論おもしろゼミナール8 遊園地の乗り物と遊びの文化

澤 喜司郎・齋藤英智 共著

「遊びの文化」と「遊園地ビジネス」という観点で、日本の代表的なテーマパークから地域の遊園地までの屋外乗り物系アトラクション(遊戯施設)を豊富な写真でビジュアルに紹介する。 【まえがき】より 遊びとは、楽しみ、娯楽、休養、リラックス、ストレス解消などを目的とした行動の総称で、人間の成熟前に見られる遊びは生きていく上で必要な体力、知識、経験などを自然に得るためのものと考えられています。言い換えれば、成熟前の遊びには目的がないように見えますが、成人になってから必要とされるスキルを身につけるために遊びは必要で、遊びは成人になるための準備……

交通論おもしろゼミナール7 交通のビジネスモデルと戦略

澤 喜司郎 著

各交通機関のビジネスモデルと戦略にスポットを当てた書! 陸海空さまざまな交通のビジネスモデルと経営戦略について分析し、平易に解説したもの。都市・地方ともに旅客輸送にはピーク・オフピークがあり、交通企業におけるビジネスの難しさ、経営の難しさの要因となっている。各企業の交通サービスには、置かれた環境下のもと、固有の経営哲学や経営理念、企業文化が反映されており、本書は、その形態から浮かび上がるビジネスモデルと戦略に焦点をあて紹介・解説。 【まえがき】より 経済学では、資本、労働、土地を「生産の三要素」といい、交通経済学では動力、運……

交通論おもしろゼミナール6 物流ビジネスと輸送技術【改訂版】

澤 喜司郎 著

手押し車から大型貨物機まで世界中のモノを運ぶ手段を網羅! 物流とは、生産者から消費者に至るモノの流れをいい、そこには輸送、荷役、保管、包装、流通加工などの諸活動が包括されています。物流は私たちの生活や企業活動、さらには日本経済や国際経済に非常に深く関係しています。たとえば、宅配便では離島など一部の地域を除いて低価格で翌日には荷物が届けられ、海外からは毎日多くのエネルギー資源や食料品、それに石炭や鉄鉱石などの原材料がわが国へ運ばれてきています。 交通経済学では、荷物や貨物の場所的(空間的)移動という輸送は、そのサービスの生産形態によって……

交通工学総論

高田邦道 著

著者のこれまでの交通関連の研究(おもに陸上交通)を網羅的にまとめ、わかりやすく解説する。「交通工学」の概要や理念を、さまざまな分野の事例を用いながら、興味深く論じる。項目は多岐にわたり、モータリゼーション、高速道路、流通工学、駐車場・駐車管理などの交通政策、公共交通システム、都市交通、道路の有効利用や交通事故減少政策などを扱っており、交通工学の概要をとらえるのに適した内容となっている。 【序文】より  「交通工学」の勉強あるいは研究を志す人は、就職状況や周りの大人をみてなど、志望動機にはいろいろあるが、専門を取得する意識と……

交通論おもしろゼミナール5 観光旅行と楽しい乗り物

澤 喜司郎 著

『乗り物王国・日本には、楽しい乗り物がいっぱい!』 乗り物は観光旅行を楽しくするツールです! 観光旅行につきものの「見て楽しい」「乗って楽しい」数々の乗り物を、フルカラーの写真で紹介。 ……
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