カテゴリー「交通」 一覧

人が活躍するツーリズム産業の価値共創

ツーリズムに関わるすべての人が、それを喜びとし、価値をともに創発していける環境を作らなければ、この業界は確実に衰退する。大切なのは、価値を「共創」することである。観光客も、経営者も、一人ひとりの従業員も、観光地で観光客と接する業に従事している人も、観光地の地元住民まで、ツーリズムに関わる皆が喜びを感じ、その果実の正当な分配を受けることができる環境の構築である。 この問題意識を共有した4 名の執筆陣が、ツーリズム産業の価値共創のため議論を展開、スーパーガイド、カリスマ添乗員と呼ばれる卓越したプロたちや「価値共創」が実現できている他産業のリアル店舗の事例なども紹介する。ツーリズム産業に従事する人はもちろん、これからこの業界に身を置きたいと願う志の高い学人が活躍する 生たちへのエールとなる書である。 【はじめに】 本書の構想は、コロナ禍の前から議論しはじめていた。今でこそ、コロナ禍によ……

文明の物流史観

人類はいかにして輸送を発展させ、それが文明とどのように関わり合ってきたのかを、古今東西、壮大なスケールで論じたものである。なぜ文明の成立条件に「交易」が必須なのか、なぜ人類は「移動」するようになったのか、といった根本から説き起こし、10次にわたる「輸送革命」について解説。さらに、これまでの人類の歩んだ足跡を踏まえたうえで、物流の未来も展望。 【まえがき】 現代に生きる世代の誰しもが「物流」が遮断されたときの混乱を経験している。直近では現在(2020年)でもそうだが、医療用マスクはもちろん、一般用マスクも急速な需要増加にもかかわらず、海外(これら繊維製品はほとんど、中国、ベトナム、カンボジアなどに製造工場が集中している)からのこれら製品の供給が途絶えた。COVID―19によって調達・製造・供給の一連の流れを支える国際物流が遮断された結果引き起こされた。また、日常雑貨ではなかったが、2……

地方公共交通の維持と活性化

自動車の普及や少子高齢化・人口減少を拝啓に困難さが増す地方公共交通。その維持のために地域各地で実施されている創意工夫の取組みを紹介・分析した活性化に向けて示唆となる一冊。 【序】 自家用車普及の進展や少子高齢化と人口減少などを背景に、平成、令和の時代に入っても営利事業としてのバス路線維持は困難さを増しており、中山間地における交通手段の確保は、重要な政策課題のひとつとなっている。参入規制や料金規制などを緩和する乗合バス事業への規制緩和政策が導入されてから、既に20 年近い年月が経過しており、この間に地域の実情に合わせた効率的な新サービスを後押しする制度的仕組みは様々な形で整えられてきた。国の施策として幹線系路線やフィーダー路線を維持するための補助制度や地域公共交通網形成計画による総合的な交通計画の策定、自治体による独自の支援策などを通じて、各地で公共交通サービスを運行、維持する仕組み……

交通インフラの運営と地域政策

鉄道、空港、道路それぞれのインフラ事業における制度、政策、資本、運営について、その仕組みや構造、それぞれの課題や問題点なども示しながら、民間と行政という両方の視点から分析、これからの交通インフラ運営に対して公・民双方が取るべき戦略とその実現について解説する。イギリスやアメリカなど各国の交通インフラ政策について取り上げ、日本のインフラ政策との違いを示し、日本の交通インフラ政策の現状と今後のあり方についても述べている。交通インフラ全般について、その現状、課題などが概観できる一冊。 【はじめに】 交通インフラをめぐる社会経済環境は、高齢化の進展とともに大きく変容しつつある。老朽化した施設の維持管理、スプロール化した都市をコンパクト化するための交通網の再構築、さらには激甚化する災害に備えるための機能強化など、課題はますます多様化している。これらのいずれの問題も、単に新しいインフラの造成だけ……

駐車施策からみたまちづくりー地域ルールの先がけ大丸有モデルー

『駐車政策が育むまちづくり』を目指した大手町・丸の内・有楽町地区における駐車環境の整備に関する地域ルールの生誕から10年を経過した実績、 1.地域ルールというシステムをどのように構築したか 2.ビルの駐車計画の審査にどのように関わってきたか 3.その結果、地域の交通にどのような変化が起きてきたか 4.今後の地域の交通未来図をどう描こうとしているのか をまとめた内容。 日本を代表する大丸有地域から発信する新しいルールの誕生の姿と、大規模都市開発が行われている他の地域の参考、指針を示す。 【目次】 第1章 駐車政策の変遷と大丸有地域ルールの誕生  1-1 わが国の駐車政策の考え方  1-2 大規模建築物の附置義務駐車減免と地域ルールへの道  1-3 大丸有地区への駐車場地域ルール導入の経緯  1-4 駐車施策からまちづくりを考える大丸有駐車場協議会 第2章 駐……

観光と福祉

2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を契機として、交通のバリアフリーや様々な場面でのユニバーサルデザインの導入など、日本国内のハード面での整備は進んでいる。観光に関わるモード(陸海空の交通機関、旅行業者宿泊業者、地方自治体)がどう福祉に取り組んでいるのか、また、介助士や補助犬などの福祉のサポートシステムがどう関わっているのか、具体例を挙げながらその現状を紹介する。そしてこれらの取り組みを一過性で終わらせないための今後の課題を提起。観光を推進するだけでなく、心のバリアフリーが定着する真の意味での福祉社会の在り方を考える一冊。 【はじめに】より 「日本には『お・も・て・な・し』の心がある」とのプレゼンテーションで、2020年の東京にオリンピック・パラリンピックが舞い込んできた。 2020年に向けてバリアフリー、ユニバーサルデザインのハード対応は急ピッチで進められている。 ……

輸出入通関実務マニュアル 貿易実務シリーズ2

輸出・輸入を行ううえで必要な通関の実務知識を集約! ● 関連法規に沿って通関の制度や仕組みを解説 ● 輸出入の申告手続の流れと必要な作業、提出書類を把握する ● 近年の国際協定に伴う通関手続を紹介 貿易取引において、貨物の輸出・輸入の意思表示を行う通関は専門的な知識や経験等が求められます。 本書は、輸出入を行ううえで重要な通関手続の実務知識を1 冊にまとめました。国際間取引の進展など最新情報も詳細に解説しているので初めて通関実務を学ぶ方だけでなく、実務者の方にとっても役立つ情報が満載です。 【はじめに】 周囲を海に囲まれているわが国が輸出入取引を行う場合の輸送方法は、海上または航空輸送に限られています。 さらに、昨今日系企業の海外への生産拠点移転等によるグローバル化に伴い、わが国の貿易取引は従来の原材料を輸入して加工した工業製品の輸出国型からアジア等を中心とした地域……

交通政治学序説

政治と行政によって管理・統制されている交通に内在する疑問や問題を、法律、政令、省令を通して抽出し、同時に法治国家の法の限界を探ろうとするもので、交通政治学という新しい観点から交通にアプローチした内容です。 【まえがき】より 法治国家とは一般に、政治は法律に基づいて行われるべきという法治主義によって運営される国家、法により国家権力が行使される国家、国民の意志によって制定された法に基づいて国政の一切が行われる国家などとされています。しかし、法治国家では行政および司法が法律に適合していれば国民の権利や自由を侵害してもよいという形式的側面が重視され、法や国家の目的、内容を軽視する法律万能主義に陥ることがあることから、憲法裁判所が設置され、法令の憲法適合性を審査する権限が与えられているとされています。日本には憲法裁判所はありませんが、日本国憲法第81 条は「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又……

地域 × アニメ ーコンテンツツーリズムからの展開ー

地方や特定の地域を題材にしたアニメが多く発表されるようになり、そのファンが現地を訪れ、物語を追体験する聖地巡礼やコンテンツツーリズムがブームとなっている。 こうしたことから現地を訪れるファンを取り込み観光地化する動きが全国で活発になっているが、一方で、こうしたファンや旅行者のニーズを必ずしも的確にとらえきれず一過性にものに終わってしまう、あるいは商業主義が全面に出過ぎてファンに見透かされてしまうといった例も多い。 そこで本書では迎え入れる側からの一方通行ではない、地域と旅行者、ファンのニーズをとらえ、どちらか一方からではない、両者が一体となって地域とアニメの関係性を作っていく方向性について、実際の事例なども取り上げながら解説していく。 【はしがき】 地域コンテンツ研究会では、その名のとおり、〈地域×コンテンツ〉についての研究を積み重ねてきました。とりわけ聖地巡礼と呼ばれる現象をめぐる私た……

貿易と保険実務マニュアル 貿易実務シリーズ1

貿易取引にはさまざまなリスクが常に存在します。本書は、 ・貿易物流の過程で貨物に生じる損害リスクを対象とした「貨物海上保険」、 ・貨物海上保険と同じ貨物損害を貨物を運ぶ側の損害賠償リスクとして捉えた運送人の「賠償責任保険」、 ・代金の回収不能などによる経済的損失を対象にした「貿易保険」、 ・製品が消費者に与えた損害による賠償責任を対象とした「生産物責任賠償(PL)保険」、 これら4種類の保険制度に関して貿易に携わる方が必要とする実務知識を一冊にまとめました。 【目次】 序章 第1編 貨物海上保険 第1章 貨物海上保険(Marine Cargo Insurance)とは  1.1 貿易物流リスクに対する保険  1.2 貨物海上保険がその領域とするリスク  1.3 貨物海上保険の特徴  1.4 法律上の位置づけ  1.5 貨物海上……
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