成山堂書店の書籍紹介
LNG船運航のABC(2訂版)
日本郵船LNG船運航研究会 著
世界的な需要の高まりからLNG船は今後も大量に運航されるでしょう。本書では,LNG船の入出港,荷役,航海,エンジニアリングを通してそのしくみと実際の業務を紹介します。
今回は,LNG燃料船に関し全面改訂し,LNG燃料船の現状や今後の動向などについて,より広く解説しました。現状や,普及と課題についても触れました。運航実務者,海運会社の業務内容を理解したい人は必携です。
【2訂版まえがき】
本書は2015年に第1回改訂を実施したが,それから5年が過ぎた現在,環境問題や船舶燃料の多様化などを背景に,LNG船の需要は相変わらず高くな……
防衛大学校 2020年版 【2015〜2019年実施問題収録】自衛官採用試験問題解答集2
地球温暖化と日本の農業-気温上昇によって私たちの食べ物が変わる!? 気象ブックス046
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 編著
地球温暖化の影響により、日本の農業にどのような影響があるのか? 全国の農業の現場から得られた実験を元に、その研究や技術がどのように利用されているかを紹介した内容。
【はじめに】
「猛暑の夏」、「ゲリラ豪雨」、「大型台風」と、地球温暖化に起因するとされる現象が異常ではなくなりつつあります。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書によると、地球温暖化には疑う余地はなく、その要因は経済成長や人口増加による人為的な温室効果ガス排出量の増加である可能性が極めて高いとされています。日本においても温暖化は着実に進行しており、……
乳酸菌の疑問50 みんなが知りたいシリーズ14
日本乳酸菌学会 編
近ごろ菌活や腸活がブームである。いずれも微生物の働きを利用して私たちの健康に役立てようとする活動のことであるが、中でも乳酸菌はその代表格といえます。現に、特定保健用食品(トクホ)市場の約半分を乳酸菌発酵乳、すなわちヨーグルトが占めています。もともと乳酸菌には整腸作用があることが認められてきていましたが、近年はアレルギー抑制作用、血圧調節作用、感染防御作用なども報告・承認され、乳酸菌の研究や乳酸菌を利用した商品開発が盛んです。
本書は、乳酸菌とはどのような生き物なのかから、ビフィズス菌との違い、ヨーグルトやチーズの作り方、乳酸菌が多く……
地下水・湧水の疑問50 みんなが知りたいシリーズ13
公益社団法人 日本地下水学会 編
私たちは、古くから地下水・湧水を飲料・農業・工業用水や神事などに利用してきた。世界に目を向けると、現在でも日本の井戸掘削技術が開発途上国等で求められている。また、近年は「水循環」という視点に立った総合的な地下水政策も注目されている。本書は、地下水・湧水の成り立ちから民俗・利用・環境問題・法令に至る50の疑問と10のトピックスを地下水の研究者たちがわかりやすく解説しています。
中身を見てみる
【はしがき】
水は,私たち人類の生存にとって不可欠なものであり,また,私たちの周りを取り巻く環境を構成する重要な要素の一つです。そ……
水産エコラベル ガイドブック
一般社団法人 大日本水産会 編
資源の持続性や生態系に配慮して漁獲・生産された水産物であることの証明である水産エコラベル。
本書は日本発の「MEL」をはじめ国内外で活動している10種類の水産エコラベルを紹介し、その取り組みをさらに推進していこうとするものです。
【巻頭言】
2007年、本会がマリン・エコラベル・ジャパン(MEL)を立ち上げてから13年が経過しました。2016年12月からは、これを一般社団法人として本会から独立させ、垣添さんを会長とするマリン・エコラベル・ジャパン協議会におまかせして、もう4年となりました。
設立当初から10年の間は、本会の……
大きな図で見るやさしい実用ロープ・ワーク(改訂版)
山﨑敏男 画・文
海に関する専門学校(海上技術学校・海上技術短期大学校)で長らく教鞭をとってきた著者が、海や船に関するロープ・ワークを中心に、日常生活から園芸・アウトドア・レジャーまで多方面で重宝されている色々なロープ・ワークについて、カラーで見やすく大きな図を用いて、簡潔明瞭な解説をつけてまとめた。名著「図解実用ロープワーク」を引き継ぐ良書。
改訂版では約60種類のロープワークを、これまでよりも見やすく、わかりやすく説明しています。平面ではなく立体的に表現することで、迷わず結ぶことができます。
【まえがき】
思い起こすと、すでに四十年以上前……
雷
小林文明 著
積乱雲研究の第一人者である著者が解説する極端気象シリーズの第4弾!
古来より神様の仕業と考えられてきた雷は、積乱雲がもたらす身近な気象現象のひとつです。夏と冬で異なる日本の雷は世界的にみても珍しいといえます。本書は、落雷現象について、雷とは何か基礎知識を述べるとともに日本の最近の落雷事故事例から身の守り方を考察していきます。また、雷の発生源である雷雲はどのような条件で発生するのでしょうか。著者の最近の研究を交えながら雷雲の内部構造を解説していきます。さらに、近年の雷観測システム、最新の雷像を紹介します。
【はじめに】
東……
水族育成学入門
間野伸宏・鈴木伸洋 共編著
水生生物の育成(養殖・増殖・希少種保全)の魅力や課題全般を学ぶことができる入門書。魚貝類の繁殖や発生・清澄を学べる基礎編を設けた他、水族生態・海洋環境・生物保全・食品・経済分野のコラムも充実。水族を学ぼうとする初学者から指導者必携の教本。
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【はじめに】
2000 年代に入り,多くの大学・学部・学科の名称から水産の名が消え,海洋や水圏という言葉に置き換わった。何を学ぶ場か分り難い組織名になった,というお叱りを受けることもあるが,海洋という名がついて以降,少なくとも編者が勤める学科には,より多様な分野に興味を有す……
概説 海事法規(2訂版)
神戸大学海事科学研究科海事法規研究会 編著
海事法規解説の定番書。
海事の理解と運用に必須の16法令を6名の専門家が丁寧に解説。商法の改正など最新の法令改正に対応。初学者から海技士・海事代理士の勉強にも役立つ海事法規の入門書。
【2訂版のはしがき】
2010(平成22)年に『概説海事法規』の初版が刊行される年前の2007(平成19)年は,日本籍船の外航船舶数が92隻という最少隻数を記録した。しかし,日本人船員の確保・育成と日本の外航海運が対等な国際競争力(イコール・フッティング)を維持するための施策として,2008(平成20)年度に導入された課税の特例であるトン数標……