海事の書籍紹介
船舶運用学のABC
和田 忠 著
2・3級海技士(航海)受験者のために、船舶運用学全般に関する知識について、最近の出題傾向に沿って整理・解説。教科書として最適。
【はじめに】より
本書は2・3級海技士(航海)の受験者を念頭におき、船舶運用学に関する知識について、過去に出題された問題をもとに要約・整理したものである。
船舶乗組員(船長・航海士)として知っておかなければならない船舶運用学の基礎を、図面による説明とあわせて極力箇条書きに要約し、体系的に修得できるように心掛けた。索引は、日本語化されている英語の専門用語も多くとり入れて最近の出題傾向に沿うように配……
制御装置の基礎【三訂版】
平野 武 著
制御装置の基本である用語、語句、制御系の各動作を具体例をもって解説。1〜6級(機関)受験者、船舶機関士向け。
【まえがき】より
平成5年(1993)の改訂重版の出版からすでに10年以上経過しました。
この10年間、海技教育ならびに海技士試験も時代に即した対応が随所に見られます。
海技士の実務、海技試験においてもコンピュータを採用した多くの制御装置がみられ、乗組員の生活環境、機器の運転と保守管理に以前に比して格段の進展がみられます。
また、多種規格がISO準拠に整備され、JISの内容に改正や充足される部分も多くあり、現場で……
英和 海事大辞典
逆井保冶 編
収録語数約23,000語。帆船時代からの海事全般を網羅し、1000余枚の説明図を付した本格的大辞典。特に帆船用語の充実ぶりは類書を圧倒する。
【まえがき】より
海事用語と簡単に言ってもその範囲は広く、航海・運用・機関・電気・電子・自動制御・造船・海象・気象・法規・保険・運輸・荷役等をはじめとして、他の多くの学問の分野に関連しています。それに加えて古語もあり新語も次々に生まれてまいります。したがって海事用語を統合するには、それぞれの専門分野の多数の学者の協力をまたねばなりませんが、船舶運航者の日常の職務に、船員教育に携わる方々の記憶の……
曳船とその使用法 【2訂版】
山縣侠一 著
大型船の港内操船から、外洋での曳船作業にも触れた新しい解説書。大型船船長や船渠長を対象とし、曳船の種類、性能、配置法等を説明。
【はしがき】より
船舶が急速に巨大化され、海上の船舶交通量が日増しに多くなってきている今日、一定の面積しか確保できない港湾では、相対的に操船水域はますます窮屈になってきている。こういう状態の中で大型船を安全に操船するためには、どうしても曳船の助けを借りる必要があり、操船者は、今まで以上に曳船を自らの手足のように使用する必要に迫られている。この傾向は、将来も変わることはないであろう。したがって、これか……
ロボット工学概論 【改訂版】
中川栄一・伊藤雅則 共著
ロボット工学の基礎となる技術を具体的な事例を用いてわかりやすく解説。構成図や写真なども多数掲載。最新ロボット技術を取入れた。
【まえがき】より
ロボットは、20世紀を迎え、動力源やセンサー、コンピュータ、ソフトウェア、材料など周辺技術の画期的な進歩を背景として、人間に代わって仕事をする機械を持ちたいという人類の有史以来の夢を実現すべく、研究開発が行われてきた。それは、可能なレベルから実用化を図るという方式を採り、まず、人間の肩関節から先の構造を模擬したマニピュレータが実用化され、製造業における生産の合理化を実現した。そのため、マニ……
船舶の軸系とプロペラ
石原里次 著
推進軸系とプロペラの保守・管理の実際を豊富な図面をもとに実務者、海技試験受験者向に解説。新しい推進技術も紹介する。
【まえがき】より
長年、練習船の機関士として、また、海難審判庁の審判官、理事官としての職務についてまいりました。この間に多くの先輩から貴重な指導を受け、また、実務にあたり、必要に応じていろいろな資料、参考書を集めてきました。今回、退職したのに伴い、これらの資料をこのまま散逸するのも惜しいとの思いから系統的に整理し、軸系装置についてまとめてみました。
モーターボートから大型船までの装置を対象にし、現在では実用……
船舶知識のABC(11訂版)
池田宗雄・髙嶋恭子 共著
船の種類、用語、構造など、船舶における基礎知識を網羅した解説書。船体の構造や、主記・補機、艤装等について、図や写真を使ってわかりやすく紹介。
船のことを知りたい人、これから船舶関係の仕事に就く方、船舶の勉強を始める方にオススメの一冊。本書を読めば、船の基本的なことがわかります。
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【初版はしがき】
最近の目覚しい技術革新や輸送革新により船舶の種類、構造、設備などが大きく変わりました。RORO(ロロ)船、PCC(ピーシーシー)、LNG(エルエヌジー)船、LASH(ラッシュ)船などの聞きなれない種類の船が多数登場……
和英英和 船舶用語辞典
東京商船大学船舶用語辞典編集委員会 編
船舶の建造、あるいは運航に携わる人と学ぶ人のため、造船、造機、航海、機関、自動化などの各分野から、約8,500語を精選収録し解説。
【まえがき】より
船舶は造船、造機、電気など種々の専門技術の結集である。しかも船舶の建造に当たっては船舶安全法に定められた法律、規則の適用を受けるばかりでなく、船級協会規則による検査にも合格しなければならない。また、船は変化の激しい海象、気象のもとに航海し、沿岸航行、港の出入港などのためには諸施設があり、航法があるなど建造された船舶が航海して、旅客、各種貨物の運送等の任務を遂行するために関連する……
操船通論 【8訂版】
本田啓之輔 著
安全運航に関わる操船性能の基本的知識、錯泊の安全確保、大型船のタグ支援操船を詳細に説明。船長、航海士、水先人、学生必携の書。
【はじめに】より
操船者は船の操縦性能を超えて操縦することはできないし、船の動きの予測を誤ると、ときには大きな海難事故を起こす。このため船の操縦には技量の巧拙が問われるわけで、多くの専門的基礎知識とそれをうまく活用する豊富な海上経験がなければ、判断に的確さを欠き、安全第一の中にも操船の妙味を発揮することはできない。
本書は、操船を操船情報の収集ー思考ー判断ー指示の課程をふむ総合した意思決定……
最新 燃料油と潤滑油の実務 【3訂版】
冨田正久・磯山醇二・佐藤宗雄 共著
燃料油と潤滑油について、石油の成因から製品に至るまでと、その応用技術について最近のデータを採り入れ、体系的にわかりやすく説明。
【まえがき】より
本書の前身である「実用燃料油と潤滑油」が初めて上梓されたのは昭和41年のことで、以来二十数年の経過の間に、世情の激しい変化の中で、幾度かの改訂を行ってきた。さらに、昭和58年には、内容を全面的に見直すと同時に、書名も「燃料油と潤滑油の実務」と改めた。こうしたことにより、多くの読者のご要請に応え得る対応と改革を積み重ねてこられたと確信している。
昭和48年の第一次石油ショック、昭……



