成山堂書店の書籍紹介
港湾の気候変動対策
杉村佳寿 著
港湾の気候変動対策に関する最新の研究内容として、港湾のエネルギー消費、CO2排出の中心となる荷役機械やリーファーコンテナに関する気候変動対策の効果、港湾に出入りする車両に対するモーダルシフト政策の意義などを紹介するとともに、新たな視点に基づく気候変動対策の可能性についての話題を提供します。
【はじめに】
我々が、「カーボンニュートラル」という言葉に頻繁に触れるようになって日はまだ浅いが、あっという間に社会に浸透していった。この言葉を聞いたことのない人はおそらくいないだろう。
気候変動という人類が直面する環境問題に対し、現在、……
積乱雲 改訂増補版 ー都市型豪雨はなぜ発生する?ー
小林文明 著
大好きな積乱雲を観測し続けて30年の著者が解説する極端気象の第3弾!
雲の中でも激しい雷雨や雹を降らせる積乱雲は特殊です。あのモクモクの中ではどんなことが起こっているのでしょうか? 本書は、積乱雲の発生から内部構造、組織化といった積乱雲の特徴をまとめました。また、近年増加傾向にある豪雨災害について、具体的な事例をもとに豪雨のメカニズムから身の守り方まで、最新の事例を元に解説します。
■小林先生が動画で紹介
●その1
●その2
●その3
【改訂増補版の発行にあたって】
2025年の夏も、全国……
日本の船員と海運のあゆみ 改訂増補版 ー戦後復興からグローバル経済下の船員社会ー
藤丸 徹 著
「船員という職業集団のリアルな貢献と歴史を残したい」という著者の真摯な思いが詰まった1冊!
本書は、戦後日本の船員と海運を「現場で生きた人々」の視点から描き、経済史や産業史を鮮やかに浮かび上がらせる一冊です。2021年初版刊行時には海事関係者からの共感と、一般読者からの高い評価を得て、短期間で品切れとなりました。今回の改訂増補版では用語や表現を精査し、年表を更新しました。
【はじめに】
本書は,戦後から昭和の終わりまでの外航船に乗り組んだ船員の記録である。今日の船や船員の状況と昭和時代のそれとは,大きく変わった。この間の……
語り尽くせない南極の自然 -生物学者がみた教科書になり南極の自然と生物-
工藤栄 著
まだ知られていないことが多い南極大陸の生物や自然環境。本書では、壮大かつ過酷な環境で生活する生物たちに注目し、わかりやすい文章、豊富な写真とともに解説します。
【はじめに】
世紀となっても地球上には人類がまだよく知らない世界がある。地球から離れた宇宙というのもその一つだろうけれど、普通の生活では日常的に接したり、目にしたりすることのできていない極地や水の中、深海の世界だ。これらのうち、南極は未知なる南方の大陸伝説としてギリシャ時代にも噂されていた。けれど、15世紀以降の大航海時代に世界一周の航海が成し遂げられても未知なる南方の……
杉浦千里博物画図鑑 新版 美しきエビとカニの世界
杉浦千里 画/朝倉 彰 解説
エビ・カニに興味のある方だけではなく、細密画家やイラストレーターの方、またこれからその道を目指す方にも参考になる書!
細密画家の杉浦千里。没後10年の時を経て、初の作品集として刊行。甲殻類の魅力に取りつかれ、細部を極限まで描写したエビやカニの博物画は、いまにも動き出しそうな勢いで迫ってくる。各種の特長や形態の不思議を甲殻類研究の第一人者「朝倉 彰氏」が解説。身近な生き物でありながら、まだまだ知られていないエビ・カニの魅力を体感できる1冊。
ポイントその1
収録しているエビ・カニの図は約60点! どれもが細部を極限まで描写……
青函連絡船 洞爺丸転覆の謎 増補版 交通ブックス211
田中正吾 著
1954年9月26日、1430名の命を奪った大惨事「洞爺丸事件」から様々な教訓を学んだ(元)青函連絡船船長が本事件の全てを解説。
増補版では、この間の関連分野での進歩・発展の状況とともに、洞爺丸事故の「教訓」を風化させないために続けられているさまざまな活動を追っています。
【増補版発刊にあたって】
洞爺丸事故から、昨年で70年の歳月が流れました。
一九五四年九月二六日、台風一五号(洞爺丸台風)の接近するなか、出航した青函連絡船「洞爺丸」は、北海道・函館港で転覆、1155人(他の船の犠牲を合わせると1430人)もの尊い命が失……
国際船舶・港湾保安法及び関係法令 付:SOLAS条約附属書第11章の2及びISPSコード【令和7年9月1日現在】
国土交通省大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官 監修
世界の海賊・武装強盗事案やロシアによるウクライナ侵攻、中東情勢の不安定化などにより、国際海上輸送への脅威は続いています。日本では国際法に基づく「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」により対策を実施。本書は最新の法令に更新したもので、船舶・港湾関係者のみならず交通セキュリティに関心ある方々にも役立つ実務的手引きです。令和5年4月1日現在
【序】
全世界の海賊及び船舶に対する海上武装強盗事案に対して、世界各国の政府機関や海事関係者の懸命な取組が続けられていますが、依然として国際海上輸送に対する脅威は存続していま……
自衛官採用試験問題解答集1 総合版(2025年版)
クリオネのはなし-世界で初めてのクリオネ専門書-
高橋邦夫・桑原尚司・國本未華・山崎友資 共著
浮遊する姿がかわいらしく“流氷の天使”とも呼ばれその存在は広く知られるところとなったが、実はその生態については分からないことがとても多い生き物です。本書はオホーツク海および南極海をフィールドとしてクリオネの基礎研究をおこなう専門家が集まり執筆した、いわば「クリオネの教科書」です。
【はじめに】
本書は北海道道東のオホーツク海沿岸海域において、流氷とともに冬の風物詩として知られる「クリオネ」のすべてを紹介する。クリオネは翼のように進化した足(翼足)をもつことから、翼足目と呼ばれる巻貝の仲間である。翼足目は、貝殻を持つ種類と持たな……
魚探とソナーとGPSとレーダーと舶用電子機器の極意(2訂版)
須磨はじめ
技術書、実用書に何より求められる「分かりやすさ」。本書では、全121項目を見開き(2ページ)ないし1ページで展開し、情報を整理。魚群探知機、ソナー、GPSなどの基本構成や見落としがちなポイントについて図解入りで解説するとともに、実機のテスト航海などについても掲載しています。イラストはすべて著者自らの手によるもので、長年、古野電気で磨き上げてきた知識がふんだんに盛り込まれています。また、マリンギアライターとしても、簡潔で的を射た解説は書最大の特徴といえます。
【はじめに(2訂版に寄せて)】
洋上を航行する船舶においてもっとも重要……



