成山堂書店の書籍紹介

一級海技士(航海)800題 問題と解答【2022年版】(収録・2018年7月〜2021年4月)最近3か年シリーズ1

航海技術研究会 編

◆3か年シリーズの特長◆ ●過去3か年の定期試験を免状別の分冊で編集した経済的、かつ能率的な問題解答集 ●簡潔で完璧、応用力養成も考慮した親切・丁寧な解答 ●科目順、出題年月順の問題配列により、系統的な学習が可能 ●海技士国家試験の手引、試験科目と科目細目を完全掲載 本書を上手に活用するために、次の特徴を有効に利用して下さい。 1.問題 配列は科目順になっています。 その中で、さらに出題年月順にまとめてあります。 中には繰り返して出題されているものもありますので、 出題傾向を探るのに参考にして下さい。 2.……

船舶の転覆と復原性

慎 燦益 著

本書は、「船の復原性」についてはこれまでの普遍的な内容をできるだけ「船の転覆」と結び付けて、「船の安定性・安全性」を確保する観点からまとめており、「船の転覆」については「船の復原性」に関する説明文の行間から読み取るのではなく、できるだけ直接的に言及・記述しています。 【はしがき】 「船の転覆」を防ぎ、人と船の安全性を確保することは、造船学上の最も重要な問題の一つである。 船は水上に浮かぶ構造物のひとつであるから、構造物としての横安定性だけを考えれば、造船学上はすでに一定の成果をもたらしていると言っても過言ではない。 にも拘……

タグボートのしごとーその概要と活躍の姿ー

一般社団法人 日本港湾タグ事業協会 監修・「タグボートのしごと」編集委員会 編著

港には、客船やコンテナ船、原料を運ぶタンカーなど、大型の船が出入りします。その船が、運んできた貨物や石油などを陸揚げするには、港の岸壁や桟橋に着けなければなりません。しかし、狭い港のなかでは、大きな船は自由に動くことができません。また、20万トンもの重さがある船が、港の指定された場所に自力で着岸するのは至難の技です。そこでタグボートの登場です。タグボートは、見た目こそ小さいですが、強力なエンジンを積んでいて、すごく力のある船です。船の推進させるプロペラの向きが、360度旋回するものもあり、方向転換やバックが容易で小回りが効きます。タグ……

英和対訳 2006年ILO海上労働条約(正訳)2021年 改訂版(2014年,2016年,2018年改正収録)

国土交通省海事局 監修

船員の「権利章典」とも呼ばれ、船舶で働く船員のための最低限の要件を定めた「2006年の海上の労働に関する条約」は、わが国でも2013年8月5日に批准登録し、2014年8月5日に発効した。 本書は、同条約の「正訳」を英和対訳で掲載した『2006年ILO海上労働条約(正訳)』に、2014年、2016年、2018年に行われた改正を反映・収録した最新版です。 【目次】 前文 一般的義務 第1条 定義及び適用範囲 第2条 基本的な権利及び原則 第3条 船員の雇用についての権利及び社会的権利 第4条 実施及び執行の責任 第5条……

文明の物流史観

黒田勝彦・小林ハッサル柔子 共著

人類はいかにして輸送を発展させ、それが文明とどのように関わり合ってきたのかを、古今東西、壮大なスケールで論じたものである。なぜ文明の成立条件に「交易」が必須なのか、なぜ人類は「移動」するようになったのか、といった根本から説き起こし、10次にわたる「輸送革命」について解説。さらに、これまでの人類の歩んだ足跡を踏まえたうえで、物流の未来も展望。 【まえがき】 現代に生きる世代の誰しもが「物流」が遮断されたときの混乱を経験している。直近では現在(2020年)でもそうだが、医療用マスクはもちろん、一般用マスクも急速な需要増加にもかかわ……

五級海技士(航海)筆記試験 問題と解答(2017/2~2020/10)

航海技術研究会 編

海技試験受験対策に最適の過去問題集です。五級航海海技試験を受けるならこの1冊。2017年2月~2020年10月までの間に行われた定期試験の問題とその模範解答を、免状別にまとめています。 本書に記載されている内容に誤りがありました。読者の皆様に深くお詫び申し上げますとともに、以下の正誤表をご確認ください。 【正誤表】……

舶用補機の基礎(増補9訂版)

島田伸和・渡邊和英 共著

船舶の搭載機器の構造・原理・取扱いをはじめ、特性や理論的な現象まで、多くの図面を用いてわかりやすく説明。補機の基本となるものから、最新の機器まで幅広く収録。初学者・海技試験受験者の基礎固めに最適な一冊。 【まえがき】 著者の一人重川が先に成山堂書店から「舶用補機の解説」,続いて「舶用補機の基礎」なる二書を出版した。その後海洋汚染防止の強化による油水分離の問題,低質重油使用による油処理の問題,さらにはフロンガスによる成層圏オゾン層破壊に対する冷凍機のあり方等いろいろ新しい問題が浮上してきた。 そこでこれらの事を踏まえつつ前著「……

内航海運概論

畑本郁彦・古莊雅生 共著

国内貨物輸送活動量の4割以上を占める重要な輸送手段「内航海運」。その一方で、船員の高齢化や内航船の老朽化、内航海運業の特殊な業界構造など多くの課題を抱えている。本書は、内航海運業の概要、現状、仕組み、課題と展望、今後の方策まで、実務経験豊富な著者が自身の経験と多くのデータを元に詳しくわかりやすく解説した入門書です。 【はしがき】 一般に「ないこうかいうん」と聞いて思い浮かぶのは、どんな漢字であろうか。「ないこう」とパソコンに入力すれば、上位には「内向」という漢字が出てくるだろう。また、「かいうん」と入力すれば、「開運」がでてく……

竹島をめぐる韓国の海洋政策

野中 健一 著

韓国の海洋当局は竹島周辺海域において、いかなる動きを見せているのか。韓国国会での長官や庁長等の答弁のほか、海洋水産部・国土海洋部・海洋警察庁や外交当局の報告書をもとに、韓国における海洋政策の論点とその狙いを考察する。 【はじめに】 日本政府のホームページをちょっと覗いてみよう。「内閣官房 領土・主権対策企画調整室」のホームページである。そこに記されている「政府の取組について」というか所をクリックしてみたい。領土および主権に関連する諸課題に対し、各省庁がどのような取組を行っているのか、確認できるようになっている。さて、ここで注目……

運輸部門の気候変動対策ーゼロエミッション化に向けて

室町 泰徳 編著

温室効果ガスco2の20%近くを自動車・鉄道・船舶・航空機などの運輸部門が排出している。本書では、その85%強を排出する自動車の気候変動対策について、フランスやノルウェーのEV普及促進政策のレヴュー、日本のハイブリッド車・EVの普及や将来性とco2削減の現状など検証するとともに、公共交通や居住地環境、ライフスタイルの変化と自動車利用との関係などを分析する。 【はじめに】 日本は2015年に国連に提出した国が決定する貢献の中で、2050年までに温室効果ガス排出量を80%以上削減することを明示している。日本が2016年にパリ協定を……
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