カテゴリー「水産」図書一覧

新訂 アオリイカの秘密にせまる ベルソーブックス041 -知り、釣り、味わい、楽しむ-

日本初!「アオリイカ徹底研究本」誕生。 見てよし、食べてよし、釣ってよし。「イカの王様」と呼ばれるアオリイカ。 昨今のエギング・ブームもあり、アオリイカに関する情報を集めた書籍も出版されるようになっていますが、アオリイカの本当の生態にせまったものは見当たりません。本書は、25年の研究をベースにした「日本で最初のアオリイカ徹底研究本」です。 【目次】 第1章 アオリイカを知る  1-1 アオリイカへの素朴な疑問   アオリイカはコウイカの仲間?   イカは殻を脱ぎ捨てた?   知性と社会性を持つイカ   複雑な神経系とgiant axonと呼ばれる巨大神経軸索   漁師さんたちが口をそろえる「最高に美味しい長手」   大きな眼は,魚の眼に似た構造の「カメラ眼」   ご存知だろうか? 「アオリイカは3 つの心臓を持つ」   活魚流通におけるイカの死因は「墨」にあら……

和食の魚料理のおいしさを探るー科学で見る伝統的調理法ーベルソーブックス044

和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。それには伝統的な魚食文化が大きく寄与している。魚の食べ方、それは生活の文化である。日本の食卓に伝えられてきた古人の知恵に潜む科学的根拠を明らかにする。 【はじめに】より あなたが「焼き魚と煮魚のどちらが好きですか?」と訊かれたとする。おそらく、「そういわれても、魚の種類があるし、焼き方や煮方によっておいしさが違うので一概には言えません」と答えるのではないだろうか。食べる人の好みにもよるが、魚の種類や獲れる時期、鮮度によって適した調理法がある。どれが一番とは言えず、魚料理にはそれぞれに違ったおいしさがあるということである。 私たちが日常食べている食べ物、十分な栄養素が摂れるかどうかはもちろんであるが、普通は「おいしそうだな」と感じるものを私たちは選んでいるのではないか。 「おいしさ」とは基本的には個人が感じる生理的・心理的感覚であるが、一定……

二つの顔をもつ魚 サクラマスー川に残る‘山女魚’か海に降る‘鱒’か。その謎にせまる! ベルソーブックス043

どうして山女魚になり、どうして鱒になるのか? 本書は、サクラマスの特徴的な分布域である三陸地方南部にスポットを当て、サクラマスという魚の生き方の多様性を解説しながら生活史研究のおもしろさを紹介。 その謎に満ちた生態からサクラマスの生活を見直し、著者がフィールドワークで得た生きた情報に基づいて彼らの種の持つ本質を浮かび上がらせる。 学術的な解説をベースにしながら、教養的に読める10本の「コラム」や、専門知識を確認できる「Study」を随所に配置しバランスよい知識が得られる。 【はじめに】より  残雪を踏みしめて渓に入り、そっと竿を出す。トントンという手応えとともに手元に飛び込んでくる銀地に鮮やかな橙色の帯に黒と紺色の模様をもつ魚 ? 山女魚(山女魚)。  かわってこちらは春の三陸沿岸の定置網。現れる魚の顔ぶれは多彩である。漁師たちが網を絞ってゆくにつれて、マイワシ、スズキ、クロマグロに混ざ……

空飛ぶ漁師カワウとヒトとの上手な付き合い方―被害の真相とその解決策を探る― ベルソーブックス042

カワウを悪者にする水産資源管理はもうやめよう! 元来、カワウは″水に潜って魚を食べる鳥″。魚や鳥の暮らす水辺環境をヒトの都合だけで管理してはならない。カワウの生態や取り巻く環境を理解すれば、やるべきことは見えてくる。 著者が試行錯誤を重ねてきた対策方法やカワウから教わったことが満載の本書を読んで、できることから始めよう! 【はじめに】より  筆者とカワウとの出会いは、母校北海道大学水産学部での講義だった。小城春雄先生が静かな語り口で説明する。 「最近、本州の河川ではカワウという鳥が急激に増えていて、水産被害や森林枯死が深刻な問題になっています」。 2000年、当時22歳の筆者は、自分がカワウを研究対象とし、ましてやカワウの本を書くなどということは想像もしていなかった。しかし、講義を聴くうちに、カワウ問題自体が河川・湖沼といった陸水域のいびつになってしまった生態系の象徴してい……

どんな魚がうまいか ベルソーブックス040

魚によっては旬や鮮度などによって、うまさが大きくかかわる。本書では「どの魚がうまいか」(どの種類の魚がうまいか)ではなく「どんな魚がうまいか」であることに注目して、そのうまさを解説している。また、今後、魚とうまくつきあうための「未利用資源の有効利用」についても簡単に触れている。 【はじめに】 私たちの食をつなぐ日々の料理は別として、レストランや料亭などで食べる特別な料理は日本料理であれ、中国料理、フランス料理であれ、そこにはある種の芸術性があるといわれる。人々が時々そのような料理を提供する場所に足を踏み入れるのは、ちょうど美術館やミュージックホールに訪れるのと同じである。そこでは絵画は目、音楽は耳、料理は口や鼻という感覚器官を働かすことができる。芸術の機能は「非日常性」にあるとされるから、もし特別な料理が芸術の一種に属するなら、それは日常からできるだけ離脱したものであってほしい。し……

魚をとりながら増やす ベルソーブックス001

減少の一途をたどる魚資源はいかにすれば増やすことが出来るのか? 永続的に、そして多くの漁獲をあげるための資源管理型漁業の入門書。 【はじめに】より 魚は短いサイクルで卵や子供を産み、自らの子孫を残し、種を維持しようとします。このことが、鉱物資源や森林資源にはない、生物資源としての魚の大きな特徴です。また、魚は人間が手を出しにくい水中で生活しています。陸上の狩猟産業は、野生動物を絶滅に追い込んだり激減させたため滅んでしまいましたが、漁業は海や湖川の幸を食卓へ運ぶ産業として、今日まで引き継がれてきました。しかし、技術の著しい進歩や環境の変化によって、世界中の魚資源は減少の一途をたどり、深刻な状況となっています。  いかにして「魚をとりながら増やす」か。どのような方法で利用すれば、魚資源を永続的に、多くの漁獲をあげることができるのか。21世紀を間近に控え、人類全体の食糧問題・人口問題・環境問……

藻場とさかな ベルソーブックス032

本書では、藻場の持つ役割のうち、稚魚を育む場、いわば「ゆりかご」機能に焦点を絞っています。そもそも、なぜ稚魚たちは藻場という存在を知り、頼るのか。本能的に知っているのでしょうか?  自然の藻場ではなく人工的な藻場ではどうでしょう? 魚の持つ能力や行動にも疑問を持った著者が、独自の調査により藻場との関わり方を明らかにし、その重要性を明らかにしています。  印象に残ったのは、「どのような藻場を保全するべきか」ということです。ただやみくもに藻場を造成するだけではなく、アマモ場・ガラモ場の距離感を意識することが必要、というのが著者の見解です。  藻場がどれだけの魚たちを生産できるか、実際に海に潜り、定量的に計ってきた著者だからこそ導き出せた結果といえます。  本書から得られる知識を活用させていくことが、資源豊かな海を残す一歩となることは間違いありません。ぜひ一人でも多くの方に手にとっていた……

水族館をつくる−うおのぞきから環境展示へ− ベルソーブックス039

マグロの回遊水槽の実現や、世界初のバショウカジキの飼育など 味のある水族館を手掛けてきた館長が、 その貴重な経験と知識を織り交ぜながら水族館を語る。 【プロローグ】より  地球の表面の70%を占める海洋と、湖沼河川の水辺の自然をテーマにして、楽しみながら学ぶことのできる水族館がいま注目されています。水環境の保全は、世界の人口増加や地球温暖化などの地球規模の環境問題のなかで重要な位置を占めています。また、タンパク源を確保するために水域の持続可能な利用、漁業のありかたについての議論も盛んになってきました。これらの問題をテーマにして、水族館がその教育的機能をいかに発揮すべきかが問われています。  わが国には日本動物園水族館協会加盟の水族館が67館あり(2010年現在)、世界の総数約400館の16%ほどにあたります。その内訳は公営水族館50%、民営42%、その他学校法人など8%です。……

真珠をつくる ベルソーブックス038

真珠のでき方とそれを生み出す貝を知り尽くせば、もっと素敵な真珠ができるかも!日本の 伝統として培われてきた技術を守り、育てて行くためにはどうすれば良いのか!長年、真珠 と貝に向き合ってきたプロがその全容を紹介する。 【はじめに】より  「真珠」という言葉は、日本語としていつごろ定着したのだろうか。同じ感じを使う国として先輩の中国では、珍珠と書く。おそらく天然真珠が珍しいという意味からきたのだろうが、養殖法の発明で、もはや珍しくなった「真の珠」が、商品として一般に普及したのは日本が最初である。しかし、その真珠を生み出す貝には、まだわからないことが多く、最近になってやっとバイテクなど科学の進歩で、その謎が明らかになりつつある。  日本のアコヤガイ以外の真珠が海外でたくさん生産されるようになり、世界の真珠事情も大きく変わってきている。それに合わせて日本の真珠生産も変わりつつあり、ど……

減ったマイワシ、増えるマサバ−わかりやすい資源変動のしくみ− ベルソーブックス037

大衆魚と呼ばれた魚たちはなぜ激減したのか!生態や資源変動のしくみ、資源管理の方法をわかりやすく紹介。今後の資源回復への道を探る。 【はじめに】より  「マイワシやマサバが高級魚に」のコピーが新聞やテレビで報じられるようになった。もともとマイワシやマサバは大衆魚とか多獲性浮魚類とも呼ばれる。つまり、たくさん獲れて安いので庶民的な魚だった。それがニュースになるほど減ってしまったのはなぜか?  魚売り場に行くと、マイワシもサバも売られているので、あまり実感がわかないかも知れない。しかし、その中には外国産のものが多く見られる。ノルウェーから毎年5万?16万トンもタイセイヨウサバが輸入されている。また、体にクッキリとした斑点を持つ大型のマイワシがスーパーで売られていたが、これはカルフォルニアマイワシである。  日本は世界で7番目に広い200海里水域を持ち、国民も水産物を好んで食べる。しかし、高級魚……
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