海事の書籍紹介

現代海上保険

Barrie G.Jervis著 大谷孝一・中出 哲 監訳

貿易、海運、物流、海洋工事などにおける危険に対処する保険として、企業のグローバルビジネスを支える重要な制度である海上保険について、その歴史や原理をわかりやすく解説するとともに、船舶保険、貨物保険、P&I保険などの内容を詳細に検討し、さらに保険金請求や再保険についても網羅的に解説した格好の海上保険入門書。 【監訳者序文】  本書は、ロイズの正会員、Barrie G. Jervis氏による“Reeds Marine Insurance”(2005年)の全訳(ただし、付録資料の一部を除く)である。原著のタイトルの“Reeds\は、世界の港……

海事仲裁がわかる本

谷本裕範 著

知ってるようで知らなかった海事仲裁のことが全部丸わかり!! 今まで誰も書けなかった! 半世紀を海事仲裁とともに歩んだからこそ書ける!! ★裁判とは違う、当事者同士による話し合いとも異なる。海 事仲裁って一体何なの? ★早い・安い・秘密保持が仲裁の良いところって聞くけど本当のところはどうなの? 他にメリットはあるの? ★海事仲裁が商事仲裁より先に普及したのはなぜなの? ★わが国の海事仲裁の更なる発展のためには、どうしたらいいのだろう? 【著者紹介】 谷本 裕範(たにもと・ひろのり) 兵庫県西宮市出身。昭和32年……

港湾倉庫マネジメント−戦略的思考と黒字化のポイント−

篠原正人 監修・春山利廣 著

あなたの倉庫は黒字ですか? 「きめ細かい運営をすれば、日本人ならではの素晴らしい港湾倉庫サービスが実現する」、「荷主の求める物流を的確に、かつ、適正なコストで提供すれば黒字化が達成できる」と語る篠原氏と春山氏。国際競争の厳しさを肌で知る二人が、このような革新を持つことができたのはなぜか。倉庫運営に悩みをもつあなたに、自信をもって本書をお勧めします。 目次 第1部 港湾倉庫(保税蔵置所)の基本情報  第1章 港湾倉庫(保税蔵置所)の役割   1. 港湾倉庫(保税蔵置所)と輸出入貨物   2. 在来船と港湾倉庫(保税蔵……

貨物海上保険・貨物賠償クレームのQ&A(改訂版)

小路丸正夫 著

 貨物保険・貨物賠償クレームの実務は、貿易・海運・NVOCC・損保・PIの損害調査・海事法務の担当者、および商社・メーカーの保険担当者の重要な仕事のひとつです。しかしながら、法理論・実務とも精通しなければ対応が難しいとされ、実例をふまえたわかりやすい解説書が求められていました。  本書は、クレーム対応実務の肝を網羅的に整理し、単なるマニュアルではなく、実例から理論を構築して応用力が身につくよう解説しています。2009年に大きく改訂された協会貨物約款(ICC)と旧約款の違いと特徴も随所で触れるなど、最新事情にも対応しています。また、クレ……

港湾知識のABC【13訂版】

池田宗雄・恩田登志夫 共著

港湾の形態・分類、船舶との関係、貨物・荷役関連、各種施設、法令、港湾計画・工事等について概説。港湾関係業務に携わる人の入門書。 ◆こんな方にオススメです! 港湾や埠頭に勤めている人、港湾関係の行政に携わっている方。 [toc] 【初版はしがき】 わが国の海岸線の形状は複雑で変化に富み、ずばらしい美しさで、多くの国立公園や国定公園が指定されています。海は岸のすぐ近くまで適当な水深があり、岬や島が風や波を遮る湾や入江が多く、わが国ほど至る所に港の所在する国は世界でも例を見ません。 しかし、自然条件は厳しく、年間多数の……

国際物流のクレーム実務−NVOCCはいかに対処するか―

佐藤達朗 著

クレームへの対応力の差がNVOCCの良否を決める!よくある事柄から共同海損、特殊ケースまでを実務的に解説。関係条約・規則も収録。 【はじめに】より  2007年7月27日にコンテナ船“WAN HAI 307号”とバルクキャリアー“ALPHA ACTION”号の衝突事件が発生した。その後、“WAN HAN 307号”の船主が共同海損を宣言し、共同海損として処理することとなった。  このような大きな共同海損事件は、年に何度となく発生するような種類の事件ではなく、2〜3年に一度発生するようなものである。したがって、日本国内……

海の安全管理学−操船リスクアナリシス・予防安全の科学的技法−

井上欣三 著

これまでの海の世界の安全管理は、自然を相手にした予測の難しい事象が多かったこともあり、現実的には事が起きてから対策を取らざるを得ないことが多くありました。しかし、現在ではさまざまな情報が蓄積され、予測技術や解析手法などが飛躍的に発達し、予防安全の実効性が広く認められるようになってきています。 その一方で、予防安全を絵に描いた餅に終わらせないためには、現場の海技者が安全管理の概念から実践的な手法まで習得し、船舶運行能力とともに高度な安全管理能力を身につける必要があります。 本書は、海事における「安全」「管理」「予防安全」の概念を指針……

海上貨物輸送論

久保雅義 編著 斎藤勝彦・水井真治・淺木健司・笹 健児 共著

輸送中の貨物損傷をいかに抑えるかは、物流が発生してから今日に至るまで続く古くて新しい課題でです。 これまで、さまざまな知識の集積や施設・設備の充実などによって基本的には改善されている方向にあり、「名人芸」を必要とする場面も少なくなっています。 その一方で、国際物流が活発化し、様々なレベルの船員・荷役関係者が混在する昨今、海上貨物輸送に関する基礎教育の重要性が改めて見直されつつあります。 本書は、海上輸送の歴史的役割から、荷役設備、損傷実態、コンテナの概要、動揺、船体強度などの基礎知識について図表を多く用いてわかりやすく解説したも……

新訂 船舶安全学概論(改訂版)

船舶安全学研究会 著

なぜ、人間はエラーをおこすのか?タイタニック号の沈没はどんな教訓を残したのか?海難にあったとき、私たちはどのように対処すればよいのか?工学・社会科学的な視点を交えながら、海上安全の基礎知識をまとめた、船舶運航を学ぶ人のためのテキストブック。 【まえがき】 今から,40年程前に,商船高専における,新教科「船舶安全学」の構想がなされている。そして,各校でこうした教科による授業や実習が行われるようになったが,ここで,航海学,舶用機関学,造船学,防災工学,人間工学等の各所に関連する「船舶安全学」の全範囲を網羅し,かつ学生の授業や自学自……

海上リスクマネジメント(2訂版)

藤沢 順・小林卓視・横山健一 共著

ひとたび海難事故が発生すれば直接・間接の損害は計り知れず、いかなるリスクも保険にヘッジしなければ経営は成り立ちません。また、海上のリスクマネジメントは非常に広範囲でありながら、同時に高い専門性も要求されます。本書は、海上保険実務に不可欠なノウハウと関連国際規則を網羅的に解説しています。
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